一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

隙間だらけの外壁? オープンジョイント工法

2015年10月29日 | 島潟の住宅

島潟の住宅は外壁工事中。



新潟県産杉のヌキを使ったスノコ張りです。 ス・ノ・コ つまり、隙間だらけの外壁です。



隙間だらけで雨は入らないの? と、心配ですか?

大丈夫です。基本的には入りません。

実際に同じ仕様で施工から1年が経過した小須戸の住宅でも、雨が入った形跡がほとんどありませんでした。 

私も少々びっくり (多少は入っていると思っていましたので

このように、外壁の隙間を完全にシールして密閉するのではなく、開放することによって外壁材の内外の圧力差をなくし

雨水が外壁内に入りにくくする工法を、オープンジョイント工法と言います。



シーリングなどのメンテナンスが困難な高層ビルなどの外壁やガラス、カーテンウォールに使われています。

でも、絶対に雨が入らないわけではありません。 少々入っても壁内に留まらずサッサと排出されればOKとの考えです。

念のため、その排出される通気層(雨水排出層)をたっぷり約5cmも設けました。

万が一雨が入っても、防水層であるタイベックにさえもなかなか雨が届きません。(まあ防水層まで届いても全然OKなんですけど。)

スノコ張り。 けっこう大胆な外壁材でしょ。



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