36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

人は皆十一面観音(その2)

2017-02-04 16:26:27 | 意識を整える
 
 先週は人は皆、多面性を持っていますよ、
そう簡単に一人の人を

 「あの人はこういう人だよね」

と結論づけられないですよね、という話でした。

 Ozakiなりに自分が持つ十一の面を紹介しましたが、
皆さんも

 そういえばこんなこともやっているな、
 昔はあんなこともやっていたな
 こちらのグループの人から見ると職場とは違って見えるだろうな

と、少しばかり想像されたのではないでしょうか?
普段自分がどのような属性を持っているか、について
あまり考えることはないと思います。
しかしながら、皆さんが一つの捉え方しかできない、
そんな生き方をしてきていないのは間違いありません。

 そう考えると、自分以外の人にも当然の事ながら
いろいろな性質があり、属性があり、考え方があるわけです。
ですので、短絡的な人物像の決めつけというのは無理がある、
Ozakiはそう感じます。


 その一方で、他人が自分を見た時にどのように感じるか、に
少し思いを巡らせてみましょう。
既に述べた通り、一人の人間の人となりは
そう簡単に捉えられるものではないのですが、
往々にして、人は第一印象で

 「あの人はこういう人だよね」

と決めつけがちです。
これは↑でも書いた通り意識しなければ読者のみなさんも
陥りがちな罠ではないかと感じます。


 具体的な事例を言えば、

 背が高く、ハーフ風の顔立ちで
 有名な海外の大学を出ていることになっており
 落ち着いたしっかりしたしゃべり方をする

という人と初対面で一時間程度話をした場合、
この人はコンサルタントとして有能な人なのかもしれないなぁ、
という印象を抱くに違いありません(苦笑)

 
 中身が伴っているのか、
 どういった分野が専門なのか、
 具体的な強みはなんなのか、
 発言の背景にはどんな実体験があるのか
 人間として間違ったことをしていないか

といった点についてはじっくりと付き合う中で
見極めざるを得ないのです。

 しかしながら、人間にとって第一印象は極めて強く将来に影響します。
実際には十一の顔があったとしても最初の一つの顔が
後々までその人の「代表的な顔」として記憶されるわけです。
場合によっては、本来のその人とは全く違った姿であっても、
その人のイメージはそういうものだ、という先入観が
出来上がってしまう、そんな事態が発生してもおかしくありません。


 
 つまり、人は皆十一面観音状態であることは間違いないのですが、
他人から一度に、特に最初に見える顔は実はとっても大事なのです。

 初対面で

「この人は!」

と思わせる、そんな顔を見せることができなければ、
いくら中身が素晴らしくとも
他の十の顔、中身を見てもらうところまでたどりつきません。
だからこそ

 「人は見た目が9割」

といったタイトルの本が売れるわけですし、

 「コミュニケーションの55%は視覚情報」

という法則も人口に膾炙するのでしょう。


 人を見る時には第一印象に振り回され過ぎないよう
気を付けるのと同時に、
自分が他人から見られるときには第一印象もしっかりと意識して
相手の方の記憶に残るよう心がける必要がある。
異なる二つの立場から十一面観音を意識することが
大事なのではないか、とOzakiは考えています。

 

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