29日に撮影
彼らはところ構わず休むこと無く鳴き続けるので、鳥の中でもかなり知能程度が低い
と思ってきた。ところがとんでもないことであることを発見した。
それぞれのオスはそれぞれにお気に入りの場所があって、そうと決まればなかなか場所を変えない。
このポールの上で鳴く個体は、人が近づけば一旦逃げるが、安全と見るやすぐに戻ってくる。
今日(30日)、枝止まりのセッカを撮りたくて出かけたが猛烈な暑さゆえ、ハリエンジュの木陰に
陣取った。その前にすでにその木の上ではオオヨシキリがしきりに鳴いていた。
私が近づくと一旦は逃げたけれど、木の幹に背もたれして椅子に座っていると、
その個体が戻ってきて私の頭上で鳴き始めた。大音量だから、これにはびっくり。
直近上方で鳴いているのだ。位置関係から真上なので撮りたくても撮れない。
それで、カメラを持って30mほど離れて居所を探し始めると、ヒラリと飛び去る。
炎天下で耐えられないので、またセッカ狙いで木の根元へと戻ると、
すぐさま、このオオヨシキリが戻ってくるのだ。真上で容赦なく大音響で鳴く。
私には発見できないことを承知しているのだ。恐るべし、オオヨシキリ!
私はややムキになって、また角度を変えて30mほど離れて探し始めると、
ヒラリと逃げ去るのだ。まるで私を愚弄しているように思えてきた。
離れては探し、戻っては涼み、また離れては探すを5回繰り返して、ついに
疲れ果ててしまった。汗びっしょりだ。ほうほうの体でクルマに戻り冷房をかけた。
オオヨシキリをあなどってはなりません。