岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

1次攻撃~3次攻撃

2012年01月27日 | 技術
少し長いですが
中学生は勉強の合間の気分転換に読んでください。
学校の試験には多分出ないけど、スクールの試験には出るぞ。

以下に書いていること(1次攻撃~3次攻撃)はあくまでセオリー(理論、原則)です。ラグビーは人を相手にするので、実際には臨機応変なプレーが必要です。

人数が余っていれば、何次の攻撃でも外に回すべきです。

また、前に進む(ゲインする)ほどポイントからボールを早く出し、手前で(ゲインラインより後ろで)つかまった時ほどゆっくりボールを出すのが原則です。

ラグビーは「余らせたら勝ちのスポーツ」なので、より少ない人数でボールを処理することが大切です。
バックスの一人がアタックした後のサポートは、普通の攻撃なら2人で充分です。前に進んでいる(ゲインしている)時はラックにする、そして2人ではがす、そしてはがす時にはボールの上を通るのが基本です。そうすれば自然に味方同士バインドもできます。

一方でゲインラインのかなり後ろでつかまると、相手のプレッシャーは非常に厳しいため、もっと多くの人数をかける必要があります。

たとえゲインしていてもボール出しに時間がかかった時(停滞した時は)は、また一次攻撃から繰り返すことになります。

【1次攻撃】

バックスのスピードやスキルが相手より明らかに勝っている場合は、どんどん外で勝負すべきですが、そうでないのに初めから外で勝負すると、フォワードはフォローしきれず疲れてしまい、結局ゲームの組み立てもできなくなります。

具体的には、センターを中心としたカットイン、スタンドセンタークロス、センタークロスや、サイドアタックなどで、フォワードの近場で勝負することが基本です。

なお、サインプレーの目的は、あくまでゲインラインをきることだということを忘れてはいけません。

サポートは両ロックが中心ですが、フォワードが5人のジュニアラグビーの場合、フォワードが遅れた時には、最も近いバックスにもその役目が求められます。

【2次攻撃】 

フォワードの選手は縦へのアタックを常に考えて動かなければいけません。

例えば一次攻撃でバックスを使った場合、バックスはなかなか余っていません。その場合に、フォワードが攻めれば、バックスはポジションに戻れます。

二次攻撃で縦を攻めるフォワードの中心は、ブラインドロックやフロントローですが、縦に強い選手は常に自分が行く積極性を持つことが大切です。

フォワードは、一次のポイントで働いた人は必ず三次のポイントで働く、二次のポイントで働いた人は必ず四次のポイントで働く意識が大切です。

なおフォワードの縦で大事なことは、相手のバックス(例えばスタンドオフ)を巻き込むことで、そのためには、ハーフの真横でボールをもらうのではなく、少し離れた位置でもらうことも大切です。
また、ボールをもらう位置はフラットに近いほど良いです。 

【3次攻撃】

二次のフォワード縦でバックスを巻き込めば、理論上は(あくまで理論上です)人数が余ります。

その上で、フルバックや速いフォワード、ブラインドウィング等をラインに参加させてトライ(ゲイン)をとりにいきます。

もし人数が余っていなければ、たとえば自陣ではキックで陣地をかせいだり、敵陣ではフォワードで縦を攻めたり、センターを突っ込ませたり、粘って繰り返します。

このような粘り強いアタックを繰り返すためには、試合の流れを見ながらコントロール(指示の声)できる選手が一人でもいるかどうかがポイントになります。

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