一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

内装用モイス、自然素材って何がいいの?

2017年01月21日 | 田上の住宅
田上の住宅です。

内装用モイスを張っています。



内装用モイスは、巾が91cm長さは天井までのボード状の建材。
それを一枚一枚大工が張っています。(天井は91cm×91cmを使用)

写真で見るとただの白いボード。



でも、実際に目の前で見て頂くと、ややグレーがかっており
表面の加工は、削ったり切ったりした時と同じナチュラルな意匠。


写真をクリックすると拡大します。

表情はマット。テカリや均一化したパターンもなく、まさしく自然素材といった感じ。
よ~く見ると一枚一枚の色も微妙に違う。

一部の天井にはシナベニアを使用。技術のいる突き付け張り。
これももちろん天然の木目なので、一枚一枚木目や色気が全て異なる。




床板はパイン、階段はスプルース。
これらも、もちろん天然の木目。




つまり、家中のほとんどが自然素材で仕上がっている。
(全てではない。水がかりなどは耐久性の高いビニール素材も使っています)

では、自然素材って何がいいの?
う~ん。メリットは様々ありますね
吸放湿性、肌触り、安心、リラックス効果、環境にやさしい、許容できる経年変化、等々。

でも、そんな効果は全く知らなくても、
「なんか気持ちイイ
この理由だけで採用する価値は十分にありなのです。

パターン化された壁紙や、プリントされたニセの木目を見て過ごすのと、
表情や色気が全て微妙に違う自然素材に囲まれて過ごすのとは、比較になりません

当然、壁や床をジッと見て過ごす訳ではないけれど、
その空間に身を置いてみれば、違いはハッキリわかります。

また、それは一時の話ではなく、何十年もそこで過ごす事になる住まいならなおの事。

人の顔が、全部同じで同じ格好で同じ歩き方だったら、気持ち悪いでしょ
道路を走る車が、全部同じ車種で同じ色で同じ方向に・・・、気持ち悪いでしょ
全ての家が、同じ外観で同じ色で整然と建っていたら、気持ち悪いでしょ

・・・ちょっと違う例えかもしれないけれど そういうこと。

キチンと整理整頓して整えるのは、気持ちのいいことなんだけど
本当に全く同じ物が連続されているのは、
緊張感が伴って逆に気持ちが落着きません

微妙な違いや揺らぎのある自然が、人に気持ちよさを与えます。
数字には現しきれない微妙なところですが、ここは大事です


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