ひこいちの史跡探訪

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『古事記が描く説話の憧憬』全61回(楽しい古事記) 7・「国産みのしくみ」 日本の国土創世譚を伝える神話である。

2016-10-20 04:19:48 | 歴史の時々変遷
『古事記が描く説話の憧憬』全61回(楽しい古事記)
7・「国産みのしくみ」
日本の国土創世譚を伝える神話である。イザナギとイザナミの二柱の神は天の橋にたち矛で混沌をかき混ぜ島をつくる。そして、『古事記』などではその後2神で島を産んだのである。なお、国生みの話の後には神産み(かみうみ)が続く。以下、この記事では『日本神話』での大八島(おおやしま)の形成の過程を記す。
『古事記』によれば、大八島は次のように生まれた。
伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の二柱の神は、別天津神(ことあまつがみ)たちに漂っていた大地を完成させるよう命じられる。別天津神たちは天沼矛(あめのぬぼこ)を二神に与えた。伊邪那岐・伊邪那美は天浮橋(あめのうきはし)に立ち、天沼矛で渾沌とした大地をかき混ぜる。このとき、矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)となった。
二神は淤能碁呂島に降り、結婚する。まず淤能碁呂島に「天の御柱(みはしら)」と「八尋殿(やひろどの、広大な殿舎)」を建てた。『古事記』から引用すると、
島産み・ここからこの二神は、大八島を構成する島々を生み出していった。産んだ島を順に記すと下のとおり。
●淡道之穂之狭別島【淡路島】
●伊予之二名島【四国】・胴体が1つで、顔が4つある。顔のそれぞれの名は以下の通り。★愛比売(えひめ):伊予国★飯依比古(いひよりひこ):讃岐国★大宜都比売(おほげつひめ):阿波国(後に食物神としても登場する)★建依別(たけよりわけ):土佐国
●隠伎之三子島【隠岐島】・別名は天之忍許呂別(あめのおしころわけ)
●筑紫島【九州】・胴体が1つで、顔が4つある。顔のそれぞれの名は以下の通り。★白日別(しらひわけ):筑紫国★豊日別(とよひわけ):豊国★建日向日豊久士比泥別(たけひむかひとよじひねわけ):肥国★建日別(たけひわけ):熊曽国
●伊伎島【壱岐島】・別名は天比登都柱(あめひとつばしら)
●津島【対馬】・別名は天之狭手依比売(あめのさでよりひめ)
●佐度島【佐渡島】
●大倭豊秋津島【本州】・名は天御虚空豊秋津根別(あまつみそらとよあきつねわけ)・以上の八島が最初に生成されたため、日本を大八島国(おおやしまのくに)という。二神は続けて6島を産む[5]。★吉備児島(きびのこじま):児島半島★別名は建日方別(たけひかたわけ)★小豆島(あづきじま):小豆島★別名は大野手比売(おほのでひめ)★大島(おほしま):周防大島★別名は大多麻流別(おほたまるわけ)★女島(ひめじま):姫島★別名は天一根(あめひとつね)★知訶島(ちかのしま):五島列島・別名は天之忍男(あめのおしを)★両児島(ふたごのしま):男女群島・別名は天両屋(あめふたや)※歴史をたどれば、時代に生きた、先人の喜怒哀楽の生きざまが見えてくる。
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