千寿の碁紀行

小林千寿の世界囲碁普及だより

MGプレス 32回 『南仏ニース の夏』

2022-09-07 14:02:26 | 旅行

由緒ある建物の中庭で開催された野外コンサート

2011年8月、フランス・ニースで毎年開講されている音楽マスターコースを、パリ在住時にご縁ができたピアニストのイブ・アンリ先生(パリ国立音楽院教授)の伝(つて)で見学しました。
このコースは欧州の音楽大学の学生が主ですが、日本からも音大の学生、既に音楽の先生をしている方、趣味でピアノを続けている方など多様な生徒さんが参加。日頃は囲碁を教える立場ですが、他の分野のマスターが教える様子を見学するのは、とても参考になりました。
ピアノの技術は分からなくても先生が生徒に何を要望しているのか、伝わるものがあり、興味深かったです。
また夏休みの南仏ニースはバカンスの人々で賑(にぎ)わい、夕暮れ時の海岸沿いの散歩、映画にも出てくるネグレスコ・ホテルの美術館のようなロビーの見学。有名ブランドのウインドーショッピングで目の保養。夜はテラス・レストランで海を見ながらお食事。どこのレストランもおいしく、日本好きの人も多く好意的で、明るい南の人たちとの会話も楽しかったです。
また夜は野外コンサートへ。南仏でも夜は快適な気温で心地よい長い夜です。オペラ、クラッシック音楽も大好きな私には素晴らしい数日でした。
ただ残念だったのは、ニースから海岸沿いに12キロ(その先8キロにモナコ公国)、コート・ダジュールのエズ村に行けなかったこと。海岸から数百メートル、標高427メートルの岩山にあり、歴史が紀元前2000年からある小さな村で、要塞(ようさい)の役目もありました。そこから見る紺碧(こんぺき)の海、石畳の家並みを見たかったのです。
地中海の海の色、空の色は日本にない青さ。そして遠い対岸はアラブ諸国です。
紺碧の海を跨(また)いで異国が、どんな歴史を築いてきたのか興味深い地域です。

https://mgpress.jp/2022/07/22/%e3%80%90%e5%b0%8f%e6%9e%97%e5%8d%83%e5%af%bf%e3%83%bb%e7%a2%81%e7%b8%81%e6%97%85%e4%ba%ba%e3%80%9132-%e5%8d%97%e4%bb%8f%e3%83%8b%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%81%ae%e5%a4%8f/



MGプレスより 33回『欧州の危機』

2022-09-01 10:01:57 | 旅行

  2010年5月31日 シャンゼリゼ通りのデモの様子

1974年から2019年秋までに合計10年ほど海外在住え、海外旅行も数え切れないほど行きました。その間、日本では経験しそうもない「危険」に何度も遭遇しました。
1980年、アメリカ・ワシントンDCへ囲碁指導に訪れた時に泊まったホテルがウォーターゲート事件で有名なウォーターゲート・ビルの隣だったので見学に行きました。大きなビルの中のショッピング・エリアの宝飾店に入ると、店員の若い女性たちが泣いているのです。異様な雰囲気だったので、思い切って「どうされたのですか?」と聞くと、「今、銃を持った強盗が宝飾品を奪って出て行ったんです!」。私は、すれ違っていたはずです。
2010年5月31日、フランス・パリのシャンゼリゼ通りがトルコとイスラエルの国旗を持った人々と、機動隊に埋め尽くされていました。
支援物資輸送のためにパレスチナ自治区ガザに向かっていた支援団体の船団6隻とイスラエル軍の衝突があった直後です。
いつもは観光客で埋まるシャンゼリゼ通りが殺伐化していました。それを横目に歩いていると突然、機動隊が歩行者に催涙ガスを放出!強烈な痛みで目を開けていられず、涙がボロボロ出てきて、顔はヒリヒリし、10分くらいは身動きできませんでした。
やっと目を開けて最初に見えたのは、避難した洋服店の中で手錠をかけられている人たち。ドサクサ紛れに物を盗む人たちがいたのです。
フランスで爆弾事件が多発した頃は、飛行場に3人一組の警官がライフル銃を持ち、警察犬を連れてパトロールしていました。
そして、日々どこでも持ち主が不明と思われる荷物があれば、人々は気づくとすぐにその場から離れます。もし、すぐに持ち主が現れない時は爆発物処理班が中身を確かめずに特別な箱に入れて処理するそうです。
日本の平和な日常生活が保たれることを心から祈ります。

https://mgpress.jp/2022/08/12/%e3%80%90%e5%b0%8f%e6%9e%97%e5%8d%83%e5%af%bf%e3%83%bb%e7%a2%81%e7%b8%81%e6%97%85%e4%ba%ba%e3%80%9132-%e6%ac%a7%e7%b1%b3%e3%81%ae%e5%8d%b1%e9%99%ba/

スコットランドのエディンバラ

2014-03-30 00:27:58 | 旅行

エディンバラ大学で囲碁指導する為にロンドンから汽車で6時間のスコットランドのエディンバラに行ってきました。

夕方の街の景色

丘の下からみた城壁、どの建物も重厚感があります。

 

 

 

よく見ると海が見えます!!!

アダム・スミスの銅像(教科書で見た名前!『1723~1790』主著『国富論』

今も昔も『原則』は変わらないと言うか、守られにくいらしい。。。

 

  • 公平の原則
  • 明確の原則
  • 便宜の法則
  • 経費節約の原則

海、空、向こう岸が見えます。

お土産屋さんは、どこも似たような品が並んでます。

何と言ってもスコットランドの民族衣装キルト


霧の英国

2014-01-28 21:50:15 | 旅行

 朝起きて太陽の光に満ちている東京から欧州に行くと、朝起きた、その瞬間の気分は全然、違いますね。。。

今回は濃霧のオックスフォードの朝。

ロンドンは霧で有名です。以前、濃霧の為に飛行機の発着が遅れ足止めされた事もありました。

英国人も『今朝の霧は濃かった』と言う、その日の朝の霧。

窓を開けると何も見えない。太陽が昇ってきて明るくなって写真を撮りに散歩に出ました。

 クライストチャーチ ・カレッジの校内。。。。

 


久しぶりにエッフェルタワーの夜景

2013-06-18 01:05:24 | 旅行

時刻がピッタリ夜の10時、11時、12時になると電気が点滅するエッフェルタワー

久しぶりに夜景を見ました。写真は11時に撮ったのですが、まだ少し空が青く見えます。日が長くなりました。

毎土曜日に午後に開催されている囲碁講座は、この写真を撮ったところから徒歩10分。