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ロンドンの漱石博物館、閉館

2016-08-30 18:16:08 | 日記
Soseki Museum in London to shut


A museum in London dedicated to Japanese novelist Soseki Natsume will close in September. Following the Brexit vote, the outlook for Britain's economy has become uncertain and real estate prices have fallen. As the value of the room used for the museum is expected to fall further, the director has decided to sell it.

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dedicate 捧げる
following   ~の後  
Brexit   イギリスのEU離脱
vote   投票
outlook   見通し
uncertain   不透明
real estate  不動産
expect 予想する
director 館長


【訳】

ロンドンの漱石博物館、閉館の予定


日本の小説家、夏目漱石に捧げられたロンドンの博物館が9月に閉じられることになった。イギリスのEU離脱の後、イギリス経済の見通しは不透明になり、不動産価格は落ち続けている。博物館のために使われる部屋の価格がさらに下がることが予想されるおで、館長はそれを売ることを決めた。



【解説】

見出しにはいつものように「新聞の見出しにだけ許されるbe動詞の省略」があります。

「Soseki Museum in London 《is》to shut」
(ロンドンの漱石博物館が閉じられる予定だ)

「is to」は教科書や参考書では、「未来」「可能」「義務」などを表すと書いてあります。けれど「未来」「可能」「義務」はそれぞれ「will」「can」「must」にあたります。みなさんは「be動詞+to」はイコール「助動詞」だと覚えておいてください。

「A museum in London dedicated」
(ロンドンの博物館が捧げた)

と訳しそうですが、これでは主語と動詞の関係が成り立ちません。
この「dedicated」は過去分詞。(捧げられた)の意味になり、前の(博物館)を修飾します。

「A museum in Longon dedicated」
(捧げられたロンドンの博物館)


「to Japanese novelist Soseki Natsume」
(日本の小説家、夏目漱石に)→捧げられたロンドンの博物館→が

「will close in September」
(9月に閉じられる)

「Following the Brexit vote」
(イギリスのEU離脱の投票の後)

「the outlook for Britain's economy has become uncertain」
(イギリスの経済の見通しは不透明になっている)

「and real estate prices have fallen」
(そして不動産の価格は落ち続けている)

次の「used」も(使った)と訳しては主語と動詞の関係が成り立ちません。
この「used」も(使われる)という意味の過去分詞で、前の(部屋)を修飾します。

「As the value of the room used for the museum」
(博物館のために使われる部屋の価値)→が

「is expected to fall further」
(さらに落ちることが予想される)→ので

「the director has decided to sell it」
(館長はそれを売ることを決めた)

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