そのときは秋谷の岬の先端にいた
逗子に向かうR134は信号が止まっていた
自宅付近には大津波警報がでて、逗子小学校の体育館の避難所で一夜を過ごした
毛布を借りて床に腰を下ろした
疲れているはずなのになにも感じなかった
回覧された新聞ですべてを知った
幸い次の日には警報が解除された
そして今祈っている
店には村上春樹の本が何冊もおいてあった
その本には村上春樹本人の写真が載ってたんだけど
着ていたティーシャツの背中には
「KUWATA BAND」って書いてあった
意味も無くニヤリとしてしまった昼下がり
店の名は「トムネコゴ」