tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ひなちゃんは! 21

2016-10-14 12:40:17 | ひなちゃん! 〈Rあり〉
《 興味津々!》


『えー!ヒナも お見合いするぅ!』
ルナへ来た縁談話を聞いたヒナは、楽しそうだと思え自分がすると言い出した。

その場で断りヒナが、ブチキレた・・・
大人の世界を夢みたヒナだったからだ。
仕方ないとルナに扮したユナが、ヒナを連れて約束の場所へと繰り出した。

あまりに申し訳なくなり、双子だと説明する・・・本人じゃない事を謝ると それは丁寧に断り相手を見送った。

美味しいご飯を堪能して、満足げのヒナとサクの所へ寄った。
ルナへ連絡をして貰う事にしたからだ・・・返事は了解だけだった事に苦笑いしたサク・・・防いだユナまで笑いながらもルナに呆れサクとの会話を楽しむのだった。



待ち合わせの場所で待つルナ・・・・ゼン達に秘密だと再度言われ、静かに家を出た。
電話をしながらルナは場所を移動させられた。
安全の為と思うので全てに拒否らずに従った彼女だった。

見知る人が会釈し戸口から端へ身を寄せた・・・・静かに入り込んだ人を出迎えるべく立ち上がると、お辞儀をして微笑んだ。

『(笑)覚えていたか・・・・』
『恩人ですから・・・・』
フッと笑うと椅子へ座り、ルナを眺め観察するように見つめた。
『座りなさい・・・』
『ありがとうございます(笑)』
そう言って腰かけると、ルナはその人を見返した。

『どう呼べば宜しいですか?』
ルナは後ろに控えた人に声をかけた。
『こいつらはボスと呼ぶぞ(笑)、お前もそう呼べ・・・』
『はい(笑)、ゼンのお父さんと呼ぶべきか、おじさんと言うべきか・・・社長とか・・・会長とか・・・(笑)色々考えました』
『ん?やつは?』

『おじさんと(笑)。彼も似た感じで呼ぶので・・・
他人なのに申し訳なかったですが・・・・』
聞かれて苦笑いしか出ないので、ボスへと目を向けて口を閉ざした。

『すみません、お喋り過ぎました。お話をどうぞ・・・・』
それだけを言って・・・・・

『お前はワシを怖いと思わないのか?』
『 ・・・・不思議と』
ないと答えたルナだった・・・
『無事で良かったな・・・・』
『はい・・・皆を死なせずに済んで良かったです・・・・』
『ルナ・・・お前がだ・・・』

『あ・・・(笑)ありがとうございます。
ボス・・・私に言い難い事なんですか?遠回り過ぎてませんか?』
『歳が増える度に(笑)遠慮という言葉が似合ってくる・・・』

笑みを浮かべていたルナは、静かに深呼吸するように口を閉した。
そして改めてボスを眺め話を始めた。

『(笑)彼を・・・どうしたいのですか?』
『んー(笑)考え中だ・・・どうしたもんかとな・・・・』
『私が邪魔をしていますか?』
『(笑)とっくだろ・・・』

『でしたね・・・・そばに居させて頂いたから・・・今(笑)私は生きれてます。
彼を守れて(笑)幸せと笑える中で暮らせています』

『それでいいと思うか?』
『彼が望むなら(笑)』
『身代わりで死ねるのか?』
そう来たかと、想像していた言葉が直球できた事で暫く考えてから彼女が答えた。

『(笑)私が先に死ぬ事はありません・・・ゼンの生きてきた道が塞がるので・・・・尚更です。
(笑)仲間と・・・・彼は頑張ってきました・・・誰かを守り、何かを守り一緒に歩んでます・・・・
誰かの身代わりは・・・一人もいません・・・誰かの為に死ぬのではなく、生きる為に戦うので(笑)』

『そう生きてきたのか?』
『はい(笑)約束しましたよ?
ゼンを守ると・・・・彼も私を守ってくれています・・・』
昔、話をしたと・・・・覚えているかを確認するようにボスを眺めるルナだった。

苦笑いするボス・・・ルナをずっと眺めていたのだ。
『(笑)ある・・・・組織の娘と繋げたかった。繋がりを持てば組織はより大きくなる・・・多少はゼンも守られる』
『ゼンへ・・・彼の自由はないと?』
『息子だしな(笑)』
『切り離して一般の会社へ仕上げましたよ? その苦労を壊しますか?』

『ゼンの自由とは、お前か?』
『いいえ(笑)、彼の声が皆に聞こえる場所・・・・自分で呼吸が出来る場所・・・』
それがある事が彼の自由だと伝えたかったのだ。

『互いが生きる全てに存在する・・・
(笑)そう言ってたな・・・』
『頑張って剥がしたつもりでした・・・・』
『あぁ(笑)だから繋げようと頑張っとる・・・』

『 ・・・違います、父親を剥がした事は ありません・・・(笑)組織という檻から彼を剥がしただけです・・・
親子は・・・どう頑張っても切り離せませんよ?』
ルナの哀しげな声音に、思わず苦笑いをした。


『どういうつもりだ?』
怒りを声音に移しゼンは父親を睨んだ・・・
『違う・・・・前に言えなかった気持ちを言っただけよ・・・』
『じゃなんで泣く?』
『な、泣いてない・・・』

『ルナ・・・・』
『ボスから貴方を剥がしたから・・・寂しい思いをさせてると申し訳なくなって・・・・』
『なら・・・それはルナの家族に、俺は謝らなきゃならないのか?』

『必要ない・・・・』
『同じだろ・・・生きる先をくれない親から俺たちは逃げたんだ。
生きる為に・・・俺の作った家族の為に・・・・・ルナ!本当の事を言え・・・』
『会いたいと言われて来ただけよ。私は確認する為に会いに来たわ・・・』

『なんで申し訳なくなる?』
『子供を愛する親と思えてたから・・・』
『苦しませてたのにか?』
『間違ってる事に気づけてないからよ・・・・まだ理解して貰えてなかったから・・・』

『ルナの確認は?』
『私たちの見合いが・・・・潰しても拒否しても舞い込んできてた。
だから話が始まる場所で断れば止まると思って・・・それは本当にボスからか、聞こうか迷ってたわ』

『ボスがルナに?』
『ランやノン・・・サトミにも来たわ・・・どんな断りかたでも、普通なら来ない条件の人達が選ばれたように来てた・・・』
『会った?』

『会うわよ・・・間に入る人達を無下にしたら家族が困る相手なんだもの』
『根回しされて?』
『3つほど・・・・辿り着いちゃったけど・・・』
手を出したのは自分の父親だった事に項垂れた・・・・

『おっちゃん? 事実か?』
彼は黙りうつ向く・・・・答えを拒否したように・・・

『ワシだ・・・全部の女が嫁げば・・・ゼンを連れて奴らも戻ると思った。
全てに人を入れ、断り難くもした・・・繋ぎは大事だと知らせる為にな』
『覚えてないのか?俺は曲げた事もないぞ?』
『 ・・・・』

『ルナと仲間は譲らねぇと言ったぞ・・・おっちゃんにも言って知らせたぞ?マジで覚えてないのか?
ガキの戯言じゃねぇとも言った・・・だから先を片づけるともな・・・』
『ボン・・・・』

『おっちゃん・・・・今日で卒業だ!』
『ゼン?』
どんな意味だと彼女は聞きたかった。
『今は黙れ・・・』
ルナに言って、彼は二人を眺めた・・・
何も言わない事に余計に腹が立ち、彼女の腕を掴むとその場を後にしたのだった。


『ごめん・・・・ごめんってば・・・』
ルナの声音にヤバいというクールダウンは素早かった。
話を止めてルナに怒りをぶつけた事に、すまなさで彼女の顔が見れなかったのだ。

『ゼン・・・ごめん、内緒で会ってごめんね・・・』
『なんで泣きたくなった?』
『 ・・・・・理解しようと努力してくれてなかったから。
海外へ出してくれたのは、ゼンを少しでも先へ生かす為と思ってた。
だから感謝もした・・・ゼンを思う気持ちは大きかったと思えたから・・・

だけどゼンの大事な家族を利用してた・・・一番のゼンが居るなら回りは構うなって気がした・・・頑張ってるのに・・・・』

『また俺の為に動いたのか・・・』
『私の為でもあったけど?
ほら(笑)お見合いを消す事に頑張ったし。
それより何で知ってた?内緒って言ってきたのに・・・』

『一人だからサトミに居場所を探らせてたろ(笑)トウヤが気づいて調べてたんだ・・・』
『ゼンの手の中で転がってるのね(笑)私たちは・・・』
嫌なのかと笑い、彼女を抱き込みながら歩くゼン・・・時々彼女の顔を覗き込み、笑み見つめるゼンもいた。

互いに呟き笑み合う姿を眺める二人がいた。
『あんな風に笑うんだな・・・』
ボスの呟きに笑み答える・・・

『向こうでは、もっと笑ってお出ででした・・・・学友も集まり笑い声も多かったと聞きます。
それに、時々・・・帰国して会社内のチェックをしていたようです。
同じ時期に・・・友人を他国へ留学させてもいましたよ・・・』

『その中でゼンはより強くなり、笑い声も出せるほどに暮らしていたのか・・・・・』
『代わらず真っ直ぐですよ・・・
本当に必要な存在だと感じます・・・ボンの大事な中のように思えます。

彼女が拐われた時・・・居なくなれば生きてはいけないと思うほどに焦り、仲間に励まされ動いていたのです』

『守ると誓い(笑)今日まで助けていたか・・・・』
『ですね、見合いの事・・・彼女は、はっきりと口にしませんでしたね・・・・』

『全部、断りやがった・・・ワシの言動で探りながら話もしてたしな・・・』
『諦めたらいかがです?』
『 ・・・・全てはゼンの為にか・・・惜しいな・・・』

『(笑)継がずとも、ボスの娘とも言えます・・・
子供の頃に繋がり(笑)より強固になってましたね・・・』
『 (笑)・・・・・仕方ない・・・予定通り回せ』
『はい(笑)』

ボスの代で、のしあがり揺るがないほどの組織になった。
それに継ぐ見込まれた男たちを、ゼンが仕上がるまでと思い任せてきた。

もしもを考えて、ゼンへ手が回らないようにもしてきた・・・
裏切りはゼン達がいち早く気づき、彼らだけで潰し信用のおける男たちへと簡単に引き渡してしまっていた。

それだけにゼンへの信頼もあり、無闇に表沙汰にせず すんでいた。
ゼンへ手が少しでも伸びると、ゼンの仲間が切り離し公の場で互いの居場所は違うと知らしめた。

その場のトップさえ、混ざりを見せる事なく今日まで来ていたのだ。

ボスの持ち場をばらし、それぞれに動く・・・・より纏めるモノを仕上げ、ボスと秘書と数人の部下が目を光らせていた。

表立って出ないボス・・・・少しずつ組織のトップ交代は馴染んできた。
ボスとの繋がりを切り離す時がきたのだ・・・・・

いつまでも二人を眺めるボスの笑みに苦笑いをする男は、静かに離れ誰かに指示をだしてボスを待った。




『もう無理・・・・(笑)いらない・・・・』
笑いながら残るグラスを空にするルナが呟いた。

お仕置きだといい、彼女達を集め酒を飲ませ楽しむ彼らがいた。
それぞれに適量を知る為と、勝手に言い訳しながらグラスに注ぐカズサもいた。

いつしか その役はソウ達になり、笑い彼らに絡みながら飲んでいる姿に呆れ少し離れて飲んでいたのだ。

色んな話が出たり、昔の話を切り出して彼女達は楽しげに飲んでいた。
思いの外飲めると、ルナとランが初めて会った頃の話を始めた。

一番最初にノンは眠りについた・・・・次にサトミが楽しげに撃沈した。
途中から強い酒に代わったが、気づきもせずに旨いとランと会話するルナ・・・
マイペースだからか、酒の量を気にするのはソウ達だった。

水に替えたと笑うルナ・・・・それをソウに飲ませ彼のグラスに酒を注ぎ飲み込んだ。

彼らが限界にきた・・・・あまり飲まないように聞き耳を立てていたので、つまらなくなったのだ。

ようやく飲む事を諦めたランが、ゆっくりと床へ倒れこんだ。
『(笑)なんでぇ・・・一緒に寝るって言ったじゃん・・・』
『ルナは酒豪だったな(笑)』

思わず呟くカズサが笑い、皆で眺めていると・・・・急に押し黙るルナだった。

何だとジッと見ていると・・・
『おやすみぃ(笑)』
両手をあげて後ろへ倒れていった事に驚いた・・・・

慌てたソウが手を伸ばす・・・かろうじて頭は強打しなかったが激しく床へ落ちた手に、痛いと笑いながら呟くルナがいた。
謝るソウが そっと頭を床へおき・・・・トオルは彼女達へタオルをかけていった。

笑いを耐えるゼン達・・・・部下達の役目は終わり片付けを始めたのだった。

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