一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

スノコ状の外壁

2011年09月29日 | 西大崎の住宅


西大崎の住宅です。


ウエスタンレッドシダーの外壁を張り始めました。

Cimg2708

WRC(ウエスタンレッドシダー)の外壁は、よくありますが

今回は、なんと隙間の空いたスノコ状。

Cimg2707


使うスノコは、3~4mの材料を 1500本

大工さんにとっては、気の遠くなる作業です。

目指す所は、こんな外壁。 

Photo

だいぶ近い雰囲気になりそうです。



スノコには、水切れが良い様に斜め加工をしてありますので

普通の雨では、外壁裏に水が廻る事はありません。

しかし、雨風の強い時には、当然 外壁裏まで雨が入る事が予想されます。

では、普通の外壁材では雨が入らないのか?と言えば

そんな事はなく、普通に雨は入っています。



通常 住宅では、表面の外壁材を一次防水とし、

その下の通気層と防水透湿シートで二次防水としています。

つまり、外壁で完全に雨を防ぐ作りではなく

ある程度雨が入る事を想定して建物は作っているのです。



今回の様にスノコ状の外壁とすると、

普通の外壁より雨は入りやすくなりますが

逆に通気性がとてもよくなりますので、乾きも早く

外壁下地の劣化対策として効果が期待できます。



前々からチャレンジしてみたい外壁だったのですが、

今まで お客様に 特におすすめしたこともなく・・・

しかしながら、このたびは お客様の方からのご依頼です。

二つ返事で「是非、やらせてください!」と、なったしだいです。



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