◇幻想詩人YO=YO◇    □Visionary Poet Yo=Yo□

【死刑囚】エリク君が覚醒するような詩・死刑への依存と甘え なお著作権は放棄しておりません、無断転載はお断りいたします

 ◇ 子供の頃 その21◇

2016-10-20 00:38:46 | 小説
 第三章

時間は残酷だ、黒い電気冷蔵庫に恋をして、自分が同性愛者だったと確信した

小学生の私はもういない。

私はあと数ヶ月で死ぬのだ。

その時を迎えようとして、この世に残せたことがあるといえば、

それは、私の書いた小説や詩であり、私の思想だ。

ヨーロッパやアメリカ、オセアニア、アジアのさまざまな国を遊びまわって、

足跡を残してきた。

想い出の数々。

もう、身よりもなくなり、家族もなくなり、孤独の身となったが、

孤独になることによって、孤独を感じなくもなった。

私は幸せだった。

私は自分が幸せだったと確信している。

そして、私が電気冷蔵庫を愛したことも、すべてが

幸せだった。

私は天才だ。この世のすべての愛と知恵と平和と平等の

家の家長になって、後の世でも褒め称えられ続けるであろう。

すべての、命と、恒星と、惑星と、風と、唄と共に生き続けるであろう。

すべては、私の家族だからだ。
ジャンル:
小説
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
«  ◇ 子供の頃 その20◇ | トップ |   
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL