Wind Letter

移りゆく季節の花の姿を
私の思いを
言葉でつづりお届けします。
そっとあなたの心に添えてください。

~シリーズ詩でつづる 私の72候~  初候 虹蔵不見  「今日の恋文」

2016-12-24 22:12:41 | ~詩でつづる私の七二候~
~シリーズ詩でつづる 私の72候~ 
初候 虹蔵不見

                 

                        高安ミツ子  





                             


   メジロが山茶花の葉蔭を飛び交い

    皇帝ダリアは風に揺れ

    花弁は澄んだ空に貼り絵のように

   冬空に咲いています


   紅葉した梢に

   赤いほっぺの少女が見えました

   幼い頃の私でしょうか


    人生の悲哀をこえた私に

    少女は微笑んでいます

   それは

   今の私の微笑みでしょうか


    見上げると子供のころと同じ

   奥の奥まで青い冬空

   遠い時間が幻のように思えるほど
                        
   初冬の光は

   日暮れを急がせています


    ふと空のどこからか

   私は呼ばれた思いにかられ

   見やると

   色づいたみかんが

    あなたと歩む これからの野の道を示しています

   あのときの虹が あのときの雨が谺になって

   最期の岬に向かう私達を包んでいます


   読まなかった本のページを繰るように

    あなたの釦をなぞってみると

   共に戦った人生の夕暮れを感じます

    ふと淋しさよりも強く

   愛おしい想いがわきあがり

   何故か恋文を書きたくなるのです

   山茶花が静かに初冬を染めています

   あなたへの恋文を

    私は今日のポストに入れました





    ★★★★★★★ Mitsuko's Room ★★★★★★★

    今年も残り少なくなりました。我が家の庭にも
   目の周りが白色のメジロや体の大きなヒヨドリの
   姿を見られるようになり冬の到来を感じています。
   ヒヨドリは飛び方が早く餌台に餌があるとまわり
   を見まわして、用心はするものの身のこなしは素
   早く餌台に行き柿やリンゴをついばんでいます。
   私は秘かにその様子を窓越しで見ることは至福の
   時間です。特にメジロは椿の花びらに止まり蜜を
   吸うのですが常に用心し、枝々を飛び交う様は可
   愛いものです。
    先日お正月に飾ろうと思っていた千両が赤と黄
   色の実を色鮮やかに付けているのを見つけました。
   あと、2・3日したら枝を切ろうと思っていました。
   ところが今日の朝見ると見事に鳥たちに食べられ
   ていました。幻の千両になっていました。
   がっかりするもこんな木蔭の中にある千両の実を
   良く発見できると思いました。夫が言うには実
   が熟した時に発するものを鳥が感知する能力が
   あるのではないかというのです。
   なくなった千両は、我が家の庭に来る鳥を私が
   眺める見物代とすることにしました。皇帝ダリ
   アも一晩の寒さで全て霜枯れてしまい、紅葉も
   裸木になり冬空に枝だけがくっきりと広がって
   冬の季節を知らせています。
   我が家の庭の草花を眺めていると、いちはやく
   四季を感じます。日々の生活の中で季節ごとに
   咲く花の命に出会うことは小さな幸せに出会え
   ることで、私にとって心の豊かさを感じさせて
   くれます。ふと、この思いはボストン郊外で花
   をめでたターシャの庭に繋がっているように思
   えるのです。
   1年の季節を72候に分けた暦があります。
   それにちなんで~私の72候~と題し来年も詩を
   書いてゆこうと思っています。
   良い御年をお迎えください。
           【2016.12.24】
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