極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

ナラタージュ 島本理生 角川文庫

2016-10-15 19:03:10 | BOOKS
ナラタージュ (角川文庫)
島本 理生
角川書店



 大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた葉山先生から電話がかかってきた。泉はときめきと同時に、卒業前のある出来事を思い出す。後輩たちの舞台に客演を頼まれた彼女は、先生への思いを再認識する。そして彼の中にも、消せない炎がまぎれもなくあることを知った泉は―


 作者の島本理生は22歳の時にこの「ナラタージュ」を上梓しましたが、10代で芥川賞の候補者となったり、この「ナラタージュ」は山本周五郎賞候補になったり、その後も複数回芥川賞候補、直木賞候補にもなるという若き才媛です・・・って言ってもそろそろ三十路半ばらしいですが(笑)なおタイトルの「ナラタージュ」とは「映画や演劇において人物の語りや回想によって過去を再現する手法」という意味だそうです。

 来年秋に松本潤と有村架純主演で映画化されるとのことなので、50代半ばのおっさんがハタチそこそこの作者の感性に近づけるかな?という不安を抱えながらの読書でした(笑)

 お話は主要キャストの女子1人が自ら命を断つ悲しい話以外は、ほぼ予想通りの展開を見せます。ヒロインの感情はとても痛々しく感じ、また彼女を取り巻く先生も、彼を忘れるために付き合うことになる大学生も彼女から見ればとても頼りないわけですが、これは作者が20歳の若い女性であることと、私自身が50半ばのおっさんであることが大きいですね。

 先生が何を考えているのかがも一つわかりませんし、大人の男ってずるいなぁなんて思いながらも、20歳の女子大生もなかなかずるい感じです。

 個人的には最後のエピソード・・・ようするに後日談は不要だったかなとも思いました。
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