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2017-06-13 13:03:40 | 日記

ダッジのフルサイズセダン「チャージャー」を土台に使用した、パトカー仕様車。ハイウェイパトロールに好まれている5.7リッターV8エンジン搭載車と、燃費面で市街地の警察に好まれている3.5リッターV6エンジン搭載車がある。ブレーキ、冷却システム、電子制御スタビリティーコントロール装置、ステアリングが強化あるいは最適化されているほか、シフトレバーがフロアからコラムに移されている。ミシガン州警察とCHPのテストによれば、V8エンジン搭載車は加速・旋回・制動能力においてほかのライバル車よりも優れているという。現在はアメリカのみならず、カナダ、メキシコ、バーレーンなどでも採用されている。チャージャーの警察仕様車の項参照。
フォード・クラウンビクトリア・ポリスインターセプター(Police Interceptor)
フォードのフルサイズセダン「クラウンビクトリア」を土台に使用した、パトカー仕様車。商品コードP71。世間での通称は「CVPI」など。
ベース車両からパトカーへの変更点としては上記のもののほか、ドア内側に防弾パネルを注文装備できる。公式サイトの動画によると、散弾銃の12ゲージから発射されるスラグ弾や、7.62mmライフル弾をこのパネルは完全に止める。注文料金は運転席ドアのみが$1200、左右前部ドアが$2400。
その他の安全対策としては、後部衝突時に燃料漏れによる火災が発生しやすいと言う欠陥騒動があったことから、燃料タンク防護材の無料取付けを実施した。フォードによると、時速75マイル(約120km/h)で後部に衝突されても燃料タンクに穴はあかないという。また燃料タンク付近に自動消火装置を装備した。これは強い衝撃をセンサーが感知すると作動するもので、運転席のスイッチから手動操作することも可能。
2011年9月に最後のモデルがロールアウトし、同年で生産終了となった[8]。
フォード・ポリスインターセプター
2011年に発売された、3世代目のポリスインターセプター。セダンとユーティリティの二種類があり、前者はCVPIの後継にあたる。
セダンのベースとなるのはフォード・トーラス。V6自然吸気を搭載する前輪駆動と四輪駆動、V6ターボを搭載する四輪駆動の三種類があり、これはトーラスの構成と同じ。冷却系やサスペンションが強化されており、フロントにはサブフレームも装着される。シフトレバーはコラム式に変更され、シートも警察官の要望を取り入れた専用の6ウェイパワーシートにされた。センターコンソールはCVPIと同じもので、装備の使い回しができる。オプションでドアに防弾パネルをつけることも可能。クラウンビクトリアで後部衝突時の問題があったことから、時速75マイル後部衝突試験もクリアするという。見通しの悪い交差点での衝突を回避するために警告を出す、BLIS(Blind Spoto Information System)も装着可能。
ユーティリティのベースはフォード・エクスプローラー。エンジンはV6自然吸気の一種類のみで、2WDと4WDが用意されている。
カーボンモータース・E7
カーボンモータース(英語版)社が2008年に発表した次世代のパトカー専用車。同社によると供給開始は2012年からとされていたが、後述の資金供給問題により2013年に同社が倒産した為、実際に製造される事はなかった。
動力系統には300馬力を発生するBMW製3.0L直6ディーゼルエンジンと6速ATを搭載していた。
同社はE7は0→100km/h加速を6.5秒で、ゼロヨン加速を14.5秒で行う動力性能を備えつつも燃費は28〜30マイル/ガロン(およそ12km/L)で済み、航続距離は522マイル(およそ835km)で、他社製品と比べて動力性能でも運用コストでも優れていると述べていた。
外観の特徴は警光灯やプッシュバンパーをはじめから組み込んでいること。警光灯はボディの屋根前端部や側面、ピラーなどに組み込まれており、一見するとスリックトップのような外観ながら後付のように車内にはみ出すようなことはなかった。ドアは観音開きで、後部へ容疑者を載せる時の負担を軽減していた。
機能面ではレベルⅢ-Aの防弾措置が施されていた。ナンバー読取装置なども搭載可能。ステアリングスイッチは無線や警光灯を操作するためのものになっており、見た目は一般の乗用車で使用されるものと似ているが、機能はパトカー専用モデルらしいもの。シートは腰の辺りが大きくえぐれており、ガンベルトを装着した状態でも着座しやすいようになっていた。
同社は2008年にアメリカ合衆国エネルギー省(DOE)が先進的なエコカー開発を後押しする目的で発表した自動車製造先端技術インセンティブプログラム(英語版)(ATVM)に基づく資金供給を当て込んで車両の開発を行っていたが、2009年にフォード・モーターや北米日産、テスラモーターズ、フィスカー・オートモーティブ(英語版)が早々とATVMでの資金調達に成功する中、同社の融資計画はDOEからなかなか承認されなかった。2012年3月7日、当時のアメリカ合衆国エネルギー長官スティーブン・チューは、同社の融資資金返済計画に問題があるとして同社が申請していた310万米ドルの資金供給を最終的に拒否した。同社はDOEの融資拒否は警察車両における既得権益を持つビッグスリーに配慮した政治的意図に基づいたものであると主張したが、ATVMは元々リーマンショックにより疲弊したアメリカの自動車産業(英語版)を救済する目的でアメリカ合衆国財務省が発表した不良資産救済プログラム(英語版)(GM、クライスラーが救済融資を受けた)とは無関係であり、DOEは賃金の未払いや債務返済繰延べなど資金難に陥っていた同社の財務状況が融資拒否の原因であるとした。同社と同様にATVMでの融資を拒否されて倒産や吸収合併された会社は三輪自動車のアペラ・モーターズ(英語版)、プラグインハイブリッド車のブライト・オートモーティブ(英語版)、電動オートバイのブラムモ(英語版)などがあった。
装備[編集]
アメリカでは機関ごとの方針でパトカーの装備は異なり、上記の写真で見られるようにプッシュバンパーひとつ取ってもまちまち。装備品の製造メーカーも多く、同じ機能を目的としていても様々な製品がある。
ワーニングライト(ライトバー)

LED式警光灯

ミシガン州警察のダッジ・チャージャー。ボンネットに設置されているのが「Shark fin」
日本で使用されているものと機能や形状はおおむね同じだが、アメリカではハロゲンやストロボ式以外にもLED式がかなり広く普及している。ハロゲンやストロボ式に比べ、LED式はかなり薄くできるのが特徴。高速走行で空気抵抗が強くなると稀に警光灯が風圧で取り付け部からもげてしまうことがあるので、高速での追尾を行うCHPは、ハロゲン式ながらより高速走行に耐えられるFederal Signal社の「Vector」を採用していた(5個の回転灯が三角形に並んでいる)。しかしLED式の方が空力的に優れており、また警光灯としての性能も十分であることからLED式に変更した。ハイウェイパトロール以外では、ハロゲンランプと反射鏡を使用するウィレン社の「Street Hawk」を採用する機関がまだ多い。
スリックトップと呼ばれる、通常の警ら用パトカーと同様の塗装を施しているものの、上のダッジ・チャージャーのようにライトバーを設置しないパトカーもある。元々は高速追尾時の空気抵抗を減らすためであり、より目立ちにくくなる効果もある。
ワーニングライト(そのほか)
グリル内やプッシュバンパーに取り付けるタイプ、ボディやサイドミラー前面に埋め込むタイプ、ライトシールド内に設置するタイプ、フロントグラス内やダッシュボード、デッキに取り付けるタイプなど様々な形状のものがある。
ヘッドライトや、ブレーキ&バックアップライト自体をリレーや半導体で点滅させるものも多い。
カリフォルニア州では、道路法で“赤の不動光が前から見えること”が緊急走行の条件となっている。また、覆面車のデッキには黄と青の点滅灯を装備している。
ディレクショナルライト
他の車両に対して交通誘導のための合図を出す装置。8個程度のライトが横一列についており、左流れや右流れ(トラックやバスの3連ウインカーのような感じ)、中央から両脇向け流れ、全点滅などの発光パターンを使って交通誘導を行ったり、ワーニングライトとして使用する。ライトバーと一体になっているものと、単独で設置するものがある。全てオレンジ色のライトのもののほか、最端部のみ赤や青だったり、最近ではLEDの普及によって何色か発光させられるものもある。Whelen社の「トラフィックアドバイザー」やCode3社の「アロースティック」という製品名がその役割をよく表している。
LED電光掲示板 (Message board)
ディレクショナルライトと同様に、警光灯後部やリアハッチ窓の上部に装着するもの。POLICE EMERGENCY KEEPBACK(警察官対応中 接近注意)といった文章を表示可能[9][10]。文章及び発光色は専用のソフトを使って編集と設定をすることが可能。
サイレンアンプ&スピーカー
日本より音の強い100Wタイプが主流で、200Wタイプもある。音色は以下のようにいくつかの種類がある。
Wail:周期吹鳴。周期的に高い音と低い音を交互に鳴らす。(参考)
Yelp:短い周期で連続して高い音を鳴らす。(参考)
Hyper Yelp/Phaser/Pulsar:Yelpよりさらに短い周期で、連続して高い音を鳴らす。(参考)
他にも、ヨーロッパ風の「Hi-Lo」や交差点進入時などに使うブーブー音の「Air Horn」などがある。覆面車用の簡素なモデルを除いては、マイク拡声機能、無線音声を拡声できる機能も備わっている。
停止指示板
ミシガン・ハイウェイパトロールの特徴的装備だが、ボンネット上に「STOP」と書かれた照明付の板を設置し、停止を求める場合にそれを点灯させて停止を促す。その形状から「Shark fin」(サメのヒレ)というあだ名がついている。
昔のパトカーには右前のフェンダー付近に「STOP」の文字が出る警光灯を装備し、これを用いて停止指示を行うこともあった。現在はワーニングライトとサイレン、拡声器によって停止指示を行うのが一般的なので、殆ど見られなくなった装備である。
スポットライト
ライトバーに前方や周囲を照らすテイクダウン(takedown―分解・解体)ライトや、側方を照らすアーリー(alley―路地・裏通り)ライトというものが内蔵されている。また、車体前部ピラーに、内側から操作可能なガンスポットライトを設置しているものが多い。手持ちのものを車内に備え付けている場合もある。
プッシュバンパー
グリルガードのような形状をしたグリル正面に突き出している部品。フェンダーまで回りこむような形状のものもある。PITマニューバと呼ばれる逃走車両への強制停止措置などにおいて、車体を防護しつつ確実に目標を「押す」ために用いられる。
パーティション
前後の座席を仕切る板。金属製の下部に、上部は金属メッシュやアクリル板というのが一般的。後部座席に乗せた容疑者が暴れても、前席の乗員に危害が及ばないようにするためのもの。
リアシート
前席がファブリックシートでも、後席はビニールレザーであることが多い。護送中の被疑者が隠し持つ証拠物件を座席の隙間に隠すようなことができないよう、合成樹脂で一体成型された硬いベンチのような後部座席もある。これは頑丈な構造ゆえ被疑者が後部座席で暴れても痛みにくく、体液や嘔吐物などで汚れても洗浄が容易。ドアパネルまで覆ってしまうものもある。
ガン・ロック
ショットガンや自動小銃の火器固定用器具で、電子ロックで施錠できるようになっている。天井やパーティション、ダッシュボード、トランク内などに設置されている。銃を戻す時はワンタッチ、取る場合は開錠が必要になっている(隠しボタンを押す事で一瞬だけ固定部が解放される)。
無線機
パトカーのことをRMP(Radio Mobile Patrol)と呼ぶ所以でもある無線機は必需品。単独で使用する一般的なタイプのほか、携帯無線機を差し込んで使用するハンドマイク付きの充電スタンドタイプなどもある。CHP、ロサンゼルス市警察では小型無線機が搭載されており、カーラジオやサイレン・警光灯などと共に集中制御出来る制御盤が接続されダッシュボードに装備されている(ラジオが鳴っていても無線の信号が入ると最優先で音を大きくして聴かせる)。州の他官庁の動静を知るために受信機(一般には800MHz帯。無線機では既設定の周波数しか送受信出来ない)を装備する機関もある。
車載端末(MDT/CDT)
データ通信を活用し、ナンバー照会や手配情報においてより複雑な情報のやり取りを行う。カーロケーターと同じく警察の指令所で位置を確認したり、また他のパトカーの所在地を表示する機能もある。MDT(Mobile Data Terminal)に対しCDT(Computer Data Terminal)はWindowsなどのOS(使用されているのは一般版ではなくWindows Embedded)で動かすため、車内で報告書などの文書作成を行うことなどもできる。取り外し可能なノートパソコンを乗務ごとに接続するものや、デスクトップ又はノートパソコンをトランクに固定設置するものなどがある。近年はパトカーに搭載される電子装置が増えたため、車載端末のインターフェイスはデータのやり取りに用いるだけではなく、サイレン、警光灯、無線、レーダーなどを統合的に操作できるものが増えてきた。一例を挙げると、ロックウェル・コリンズ社の緊急車両用システム「iForce」がそれである。乗務している警察官はタッチモニターパネルや手元の入力機器を通じ、アクセス可能な車載機器を操作できる。
またタブレット端末の普及は警察にも及んでおり、車載端末のインターフェイス部分をタブレットとしたものもある。車外へ容易に持ち出すことが可能で、車外でも免許証や各種身分証明の照会などが可能[11][12]。
ビデオカメラ
車内の天井、またはダッシュボードに設置される記録用カメラ。前方や後方を撮影し、主に容疑者追跡や制圧の様子、パトカーや警察官に対する発砲の映像などを捉える。映像には字幕で日時、警光灯の作動状態、アクセルやブレーキの操作、走行速度などが記録されるが、日時以外の要素は採用したシステム毎に異なる。裁判での証拠資料や警察官の職務執行の適法性を証明する目的でつけられているが、逆に警察官の不適切な発砲や過剰な実力行使による制圧の様子が捉えられ、後に人権問題になることがままある。
動画はハードディスクなどの記録メディアに保存され、ファイルはワイヤレス通信や、取り外し式ハードディスクを直接警察のコンピュータに接続するなどし、パトカーから管理用サーバに移される。管理権限者以外の者がメディアに触れられないようにするため、車載記録装置のハードディスク収納部に鍵がつけられたものもあるなど[13]管理は厳重である。ここまで厳重に管理されるのは、撮影された映像が裁判資料になることから、その客観性を保つ必要がある為。また警察に不利な証拠であっても、保存・公開されることが一般的である。
ナンバープレート自動読取り装置

トランクに自動車ナンバー自動読取装置が設置されたアレクサンドリア市警察のパトカー
日本のNシステムと似たようなものだが、車載になっているのが特徴[14]。トランクなどにカメラを設置し、傍を通過した車両のナンバーを読み取る。装置が読み取ったナンバーの情報は日時やGPSの座標データと共に電送することができる[15]。どのような部署及び車両に搭載するかは各警察機関の判断となる[16]
トラフィックシグナルライトチェンジャー
信号を変える装置。緊急走行中に前方の信号機を操作することによって、より安全な通行・追跡を可能にする。
レーダー
主にスピード取締を目的とするパトカーのみに搭載されることが多い。
車両に搭載される用具
停車させた車両が逃げようとしたら踏ませてタイヤをパンクさせるスパイクシステム、パイロン、事件現場を仕切るためのバリケードテープ、発煙筒、救急資機材(人工呼吸用マスクの付いた医療用酸素のボンベ、絆創膏)、予備の警棒など。大抵はトランクに搭載される。
パトカーの乗務員になる為の訓練[編集]
アメリカでは地域警察の中核にパトカーによる警ら活動がある。日本のような交番制度が極一部にしかなく[17]、日本と比べて遥かに広い管轄を守るには自動車が必要不可欠である(逆に、街中で見かけるパトカーの種類と数も、地元自治体だけでなく郡保安官あり州警察あり、日本の比ではない)。またそういった事情から、全くの新人が最初にパトロール部門に配属される点は日本と同じだが、新人もまたパトカーの乗務から警察官としてのキャリアを始めることが一般的である。故にパトカー運転技術の習得は全ての警察官にとって必須になっており、警察学校で初任教育を受ける警察官は全員が操縦課程を受講しなければならない。
緊急車両の操縦技術訓練は「Emergency Vehicle Operator Course」通称EVOCと総称され、直訳すると「緊急自動車操縦者課程」になる。初任の候補生が受ける基本的なものから、現職が受ける操縦訓練、白バイの操縦訓練などを包括する。訓練内容は故意に車をスピンさせるもの、パイロンで作られたコースを走る前走車を追尾するもの、三箇所ある信号機のうち「青」になったところを瞬時に判断して通過するものなど様々。
アメリカの映画やドキュメントで見られる、車体を被疑車両にぶつける強制停止措置「PIT maneuver(PITマニューバ)」の訓練もEVOCに定められる。PITは基本的な訓練には含まれず、後に所定の訓練を受けなければならない。またPIT資格を有していない警察官は実施することができない。
PITマニューバ[編集]
車両を被疑車両にぶつけてスピンさせるなどし、逃走の継続を阻止する強制停止措置。PITの意味には諸説あり、Pursuit Immobilization Technique(追尾走行阻止技術)、Precision Immobilization Technique(精密走行阻止技術)、 Push It Tough(強く押す)など。いずれにしても、逃走を阻止するために車体をぶつけて被疑車両を押す、という意味が含まれる。なお、スピンさせたからと言って被疑車両が必ずしも走行不能になるわけではないので、態勢を立て直して引き続き逃走するケースも見られる。このようなケースを防ぐ為に、スピンして停止した車両を他の警察車両で取り囲んだり、場合によっては前後・左右から警察車両をぶつけて完全に包囲する事もある。
PITは以下の三つの過程を経る。
パトカーの前部フェンダーの角あたりを、目標の後部フェンダー辺りに当てる。
当たったらそのまま舵を切り、目標のフェンダーを介して後輪に横方向の力を生じさせる。
目標は後輪に発生した横方向の力により、安定を失ってスピンする。
実行にあっては、管轄機関の当直責任者などの指令に基づく必要があるのが一般的。概ね時速50マイル(約時速80km)以下では致死性の威力行使とはならず、PITの違法性は阻却される。しかし最近では横滑り防止装置の普及により、後輪に外部から横方向の力を入力しても装置が減衰してしまうため、PITの効果が薄れているとの見解もある。[18]
このようにPITは制度として現在は確立されており、警察官が思いつきでぶつけているわけではない。よって、同様のことを日本の警察官がやることはできず、もし場当たり的にやった場合はその警察官及び都道府県警察が刑事・民事双方で、違法性が問われる恐れがある。もし日本で行うには、PITを行うための法整備及び訓練や実施制度の確立が不可欠であろう。
車両の評価制度[編集]
警察車両はその性能が任務や運営費を左右することから、警察独自の評価制度を設けて警察向け車両の試験を行うことがある。言わば「警察車両アセスメント」であろう。有名なものは、ミシガン州警察とロサンゼルス郡保安官によって実施される試験。これらの機関では毎年各メーカーの警察向け自動車及びオートバイを集めて試験を実施しており、試験内容やその結果は一般にも公表されている。試験項目は周回路でのラップタイム、急加速、急制動、追尾を想定した走行試験、燃費、居住性、無線など機器の設置性、快適性、整備性など多岐に及ぶ。
審査は、ミシガン州警察は警察官及び民間の協力者によるテストチームが、ロサンゼルス郡保安官のものは同郡保安官助手とロス市警警察官の合同テストチームが、それぞれ行っている。
これら以外の機関でも調達にあたって独自のテストを行うことがあり、性能やコストのバランスが勘案される。よって調達単価が安ければ採用されるとは限らない。
ミシガン州警察の車両評価(英語)
ロサンゼルス郡保安官のパトカー評価、同白バイ評価(いずれも英語)
中古パトカー[編集]

日本で登録された中古パトカー
日本とは逆に警察が積極的に売却しているため、中古パトカーは広く流通しており、中古パトカー専門業者も数多くある。新車市場が年間7万台ほどのようなので、単純に考えて毎年数万台のパトカーが中古として放出されていることになる。放出はワーニングライトやラジオなどの警察用装備は取り外された状態にされ、入札によって売却先を決定する。先述の専門業者が落札することも多い。そのようにして放出されたパトカーは、予算規模の小さい警察が購入して再びパトカーとして使用することもあれば、タクシーとして使用されるもの、一般の中古車と同様に個人の自家用車として使用されるものがある。中には熱心なパトカー愛好家により、再びパトカーの装備を施されて趣味として楽まれる車もある。そのような再びパトカー仕様に改造された車は日本からでも購入可能であり、日本の保安基準を満たしていれば実用も可能である。パトカーは酷使される一方で整備が行き届いている個体が多いので、長持ちする事を考えてあえてパトカーを購入する者もいる。
レース仕様車[編集]
アメリカではアマチュアが参加するドラッグレースなどの草レースが盛んだが、これにレース仕様のパトカーが時々出ている。殆どが警官による自主的な広報活動を目的としたもので、麻薬追放や公道における違法レースの撲滅、及び合法レースへの参加を呼びかけるものが多い。車両購入と改造、レース出場にかかる諸費用は警官有志が自費負担している。車両は基本的にそのレースの種類に応じたレーシングカーで、警光灯などを装備しパトカーとしているのが特徴。所属している機関の許可が出れば、公式シンボルマークや名称ロゴを車体に施すこともある。
日本[編集]

警視庁の無線警ら車(警ら用無線自動車)、トヨタ・クラウン
日本では主に、警察の治安維持活動、ライフラインを点検する為の水道局、ガス会社、電力会社、電話会社、鉄道会社、法務省入国管理局、国土交通省、高速道路会社(旧日本道路公団等)の交通管理隊、また「青色防犯パトロール」と呼ばれる自主防犯活動に用いられる町内会(自治会)などで使用される車両や民間警備会社の車両などがある。防犯活動用など一部のもの(住民有志の自家用車であったり役所の公用車だったりする)を除き、特種用途自動車(8ナンバー車)である。
日本の警察におけるパトロールカーは、緊急自動車指定を受けた警察の車両であり、パトカーと略される。警察業界用語では「PC[19]」。警察無線でも「PC」は一般的に使われている。
パトロールカーは、大きく白黒パトカー(一般に見ることのできるパトカー)と覆面パトカーに大別される。
よく見かけるパトカーは、消防車や救急車と違い「機動警ら(地域警察)」という運用であり、警察本部・警察署などの庁舎で待機ではなく、常に街中にいて犯罪・事故の未然防止と110番通報時に現場へすばやく臨場をすることに備えている。また「交通警察(交通機動隊・高速道路交通警察隊・警察署交通課)」や「刑事警察(機動捜査隊・警察署刑事課)」でも街中で取締や警戒・捜査を行うだけではなく、街中から現場へすばやく臨場することもまた運用目的である。
白黒パトカー[編集]

警視庁の無線警ら車(警ら用無線自動車)、スバル・レガシィB4

神奈川県警の無線警ら車(警ら用無線自動車)、180系クラウン

神奈川県警の無線警ら車(警ら用無線自動車)、200系クラウン
制服警察官が乗務するパトカーで警察署の地域課機動警ら係や、交通課、自動車警ら隊、高速隊などに配置され、正式には、交通取締用の車両を「交通取締用四輪車(交通取締用無線自動車)」、主にパトロール用の物を「無線警ら車(警ら用無線自動車)」という。つまり各警察部門用の無線機を搭載した、交通取締用もしくは警ら活動用に行う自動車という意味である。先述の街中による警らや交通取り締まりなどの公務執行をしてる自動車であり、「警察官の乗用車」というわけではなく警察部門の各執行活動の為の自動車としてある。
これは警察において最も多い型のパトカーで、日本の警察では主に地域警察の警邏活動、交通警察の事故や違反の抑止、刑事警察における捜査・犯罪警戒活動において使用される。刑事捜査における尾行の際、被疑者への警察の存在を秘匿する(密行と称する)必要があるので覆面パトカーを使うが、それ以外の場合は、むしろ警察車両であることを前面に押し出しわかりやすく白黒パトカーで捜査や取締を行う。
車両のデザインについて、警察庁では「車体を白黒色に塗り上部及び前面に赤色警光灯と拡声器を備え、横部に都道府県名を表記する」という指針がある。1950年(昭和25年)に登場したパトロールカー(当時は移動警察車と呼ばれた)の塗装は白色一色であった。1955年(昭和30年)、当時ほとんどが白色一色であった一般車と区別するため[20]、米国のパトロールカーを参考にして、未舗装道路が多かった当時の道路事情を考慮して下半分を汚れの目立たない黒塗装のデザインにした。しかし細かな規定はなく、各都道府県警により塗り分け方や警光灯の形状などが微妙に異なっている。文字表記は道府県によって「○○県(府)警」(例・大阪府警)と「○○県(北海道)警察」(例・神奈川県警察)に分かれている。香川県警察では以前は「香川県警」だったが、近年導入された車両では「香川県警察」に変更されている。字体についても様々であるが石川県警のように明朝体からゴシック体に変更された地域もある(現在、明朝体を使用しているのは鹿児島県警や熊本県警など少数。)。青森県警は、フロントドア下側に白抜きで白鳥のイラストが描かれている。大分県警は、以前はアメリカの車両のように赤色と青色の混合の警光灯を装備していた車両も存在したがこれは皇族警衛の際に使用された車両である。皇族警衛では地域を問わず車列先導を担当する白黒パトカーは、散光式警光灯の片側もしくは一部のカバーを青色に付け替えた車両を用いる慣習であるが、近年は赤色灯はそのままで着脱式流線型の青色警光灯を取り付けた車両が主流となった。また、2008年12月に福岡県で開催された日中韓首脳会議の警護の際は警護対象車を識別するため国ごとに異なる色の警光灯を装備していた[21]。
また、在日米軍が所有する一部のパトカーも青と赤混合の警光灯を装備した車両がある。また警視庁は2007年、外国人にもパトカー(ポリスカー)であると認識してもらえるように、また視認性向上などの理由で、黄色の反射材で作られた「POLICE」文字のステッカーを左右ドアと後部バンパーに、警察手帳に装填されている記章をデザイン化した、やはり反射材製のステッカーをドアに貼り付ける事を決めた[22]。
パトカーは警察の証として赤色警光灯やサイレンを装備しているのではなく、警光灯・サイレンは道路運送車両法に定められた緊急通行車両の緊急走行時の安全装備として取り付けている。急走行する際にパトカーと事故を起こさないよう、視覚(警光灯の光)と聴覚(サイレン音)で道路を通行している他の車両や歩行者に緊急走行中と認識させる注意喚起の為の安全装備品(警光灯・サイレン)としてである。
なおパトカーは種類・用途により排気量・出力が異なっている(大きい順に「高速隊・交機パトカー(3500-2000cc)」・「警らパトカー(2500-1900cc)」・「ミニパトカー(1500-660cc)」)ため、隊を越えての車両異動(例:自ら隊から交機隊への車両異動など)は基本的になく[23]、各隊毎に専用車両が新規発注されている。但し寄贈や県警独自の方針で高性能車を発注する場合もある(フェアレディZバージョンニスモやNSX・アリスト等)
また多くのパトロールカーには、屋根に所属警察署・隊名略号(コード)と号車数字が表記されており、警視庁や一部の警察本部ではフロントガラスにもこの表記がある(一例として警視庁麹町警察署所属の1号車であればフロントガラスに「麹町1」、屋根には「麹1」、本部302号車なら「302」、高速道路交通警察隊所属3号車なら「高速3」、屋根には「速3」など)。無線のコールサインを兼ねているため警察官は無線交信時、最初にその番号を名乗る事になっている。特に屋根上の表記は「対空表記」と呼ばれ、ヘリコプターを運用する航空隊員が地上の車両と無線交信をする際にコールサインを把握する目的がある。そのため警察ヘリと交信するための基幹系警察無線を基本的には車載していないミニパトなどの交通執行車両や交番・駐在所配備車両には対空表記がないものが多い。秘匿の用をなさなくなるため、覆面パトカーにも通常は表記されない。
覆面パトカー[編集]

古典的な覆面パトカーの一例(警察ではなく陸上自衛隊の警務隊が使用するクラウン)。反転灯の水抜きホース、2個装備されたルームミラーが確認できる。ナンバーは自衛隊制式ではなく一般車書式
覆面パトカーは平時の外観は一般車両と同じ様相をしており、緊急走行開始時や対象者検挙時にのみ赤色灯を露出させサイレンを鳴らすパトカーをいう。パトカーであると気づかれずに不審車両や不審人物への職務質問が出来るので、不審者を取り逃がす割合が低い。正式には取締りに用するものを「交通取締用四輪車(反転警光灯)」、要人警護に用するものを「警護車」、犯罪捜査の用に供するものを捜査車両といい、総称してこの3種を覆面パトカーと呼び単に「覆面」や「覆面車」と略される時もある。但し捜査車両の中には緊急自動車指定(騒音走行認定)を受けておらず、着脱式赤色回転灯とサイレンを装備していない一般車両も存在する。また覆面パトに乗務する警察官は必ずしも警察の制服を着ているとは限らず、「私服警察官」として一般人と同様にスーツを着てパトロールを行う場合もある[24]。
外装上の特徴として、警察無線用のアンテナがある。基本的には無線機を搭載していると思わせない擬装を施したアンテナが使用され、古くはフェンダーに取り付けるラジオアンテナを模した「F-1型アンテナ」やパーソナル無線用のアンテナを模したタイプが使用され、1990年代には自動車電話用アンテナを模した「TLアンテナ」が主流となった。それぞれに「本来のラジオ用アンテナは存在するため『ラジオアンテナが2本有る』ように見える」「パーソナル無線搭載一般車両の減少」「携帯電話の普及による自動車電話の減少と携帯電話オプション品としての同型アンテナの普及率の低さ」という短所から「覆面パトカーの象徴」のように広く一般にも認知され秘匿性に欠けるため、2000年代初め頃からは車載アナログテレビのダイバーシティアンテナを模した「TAアンテナ」に殆ど置き換わった。しかし、地上デジタル放送の開始で一般車両のテレビ視聴用にはフィルムアンテナが主流となった現在においてはTA型の秘匿性も落ちており、警察無線用の周波数に調整したフィルムアンテナや、現在ラジオアンテナの主流であるプラスチック外装で短い棒状の通称「ユーロアンテナ(日本アンテナ製:MG-UV-TP、WH-UV-TPなど)」が主流となっている。例外として、一部の県警ではアマチュア無線用のホイップアンテナを模したデザインの物を使用している場合もある。
交通取締用四輪車(反転警光灯)[編集]

警視庁の交通取締用四輪車(反転警光灯)。TAアンテナを装着した180系クラウン

交通取締用四輪車(反転警光灯)。フロントグリル内警光灯、ユーロアンテナ、二段ルームミラーの装着が確認出来る200系クラウン
交通取締用四輪車(反転警光灯)は、警護車同様に赤色警光灯が車内天井部に格納されており、緊急時にはルーフ中央部分が開いて小型の流線型赤色警光灯が外部にせり上がって来る(かつて180度反転して収納されていた構造から「反転式」と呼ばれるが、現行製品は格納スペースの中で横倒しになっており、蓋が開く動きに連動するアームによって外部に露出させる)。また、ごく初期の覆面パトカーは、回転灯が上昇・下降するのみで、反転はしなかった模様である[25]。
交通覆面パトカーは交通機動隊(交機隊)や高速道路交通警察隊(高速隊)、また警察署(所轄署)の交通課などに配備されて主に交通取締りを行なっている。交通機動隊など交通違反取締りを行う車両には、屋根中央部分から格納されている赤色灯がスイッチ操作により自動的にせり上がるようになっている。そのため、車内天井には反転灯を収納する場所の窪み(その形状から「洗面器」と呼ばれる事がある)がある。また、車内に乗っている警察官は原則として交通機動隊の青色制服または合皮製黒色制服を着用することになっているので、車内をよく観察すれば警察車両であると判別できる。例外として各地の暴走族(マル走)対策車両などには、捜査用車両と同様にマグネット式の赤色灯を使うものが存在し、マル走対策などでは交通機動隊であっても私服で出動する場合もある。リアトレイに設置された電光表示板に「パトカーに続け」や「速度落とせ」などと表示される機能の付いた車両もある。
交通覆面パトカーは白黒パトカーと同じく、各自動車メーカーにグレードが存在する。しかし白黒パトカーに比べて需要台数が少ないために車種も少なく、現在はトヨタ・クラウンのみカタログモデルとして設定
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