みなみの徒然日記

日々の出来事・趣味など。気紛れブログです。

ジュリエッタ

2017-06-10 20:02:49 | 映画

金曜日
遂に週明けから取り壊されるタンクに上れば



360度喉かできれいな田舎の風景
工業団地の僅かな歪みや
気だるい気持ちや虚しさや
常にある一抹の不安

カラスを見下ろす位置にある
我が社の象徴990L
カラスが威嚇の声を上げる
この威嚇と
私がかつて吸っていた煙草の狼煙のような煙は
きっとそんなに変わらない

彼が不敵に笑いながら
どうせやめられないんでしょ、なんて言うから
酔狂で吸う格好は元々ないし
すっぱりやめた

その後の二人、を追うのも
もうやめにする
やめになるんだ
馬鹿馬鹿しいもの。
上手くいったところで
子汚いオッサンとグロいオバサンだもの
羨む理由なんかもうないさ

ジムでからかわれながら
幸せの形を模索する
欲望に勝てず致した訳ではないなんて
きっと言い訳なんだろうなと
日々丸め込まれている

しかし体位いちいち変えるのいってーな
痛すぎて水曜日は自暴自棄
痛いんですけど
もう触られたくないんですけど
夢見心地なわけあるかいや
いつまでもどこまでも冷める
冷める冷める
夢から冷める
いいえ最初から夢などない。

逃げ回るようなダサい真似はしない
探した仕事がなぜ同じなのかとか
それを恥じて逃げた痕跡だとか
結局元サヤだとか
色々見なかったフリをした
ほんと、色々
気付きすぎるのは楽じゃないのよ

せめて世間話ぐらいは
そこに下心がなくなったとき
皮肉にも色と艶
されど私は君からは去る
なぜなら私は、ねちこくグロいオバサンではないのだから。

君はまたチラチラと伺う
子汚い無精髭をたくわえたまま
オバサンを持ち上げに持ち上げ
オバサンを愛してやまない
私は君をもう

ただ

嫌悪する。

土曜日の朝
夜勤明けの彼からおはようとおやすみごちゃ混ぜのライン
不倫はラインから始まるものよね
朝からコソコソ携帯いじる二人を思い出し
借りたDVDをセットする7:30
飲みかけの薄いカルピスを空にした

ペドロ・アルモドバルの
「ジュリエッタ」を観た
素晴らしかった
流石巨匠だ

謎めいた冒頭
出会いと別離を繰り返し
愚かしくも情熱的に進むドラマ
大切な人を失うとき
大切な人が現れる
夢物語だと、
私が子供なら思っていたのかな
案外これは真理なのだわ

捨てれば得る
得るために人は手放すのよ

母と娘の物語を軸に
とにかく魅力的な女性像に
離れられない男と女
少し下世話で
それでいて洒落てエスプリが効いていて

アルモドバル映画の魅力たっぷり
美しく、余韻を存分に活かす

描かれない再会が全てだなと思った

とにかく最初から最後まで素晴らしかった
傑作です。

トーク・トゥー・ハーや
小難しい、ボルベールも
バッド・エデュケーションも良かったけれど

これは本当にやられました

朝から一筋の涙
ラストのセリフが秀逸

オススメです!
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