極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

パッチギ! (2004) 119分

2005-01-29 20:51:49 | 日本映画(映画館)
 1968年の京都。東高校2年の松山康介はある日、担任の布川先生から指示を受け、常日頃争いの絶えない朝鮮高校へ親善サッカーの試合を申し込みに行くハメになった。そして、親友の紀男と共に恐る恐る朝鮮高を訪れた康介は、音楽室でフルートを吹くキョンジャという女生徒に一目惚れしてしまう。間もなく彼女の兄が朝鮮高の番長アンソンであることも知る康介。それでも彼はキョンジャと仲良くなるため、楽器店で知り合った坂崎からキョンジャが演奏していた『イムジン河』という曲を習い、彼女の前でギターで弾こうと決意するのだが…。

映画館 ★★★★

 この映画の主人公は舞台となる1968年時に17歳高校二年生ってことは・・・1951年の生まれ、今年54歳ってことになるよね。いわゆる「団塊の世代」の一番最後なのかもしれないね。この映画の監督井筒監督も1952年生まれ・・・この主人公たちは彼自身なのかもしれませんね
 
 1968年・・・私はまだ8歳。でもね・・・この時代の風景はよく覚えてるし、この後5~6年後の私の中学時代でも、喧嘩こそなかったけど、こういった話は本当に日常茶飯事でした。
 
 差別用語にはなりますが私たちも「チョンチュウ」「チョンコウ」と朝鮮中学、高校を呼んでいましたし、本当に言われもないことですが「怖い」という印象がありました
 また、この映画の「パッチギ」ですが、私たちは「頭突き」のことを「パチキ」と呼び、それが転じて「剃りこみ」のことも「パチキ」って言ってた様な気がします
 
 それにしてもまあ・・・なんと懐かしい物のオンパレードなんでしょう(笑)
昨年「69」を見たときも感じましたが、あれは長崎県佐世保のお話・・・この「パッチギ」は京都が舞台ってことで当時の風俗を懐かしく思いました
 
 それにしてもオダギリ・ジョーは本当に素晴らしいね
彼は・・・私はね日本のジョニー・デップだと思う
個性がない・・・って言ったらこの二人のファンに怒られるかもしれないけど、無個性という素晴らしい武器を持ってるので、どんな役でもピタ!っとハマります。京都の酒屋のボンボンの役最高でした。

 臭い言い方をすれば
愛と友情と青春がすべて詰め込まれた映画です
ちょっと暴力シーンが多いのと、TVでは放送されにくい「不適切なセリフ」が多いのは事実ですが、これも当時使ってた言葉だと思うし、今もまた当たり前に使われてる言葉だと思われます。

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4 コメント

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最高です!! (はむきち)
2005-01-30 00:53:37
とにかく笑って、泣いて、考えさせられる映画でした。「イムジン河」が切なく最高!!

大友康平のディレクター、の言葉グッときてしかも、かなり笑った!!

なんなんですか??この映画!出てる役者のみなさん存在感あって、最高ですよ。\(◎o◎)/!暴力シーンが沢山あっても、愛せるところ・・・井筒監督、万歳\(^o^)/この映画最高で~す。



ケンコバ、ケンコバ父、いい味出してます(*^_^*)







難を言えば(笑) (しんちゃん)
2005-01-30 01:21:52
 主人公の男の子の京都弁がどうしようもなかったけどね(笑)あの男の子どう見ても京都の子に見えない(爆)



 この映画・・・大阪や京都以外の人が見たらどう思うんだろうね?(笑)
京都弁 (kossy)
2005-01-30 05:05:47
そ、そうですか・・・

俺は京都弁はしゃべられへんけど、

主役の男の子は石川県やから・・・

違和感なかったんやわぁ~
w(゜o゜)w おお-! (しんちゃん)
2005-01-30 08:26:51
 早いなぁ・・・kossyさん

寝てないの?それとも早起き?(笑)

彼は石川県出身なのか(笑)だったら違和感を感じないかもね



 関西の人間が聞いたら主役の彼が一番「らしく」なかったのよね(笑)

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