一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

現地に立つ、自社の個性ではなく・・・

2017年02月01日 | NEWプロジェクト

お客様より新築のご相談を頂き、まずするのが「現地調査」
建築予定地がどんな立地条件なのかを現場で確認します。

もちろん、敷地図面やマップがあればある程度は確認できますが
私は「実際にその地に立つ事」をとても大切にしています

実際にそこに立ってみなければ、わからない事がたくさんあるからです。
日照条件はもちろんですが、隣家や道路との関係、前面道路の交通量、その町の雰囲気、
当然、音や匂いは図面からは絶対わかりませんしね

よくある失敗例が、
「図面やマップを見る限りでは南側が開けている敷地。よし!ココに大きな窓を設けて冬の日射取得を・・・」
しかし、実際にはその大きな窓は通りや隣家から丸見えの位置。

残念ながら、その大きな窓は日中からカーテンが閉めっぱなしに
日射取得や暖房費の削減なども計算通りとはいきません

これは本当によくある事なのです
図面や数字ばかりとにらめっこしていると、こういった失敗に陥りやすい。
完全に想像力の欠如です。

設計者はそこで「暮らす事」をイメージをして設計しないとダメ。
そのためには、ちゃんと現地に立って「想像する」んです。

「現地調査」では敷地のサイズや形状を細かく測量するのが大事ですが
そこに集中しすぎると、現地で大切な何かを見落として帰ってしてしまいます

ここ数日も、(たまりつつある)ご依頼者様の敷地を何物件か廻ってきました。
この時期に困るのが雪



建築予定地は、一面雪



全てを覆いつくしています

冬なので当たり前といえば当たり前なのですが・・・
今度は逆に図面やマップやストリートビューを駆使しイメージします。

また、現地をウロウロしていると近所の方に声をかけられる事もしばしば。
(怪しまれる事もしばしば
声をかけられる。これはとてもラッキーなんです!
ご近所さんからは色んな情報が聞けるんです。

「大雨が降るとここに水が溜まるんだよね~」とか
「こっち方向からの風がとても強くてね~」とか
「夜はけっこう大型ダンプが通るんだよね~」とか
こちらが聞き取りしなくても、勝手に色々教えてくれるんです

全く同じ敷地は存在しません。
その敷地のメリット、デメリットは、単に良い悪いではなく
それがそのままその敷地の個性となります。

そして、その敷地に対応して設計すれば
一棟一棟全く違う個性的な住まいが考えられます。

各建築会社は、各社それぞれに「自社の個性」や「自社のスタイル」があります。

しかし、弊社のいう個性は「自社の・・・」ではなく
「敷地の個性」だったり「施主様のスタイル」なんです。
(でも結局そのスタイルが自社の個性にもなっている??う~どっちが先?)

全物件、ゼロからちゃんと考える。
(大変な作業なんです

ので、
ど~しても時間がかかってしまうんです。
お待たせしているお客様、もう少々お待ち下さい

(長々とした文章は、結局ソレが言いたかったのね~)



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