LO(O)SE40!

緩く自由に色んな物をどんどん海に投げていく旅の始まり

未来への狼煙展に行ってきました

2017年05月14日 17時35分33秒 | Weblog
淺井裕介さん以外は初めて見る人達ばかりで、とても新鮮、と言うか衝撃。

各フロア毎に展示室があって、リンゴの皮みたくスロープでぐるぐる回って行く、というこれまた新鮮な作り。

まず1階の壁面に淺井裕介さんの大作バーン。
壁一杯の大きな作品は初めて生で見たけど。タイトル(言葉の先っぽで風と土が踊っている)と裏腹に凄い攻めてる感。端々に小さな生き物たちがちょこまかいて、包み込むように大きな生き物や人がいて、そのすべてが世界になっていて、確かに風は感じるし、言葉もいらない。
絵自体は、淺井裕介さんだなあと思うんだけど、「わー、この中に住みたい」という気持ちにはなりませんでした。暖かさや可愛らしさもありつつ、何か鬼気迫るものを感じて。テーマ通り狼煙が上がって戦闘開始みたいな。いずれ消すことも含め覚悟のようなものを感じました。
後ろの2点の絵は残る絵ですが、残す方が逆に旅の途中の様な絵でその対比も面白い。
重ねた上で削るというか消して線が生まれる作法?も面白いなあと思う。

で、両サイドに前野健太さんの歌詞と歌。藤原泰佑さんの太田市街図。
藤原泰佑さんの作品は俯瞰で眺めた緻密な市街図にちょこちょこ嘘(というか過去)を混ぜて全体的に浮世絵に見えるような面白い絵。現在を描いていながら昔の絵を見てるような、未来を見てるような時間軸が分からなくなる不思議な感覚。地元の人ならもっと色々楽しめるんだろうなあ。

前野健太さんは私はいいや。わざとダサいことしてんのか、素なのかよく分からない。言葉も刺さらなかったなあ。

で、スロープを上がりながら清水房之丞の霜害警報という詩を読む。寒さ厳しさの中の猛烈な熱さ。言葉で、短い詩という文章で物語のように景色が浮かび上がる。知れてよかった。図書館で探してみよう。

まだ2階にも辿り着いてないけど疲れたので続く。

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