
太平洋戦争末期、硫黄島に上陸したアメリカ軍は日本軍の予想以上の抵抗に苦しめられ、戦闘は長引き、いたずらに死傷者を増やす事態に陥っていた。そんな中、擂鉢山の頂上に星条旗が高らかに翻る。この瞬間を捉えた1枚の写真が銃後のアメリカ国民を熱狂させた。星条旗を掲げる6名の兵士、マイク、フランクリン、ハンク、レイニー、アイラ、ドクは一躍アメリカの英雄となるのだった。しかし、その後祖国に帰還したのはドク、アイラ、レイニーの3人だけだった。
映画館 ★★★★
この写真・・・私は子どもの頃から色々な戦争モノの本で見てきましたし、この写真の裏に隠された真実・・・そう、この映画で描かれた「銃後のアメリカ」を勇気付けたって話も知っていましたが、やはり文章で読むのと、こうして映像で見るのとでは印象が全然違いました。
「銃後」って言葉は近所のお年寄りとのこんな話を思い出します。
「で、おっちゃんは戦争へ行ったん?」
「いや、外地には出てないから戦争へ行ってへんねん」
「でも、兵隊として徴兵されたんやろ?」
どうやら「現役」の人たちは内地で従軍することは「戦争へ行った」とは言わないみたいです。当たり前っていえば当たり前かもしれませんが、やはり外地で祖国日本のために戦ってきた人のことを思うと、戦争へ行ったとはいえないのかもしれません。私にすれば、徴兵され軍隊に入れば戦争へ行ったって認識なんですが。
こうして、戦地には出向かなく、味方の銃の後ろに控える・・・すなわち「祖国」のことを銃後といいます。もちろん一般国民もすべて「銃後」なわけですね。
映画の感想から完全に横道にそれてます(爆)
「プライベート・ライアン」を思い出させる硫黄島上陸からの戦闘シーンはすごい迫力でしたが、あの映画ほど「ムチャ」はしていません(笑)
で、おかしなもので、日本人である私たちはやっぱこの映画の場合、アメリカ側の眼で見てしまうのよね(笑)日本語で色々な悲鳴が聞こえてきて、初めて「ああ・・・これは日本とアメリカが戦っているんだなぁ」なんて再確認させられるんですが、まあそれは12月9日公開の「硫黄島からの手紙」まで涙はとっておかないとね(笑)
日本でも・・・たとえば時代は違いますが「爆弾(肉弾)三勇士」とか「木口二等兵はラッパを死ぬまで放しませんでした」とか・・・「銃後」の精神的高揚を促すような「美談」はありました。彼らはもちろん犠牲になったわけですが、この映画では生き残った3人の苦悩がとてもよくわかります。
日本の戦争映画・・・たとえばつい先日の「出口のない海」でもそうでしたが、軍人にとっては生きて帰ることはとても「恥」だったのかもしれません。勝ったアメリカですらこうだったわけです。
硫黄島での激しい戦闘シーンと、帰国して「ヒーロー」として全国を国債を買ってもらうための「人寄せパンダ」として行脚するシーン、そしてそれを今現在回顧するシーン・・・3つのシーンに分かれていますが、実はすごく物静かで、優しい映画のような印象を受けます。
「ミリオンダラーベイビー」の時にも感じたんですが・・・
この映画もイーストウッドは音楽を担当しています。
ひょっとしたら彼は音楽の才能が一番優れているんじゃないかな?
それほど胸に染み入る音楽でした。
映画館 ★★★★
この写真・・・私は子どもの頃から色々な戦争モノの本で見てきましたし、この写真の裏に隠された真実・・・そう、この映画で描かれた「銃後のアメリカ」を勇気付けたって話も知っていましたが、やはり文章で読むのと、こうして映像で見るのとでは印象が全然違いました。
「銃後」って言葉は近所のお年寄りとのこんな話を思い出します。
「で、おっちゃんは戦争へ行ったん?」
「いや、外地には出てないから戦争へ行ってへんねん」
「でも、兵隊として徴兵されたんやろ?」
どうやら「現役」の人たちは内地で従軍することは「戦争へ行った」とは言わないみたいです。当たり前っていえば当たり前かもしれませんが、やはり外地で祖国日本のために戦ってきた人のことを思うと、戦争へ行ったとはいえないのかもしれません。私にすれば、徴兵され軍隊に入れば戦争へ行ったって認識なんですが。
こうして、戦地には出向かなく、味方の銃の後ろに控える・・・すなわち「祖国」のことを銃後といいます。もちろん一般国民もすべて「銃後」なわけですね。
映画の感想から完全に横道にそれてます(爆)
「プライベート・ライアン」を思い出させる硫黄島上陸からの戦闘シーンはすごい迫力でしたが、あの映画ほど「ムチャ」はしていません(笑)
で、おかしなもので、日本人である私たちはやっぱこの映画の場合、アメリカ側の眼で見てしまうのよね(笑)日本語で色々な悲鳴が聞こえてきて、初めて「ああ・・・これは日本とアメリカが戦っているんだなぁ」なんて再確認させられるんですが、まあそれは12月9日公開の「硫黄島からの手紙」まで涙はとっておかないとね(笑)
日本でも・・・たとえば時代は違いますが「爆弾(肉弾)三勇士」とか「木口二等兵はラッパを死ぬまで放しませんでした」とか・・・「銃後」の精神的高揚を促すような「美談」はありました。彼らはもちろん犠牲になったわけですが、この映画では生き残った3人の苦悩がとてもよくわかります。
日本の戦争映画・・・たとえばつい先日の「出口のない海」でもそうでしたが、軍人にとっては生きて帰ることはとても「恥」だったのかもしれません。勝ったアメリカですらこうだったわけです。
硫黄島での激しい戦闘シーンと、帰国して「ヒーロー」として全国を国債を買ってもらうための「人寄せパンダ」として行脚するシーン、そしてそれを今現在回顧するシーン・・・3つのシーンに分かれていますが、実はすごく物静かで、優しい映画のような印象を受けます。
「ミリオンダラーベイビー」の時にも感じたんですが・・・
この映画もイーストウッドは音楽を担当しています。
ひょっとしたら彼は音楽の才能が一番優れているんじゃないかな?
それほど胸に染み入る音楽でした。










胸にしみました〜。
イーストウッドは音楽の才能がありますよね〜。
エンディングがめちゃ優しかったので、印象が随分変わりますよね。
音楽がすごくよかったです。
押し付けがましくなくて淡々としていましたね。
やさしくてそれでいて重みのある映画でした。
さてさて・・・
”硫黄島からの手紙”はやっぱり日本の戦争映画なんだろうなぁ・・・(^▽^;)
ただ・・・イーストウッドの監督作品だから、メチャ興味はあるよ
戦勝国が敗戦国の戦争の映画を撮るの・・・
どんな感じになるかめちゃ楽しみ
ミリオンダラーと似たような曲調でしたが、
イーストウッドの優しさ溢れる音楽。
しみじみ・・・
骨太なんだけど、監督のやさしさも感じさせる映画ですね。
あの情報操作されるというのは、どこの国でもあるのでしょうが、恐ろしさを感じました。
それを全く疑うことなく、一種異様な雰囲気で国民が熱狂していくのも。
TBいただいていきます。
祖父が戦争のことをたくさん話すのね。最近。
やっぱり戦争の話はどんどん見るのがつらくなってきて
ちょっともう観れないなあ、って思います。
戦争っていいことないもんね。
どっちが正しいってことなんてないし。
結局は人殺しだからさ。
こういう映画が本当に無益な殺し合いへの抑止力に少しでもなってくれればいいのですが。
老いてなお盛ん・・・っていっちゃ失礼だけど、「いぶし銀」って言葉では表現できない何かがありますよね。顔は相変わらず怖いけど(笑)
彼の撮った普通の恋愛映画も見て見たいな
★ぷちてんさん
国家の高揚のためには「大本営発表」も致し方ないと思います。
今もなおそういうのがあるんでしょうね。
「硫黄島からの手紙」も楽しみですよね
私たちの先輩たちが頑張って戦ってくれたわけだし、今の日本があるのも、先輩たちのおかげ
もちろん今の世の中が悪いって意見もあるのも事実。
私は過去の戦争が「無益」とは言いたくないのよね。
もちろんアメリカの最近の戦争映画はどれもこれも「反対」の立場をとってるんだけど、こういう運動がアメリカ国家を変えてくれれば良いんだけど。
でも、「戦争」の雰囲気を持つ「SF映画」などで、徹底的な好戦映画もあるしね(^^;
てなわけで、TBありがとうございました。
曲調はワンパターンかもしれないね(笑)
でもね・・・なかなか泣かせる音楽だと思います。
この映画は、テーマとしては素晴らしいし、二部作として日米それぞれの言い分を、公平に描こうとしている姿勢はりっぱだと思いました。ただレベルの低い自分には、いまいちドラマ性が感じられず、感情移入出来なかったのが残念です。
それぞれの立場で戦争を見つめなおすってことじゃないかな?もちろんアメリカの人に日本人の言い分なんてわからないはずだし。
少なくともこの作品は「敵」に対しての憎しみ等は描かれていませんでしたね
良かったです。
クリントが戦争に行った人々へ
優しい心で作った映画だということがよく伝わりました。
人々は善悪を分けたがるけど
何が善で何が悪なのか・・・。
今も新たに同じ悲しみを背負う人々がアメリカにはいるのですよね。
戦争という状況の下では、祖国であり、宗教であり、家族であり、友であり・・・これが「善」だと思います。これらを守るために戦うわけですよね。
簡単に言ってしまえば「経済」の戦いなわけで・・・
お金のために戦うわけです。
そしてまた自らが決めた「正義」という大義名分のためにアメリカは戦い続けるんでしょうね。
エントリー、拝読しました。
最初に書かれていた「銃後」という言葉ですが、喋り言葉の中では殆ど機能しないものと為っているものかもしれない…、ある年代以下の人たちには、戦争という文脈でお喋りをしている中で「銃後」と言っても理解されなかったりするのでは…などと不図思ったりしました。
***
さて、『父親たちの星条旗』ですが、一つには、本作に於ける主人公の「硫黄島」従軍、参戦から最晩年までの描写法と云うもの自体が僕に取っては目を見張るものでした。最早今を生きる殆どの人が当時の硫黄島の戦場など知り得ないとも言えるわけですし、当時の兵士たちですら、今、殆どが80才以上であって、増して記憶は薄れて行く一方でしょうから、最晩年にある主人公の悪夢として甦るもの、主人公の息子が当時を知る老人たちに取材する中に重ねられて行く回想映像、その中にある父親、アイラたちから更にフラッシュバックするものなどによって徐々に当時の戦場や戦時下のアメリカが観客に垣間見えてくるというこの描き方は、僕に取っては納得の行くものでした。
僕は、『硫黄島からの手紙』が公開される前に、もう一度、スクリーンで本作を観ておこうと思っています。
それではまた〜!
戦争のことは「忘れたい過去」でもあり「伝えたい過去」でもあるのはアメリカも日本も同じなんでしょうね?
ただ・・・我々にとっては「太平洋戦争」が戦争であるけれど、アメリカにとっては「戦争」って言えば何になるんでしょう。
「WAR」って大文字で書いたら南北戦争でしたね(^^;
こんな感じの戦争映画を観たのは初めてで・・
流石はイーストウッド!!凄いなぁ〜と思いました!!
いつものしんどさがなくて、よかったです。。
本当・・音楽♪よかったね〜。。!!
戦闘シーンとアメリカを国債買ってちょうだいなツアーとの温度差が面白かったよね
たぶん、戦闘シーンはスピルバーグの意向が随分取り入れられてると思います。
そのほかの部分がイーストウッドって感じでした。
「硫黄島からの手紙」は・・・やっぱ泣けちゃうんだろうなぁ(^^;
「硫黄島」よりもこちらのほうが好きです。
映画としてみても面白いしね。