約1ヶ月ぶりの更新。
今回のセシウム牛の件で、福島県産の農畜産物に対する不安が表面化しています。
ですので、情報公開の意味合いも含め、福島県中通(大玉村)の畑の状況について記録したいと思います。
(よけいな事するなと思う方いるかも知れませんが・・・。いないと信じてます。)
測定器は ホリバPA-1000 Radi (γ線)シンチレーション方式
畑1:事故当時のまま。1.63マイクロSv/h(地表15センチ程度)
畑1:表土漉き取り後ひまわり等植えた箇所。0.66マイクロSv/h(地表15センチ程度)
畑2:5月8日2.5マイクロSv/h(地表15センチ程度)つまり、現在の何もしない畑の数値が1.6マイクロSv/hという事は、ヨウ素が8日の時点で0.9マイクロSv/hあったという事。の後、表土漉き取りし0.6マイクロSv/h(地表15センチ程度)となり、表面にシートを被せ養生し、シート下部に雑草が生えてきたので草刈りをした後。
畑2:0.63マイクロSv/h(地表15センチ程度)表土除去した部分は平均的に0.6程度に下がる。草刈後なのにも関わらず表土除去直後の数値0.6マイクロSv/hと同等の計測結果になったという事は良い方に考えれば、バックグラウンド放射が大半なのではとの見方もできなくもないのでは?
畑2:ためしに周囲を水入りペットボトルでガンマ線を簡易的に遮断0.45マイクロSv/h(地表15センチ程度)
バックグラウンド放射が0.2近くある(きちっと遮断したらもっと低くなると考えられる)
では、実際野菜を作ったらどうなる?
という事になるのですが、こちらはこれから確認していきたいと思います。
参考として、他の計測結果を記載
庭アスファルト面1m 0.75マイクロSv/h
説得の成果が出て私の父が除染をし始めたその成果物(屋根の樋に溜まった枯葉や土)
計測不能で画面が点滅、数値が写真に写りませんでした。(この計測器は10.0マイクロSv/hがMAX)
裏山(いぐね)で表土を管理中。
ほんと、大変です。
もう農産物は無理じゃないの?と思われる方はたぶん居ると思いますが、
この地を捨てる事はできません。大地だって無用な被害を受けて迷惑してるんです。
可能な限り浄化する事がこの地で生きてきた者の努めなのではという思いでがんばっています。
本日から私の父が除染作業に本格参加した事がなにより嬉しい。
でも、夕食時にはやはり、意見の食い違いが・・・。軽く口ゲンカ。
議題は「セシウム牛の責任は何処にある?」でした。まあ色々考え方はあります。
私の住んでいる地区の危惧すべきは秋。米の収穫の時です。福島県がこれ以上信頼を無くすような事があってはいけません。
指導的立場にある人は、この辺りをきっちり整理して頂きたいものです。
住んでいる大玉村では放射能対策ならび、食品の安全等について色々考えてくれている事が、先日のママさん達の役場訪問でわかりました。少し安心というか、心強く思っています。
ちなみに・・・。
米については、作付けしています。
稲穂自体への放射能物質の移行係数はとても軽微で、精米し白米にすると検出しないのでは?という専門家(何の専門家だったのだろうという疑問はありますが・・・)の意見があり、作付けをしました。実際はどうなるか解らないのが実情です。が、原発事故が起こった時期には田んぼを耕していたので、表土の除去等はとても難しい状況下にありました。今は、とにかく何か作付けし放射性物質を除く作業
※稲藁等の適切な処理方法が必要。をするしかないと思っています。
私には1歳と4歳の子供がいます、米でも野菜でも食する為の最低条件として、この子供たちが食べて安全と確信出来るようになるまでは、一切出荷はしないし食べない事にしています。なので、現在の福島産の食品は食べていません。(こんな事書いたら一部の農業関係者に怒られそう。「がんばろう福島!」とかってやってますから。)
とここまで記録した所で寝るとします。外はうっすら明るくなってきました。もう4時~。