小学校1年の時の運動会の徒競走が、私が1位になれる
最初で最後のチャンスだった。
というのも、私は母の運転する自転車の荷台に乗っている時に、
荷台から落ちて、足を悪くしたからだ。
母は私に謝りもしなかった。
「あんたが、ちゃんとつかまってないから悪いのよ」
と口にこそ出さなかったが、私は母の目を見て、母の心の
声が聞こえてきた。
私はその時から、人の心の声が聞こえてきた。
私が霊能者になった瞬間だ。
人の心の声が聞こえるのは、私を強くもしたし、同時に
弱くもした。
私は心を許す人が一人もできなくなった。
最初で最後のチャンスだった。
というのも、私は母の運転する自転車の荷台に乗っている時に、
荷台から落ちて、足を悪くしたからだ。
母は私に謝りもしなかった。
「あんたが、ちゃんとつかまってないから悪いのよ」
と口にこそ出さなかったが、私は母の目を見て、母の心の
声が聞こえてきた。
私はその時から、人の心の声が聞こえてきた。
私が霊能者になった瞬間だ。
人の心の声が聞こえるのは、私を強くもしたし、同時に
弱くもした。
私は心を許す人が一人もできなくなった。