静かな劇場 

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『歎異鈔をひらく』から3年3カ月

2011-06-17 18:31:34 | Weblog
「太平の眠りを覚ます上喜撰、たった四杯で夜も眠れず」。幕末、ペリーが来航し、開国を迫った時に流行った狂歌だ。「上喜撰」は上等なお茶の名で、「蒸気船」とかけてある。4艘の黒船が、徳川三百年の眠りを覚ましたことを、お茶で眠れないのになぞらえている◆毎年、10冊以上出ていた『歎異抄』の解説書が、『歎異鈔をひらく』が出て3年3カ月、1冊も出なくなってしまった。従来の解釈が正しいのなら、『ひらく』はまさに異端の書。20万部を超える勢いで読まれているのに、なぜか自称・正統派の不可解な沈黙が続く◆八百年の伝統で押し切り、人々の関心が去るのを待っているのかもしれないが、英語版も出され、今や海外の真宗学者も注目している。権威といわれる某教授は、「真意が霧が晴れるように分かった」と『ひらく』に賛辞を惜しまない◆外国からの「どちらが『歎異抄』の真意?」の声はまさに黒船。外圧に震え上がった幕府のように、「本山の眠りを覚ます歎異抄 ひらくのために夜も眠れず」なのだろうか。
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