36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

守りに入らず道を追い求める

2016-10-29 12:02:00 | 意識を整える

 
先週末、バルセロナでフィギュアスケートの
チャンピオン決定戦の一つ、グランプリファイナルが行われました。
男子優勝はご存知の方も多いであろう日本の羽生(はにゅう)選手。
(このコラムは2015年12月15日に配信したメルマガのメインコラムです。
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 羽生選手自身にとって今回で大会三連覇となり、これそのものが偉業です。
もっと格上の大会であるオリンピックや世界選手権でも優勝経験があり、
現在の男子フィギュアスケート界では頭一つ抜けた実力、と
評されるのも納得ですね。

 この羽生選手の凄さは単に大会で金メダルを取る、
勝負強く一位をコンスタントに獲得できるということだけではありません。
フィギュアスケートの採点ルールを踏まえて、
どうやればもっと高い得点が出せるのか、究極の美しさ、テクニックを
追い求め続けていることにすごさがあるように思います。


 その結果として、今年のグランプリファイナルでの羽生選手の得点は
330点を超える歴代世界最高得点をマーク。
2位の地元フェルナンデス選手との差はなんと37点を越えました。
同じ大会で女子優勝のロシアメドベデワ選手と6位の浅田選手の
得点差が約28点であることを考えると、
羽生選手がいかに突出した強さを持っているのかがわかりますね。

 羽生選手の得点を見ると、他の選手と比べ「技術点」が高い、
という特徴があります。
つまり難しい技をしっかり決めることができ、
かつ採点ルールに従って疲れが生じる後半にも難しい技を行い、
さらに得点を加算できる、という特徴があるようです。
(これだけ書いておきながら、申し訳ないのですが、
 Ozakiはフィギュアスケート選手の皆さんの演技のどこがすごいのか、
 はさっぱりわかっていないので、詳しくは説明できません…)



 この大会の報道を見ると羽生選手は大会で優勝することではなく、
どうやったらもっと得点が出せるのか、常に攻めることを考えている、
とのこと。
無理に難しい技をプログラムに入れ込んで、失敗するリスクを冒すよりも、
普段通りやればコンスタントに成功し、300点強の得点が出せる、
そんなプログラムでも勝てるわけです。
(実際に羽生選手以外、300点以上を達成できた選手はいません)



 そういった状況にも関わらず、今回羽生選手はさらに高得点をめざし、
難易度を維持し、かつ演技の完成度を高めてきました。
その結果が圧巻の37点差(繰り返しますが、2位とです)につながった、
と言えるのではないでしょうか?


 この偉業に反応したのが同じ採点競技で
世界トップクラスの実績を誇る体操の白井選手。
彼もまた、自分自身の名前が技に次々とつけられるほど、
難しい技に挑戦し続けている選手の一人です。
彼に言わせると羽生選手のより高みを目指す姿勢は


 「上に立つ選手でも守りに入ると他の選手に追いつかれてしまう。
 自分ももっと攻めていかないといけない」


と映るようです。

 白井選手もまた、ライバルに勝つことを目標にするのではなく、
より難しい技をより完璧に、より美しく成功させる、
そういった「求道」の姿勢を持っているように思います。

 人間同士のライバル関係にフォーカスするのではなく、
 単に技ができればよい、というわけでもなく 

より最高の演技をするにはどうしたらよいのか、
こうした究極の「道」を突き詰めるという考え方を持っていれば、
一度や二度優勝したからといって守りに入る気にはなれないのでしょう。
非常にストイックで、厳しい生き方であることは間違いありません。
しかしながら、そこまで道を追い求めることで、
結果的に他の誰にも追随を許さない、圧倒的な結果が出るのだと
Ozakiは確信しています。


 仕事にしても趣味にしても「そこまでやらなくても・・・」、と
いうシーンは日常的に溢れていますよね。
フィギュアスケートや体操と違って、とにかくスピード最優先で
片付けなければならない業務も多々あります。


 しかしながら、頭のどこか片隅でもよいのですが、

 「この仕事だけは過去最高水準のものを達成してやる」
 「他の誰にもできない究極を実現することが趣味の一環」

と言えるような「求道」の姿勢を意識することも
極めて重要なのではないか。
フィギュアスケート羽生選手の報道を読みながら、
そんなことを考えていました。
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