不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

エアポート'75 (1974) AIRPORT 1975 107分

2013-08-09 21:29:13 | なつかシネマ
エアポート'75 [DVD]
クリエーター情報なし
ジェネオン・ユニバーサル



 満員の乗客を乗せたコロンビア航空409便ボーイング747は、ワシントンD.C.のダレス国際空港を離陸した。乗員は、機長のスティシー、主任客室乗務員のナンシー他が乗務、乗客は映画女優のスワンソン、腎臓移植手術を控えているジャニス、親子でワシントン見物に来ていたコロンビア航空副社長夫人のヘレン、シスター・ルースらが搭乗していた。
409便はロサンゼルスへ向かう予定だったが、濃霧のためソルトレイクシティへ向け着陸の態勢に入った。その時に心臓発作で操縦士を失った自家用ラフト機が409便の機首に衝突し、操縦室の一部が大破。ユリアス副操縦士は機外へ放り出され、航空機関士のジュリオは即死、スティシー機長は重傷を負った。操縦士たちを失った409便は、ナンシーの手に委ねられた。事態を知った副社長のパトローニは、ナンシーの恋人で元747機の教官だったマードックと共に、120人の乗客乗員を救うべく作戦を立てる。



WOWOW ★★★☆


 カレン・ブラック追悼ってことで、WOWOWで少し前に「エアポートシリーズ」を放送した時に録画しておいた分を観ました。この映画は公開当時、二番館ではありましたが、当時できたばかりの、今は無き三番街シネマ2で観たんです。できたばかりの三番街シネマは1で封切り洋画・邦画、2で二本立ての二番館、3で封切り洋画・邦画というパターンでした。

 さて、この映画はいわゆるパニック映画の範疇に入るものだと思います。1970年代前半は、「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」などに代表される「グランドホテル形式」のパニック映画が流行っていました。以前、グランドホテル形式についてはこのブログでも書いていますが、簡単にいえば・・・

 限られた時間と場所でそれぞれ異なる人生ドラマが並行して描かれる群像劇

 ってことなんです。伝説の大女優グレタ・ガルボが主演した「グランドホテル」という映画が、まさにこの「限られた時間と場所でそれぞれ異なる人生ドラマが並行して描かれる群像劇」ってことなので、それ以降のものは「グランドホテル形式」と言われています。三谷幸喜監督の「有頂天ホテル」などは、まさにこの「グランドホテル形式」で作られ、劇中でも「グランドホテル」にオマージュを捧げている場面がありました。

 さて、この「エアポート'75」も飛行機の中でそれぞれの人生がみえるわけですね。また、キャストも豪華で、本人役で出ているグロリア・スワンソン、「エクソシスト」のリンダ・ブレア、当時の人気POP歌手ヘレン・レディが乗客で、チャールトン・ヘストンとカレン・ブラックが恋人同士、前作「大空港」でも活躍し、同じ役柄で出演のジョージ・ケネディなどなどです。

 今見ると、やはりその特撮はちゃっちいですが、だからこそCGとは違う迫力があると思います。でもまぁ・・・やっぱあれだけの事故だったら墜落するだろうなぁ。

 カレン・ブラックはこの映画ではやはり必死のパッチのCAってことで、色っぽいシーンはありません。だからこそ中学2年生のぼくちゃんは憧れたんだと思います(笑)

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やぶにらみ・ガチャ目・ひん... | トップ | ワールド・ウォー Z (2013)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

なつかシネマ」カテゴリの最新記事