極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

八日目の蝉 (2011) 147分

2011-05-01 20:47:28 | 日本映画(映画館)
八日目の蝉 (中公文庫)
角田 光代
中央公論新社



 生まれてすぐに誘拐され、犯人の女によって4歳になるまで育てられた秋山恵理菜。両親のもとには戻ったものの、もはや普通の家庭を築くことは出来なくなっていた。やがて21歳となった彼女は、妻子ある男の子供を身ごもってしまう。恵理菜はやがて、封印していた記憶と向き合うべく逃亡生活を辿る旅に出る──。


 映画館 ★★★★


 原作を読み、TVドラマ化されたものも見た作品ですが、映画も期待してたので今日見てきました。
っていうか、もともとこの二人の写真を見てこの物語の映画化を知って原作を読んだわけで。

 NHKでドラマ化された作品と比べるつもりはありません。ドラマ化されたものは原作をより膨らませて原作にはない部分の描写も多かったですし。

 で、この映画はなかなか原作に忠実で、しかも女優陣の演技がどの人も素晴らしかったです。とりわけルポラオター役の小池栄子は今にも壊れそうな危ない脆さをうまく表現していました。彼女にとってあの事件を書くことは彼女自身のレゾンデートルを証明することだったのかもしれません。

 そうなんですね・・・この映画の女性たちは誰もかれも心に傷を負いながらも、大地に足を踏ん張って生きている・・・いや、生きざるを得ない、もしくは生かされているのかもしれません。
 
 この物語に出てくる二人の男達に比べたら、女はやはり現実を生きているのかもしれません。

 冒頭は裁判のシーンから始まるのですが、わが子を「ちゃん」付けして呼ぶ母親にすごく違和感を感じましたが、「ちゃん」付けせざるを得ないところまで追い込まれていたのでしょうね。


 TVドラマの時も、また先日観た「二十四の瞳」でも、またこの映画でも、小豆島は美しかったです。私はまだ上陸したことはないのですが、実は嫁の父親方の祖母の出身地。一度祖母の生まれ育った土地を踏んでみたいものです。
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