斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

より正しく、正確な真実を追い求めて

2017年05月06日 00時00分35秒 | 斎藤秀俊の着眼


05/05(金) 07:05 TBSテレビ[あさチャン!]

ゴールデンウイーク 列島各地で水難事故が発生している。水難事故の危険から身を守るには…
まず、静岡県島田市では男児が川で溺れ心肺停止状態で病院に搬送されたという最新のニュースと
秋田県藤里町ではダム湖で釣りをしていたボートが転覆し2人が行方不明となっているというニュースに触れられた。
水難事故の危険性について、場所ごとに説明が行なわれた。
1.河川
子どもの水難事故発生件数(警察庁調べ)で最も多いのは河川である。
河底には急に深くなっているところがある。(これが川で多発する沈水事故の原因であるが、どのように危険かあと一歩説明が。。。)
せっかく橋脚周辺は危険であると解説されたので、橋脚付近の洗堀が川が急に深くなる原因だと触れることができれば。。。惜しい。やはり、工学的知識のある専門家に解説をお願いしなくちゃ。。。
2.海
東京海洋大学・田村祐司准教授は「海は離岸流に注意」と解説。離岸流で流されたら、浮いて救助を待つ。(目撃者はすぐに119番と118番して、救助を呼ぶ)
風に流されるという実験映像で、水につかっていなくても興に流されることがあることを実証。
3.ため池
ため池の危険性について動画が放映された後、私は「水難事故で一番怖いのは、そこにいて周りを見ててもそれほど危険を感じないと安心しきった状態で水に入りいきなり危険だということに気が付いたとき」と語った。


05/05 10:56 TBSテレビ 【ひるおび!】
ここでは、あさチャンで放映された映像を用いて、さらに啓蒙を行っていた。

午前中に2度放映することで、より多くの人に水難に注意しようという意識を再確認してもらったのではないでしょうか。

最近は、報道機関による取材・番組構成のお手伝いばかりでなく、民事事件、刑事事件の意見書作成の依頼も増えてきました。
これまで、水難に関して、根拠に基づいて説明、証言してくれる人がいなくて大変だったろうな、と感じています。

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