極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

レベッカ (1940) REBECCA 130分

2017-02-13 19:23:33 | ヒッチコック大好き♪
レベッカ [DVD]
クリエーター情報なし
ファーストトレーディング



 ヴァン・ホッパー夫人の付き人としてモンテカルロのホテルにやってきた「わたし」は、そこでイギリスの大金持ちであるマキシムと出会い、2人は恋に落ちる。マキシムは1年前にヨット事故で前妻レベッカを亡くしていたのだが、彼女はマキシムの後妻として、イギリスの彼の大邸宅マンダレイへ行く決意をする。多くの使用人がいる邸宅の女主人として、控えめながらやっていこうとする彼女だったが、かつてのレベッカづきの使用人で、邸宅を取り仕切るダンヴァース夫人にはなかなか受け入れてもらえない。次第に「わたし」は前妻レベッカの見えない影に精神的に追いつめられていき、遂にはダンヴァース夫人に言われるまま、窓から身を投げようとしてしまう。


DVD ★★★★


 久々にヒッチコックの作品のレビューを書くことに。もちろんこのブログで「ヒッチコック大好き♪」ってカテゴリーを作っているわけですでに記事にしたことはありますが。なぜ今またヒッチコックについて書き始めているかというと。。。

文庫 ヒッチコックに進路を取れ (草思社文庫 や 2-1)
山田 宏一,和田 誠
草思社



 こういう文庫本を先日買って、これを読んでいるうちにまたちゃんとヒッチコックを観たくなってね(笑)で、イギリス時代の作品も持ってるんだけど、あまりにも画像が悪くて見てて疲れるもんで、米国に渡ってからのものだけにしようかと。私が持っている「レベッカ」はこの廉価版ではなくJVCの出している分だけど、今はもうてにはいらないみたいなのでこの廉価版を紹介しておきます。

さて、久々に「レベッカ」を観ましたが、アカデミー作品賞を受賞するだけの作品なのは間違いがないみたいです。誰も彼も「レベッカ」の亡霊に翻弄されているようで、いまでこそそんなに珍しくはありませんがタイトルの「レベッカ」が一度も登場してこないのに、この映画のヒロインはまさに「レベッカ」です。おそらく原作がそういう作りなのでしょうが、これは本当に意事です。

 ヒッチコックの映画でよく出てくる言葉が「マクガフィン」で、コノ「レベッカ」こそが「マクガフィン」です。以前も書きましたが「マクガフィン」とは実態のないものだけど、それをめぐって物語が進むもののことを指します。ウィキペディアをコピペすると

 マクガフィン(MacGuffin, McGuffin)とは、何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる、仕掛けのひとつである。登場人物たちの視点あるいは読者・観客などからは重要なものだが、作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能な物であり、泥棒が狙う宝石や、スパイが狙う重要書類など、そのジャンルでは陳腐なものである。


 トム・クルーズの人気シリーズ「ミッション・インポッシブル3」は「ラビットフット」なる兵器の争奪戦ですが、このラビット・フットは一切登場しません。これがマクガフィンです。

 今は亡きヒロインの名前が「レベッカ」であるにもかかわらず、この映画の本当のヒロインの名前はありません。原作でも無いみたいです。ひょっとしたら原作は「私」目線で語られるのかもしれませんが、名前が一度も出てこないヒロインというのも記憶にありません。

犯罪シーンも死体も出てこないのにとても怖い映画です。モノクロの光と影が怖さを増長させているようにも思えます。
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