何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

真っ向勝負の人生に最後のエールを!

2017-03-09 12:50:55 | ひとりごと
私には思いがアチコチに飛ぶという癖がある。
本を読んでいても、ストーリーの本筋から離れ、登場人物のネーミングに拘ったり、場面設定の不自然さが気になったり、良い言葉に出会い喜び備忘録に記すと それで満足し続きを読むのを忘れたりと、かなりいい加減な性格なので、このブログでも話も思いもアチコチに飛んでしまう。

それを時には反省するのだが、今日もまた延び延びになっている「夏雷」(大倉崇裕)に関する連作を一旦おいて、どうしても書いておきたい悲しい事を、知ってしまった。
さわやか真っ向勝負!
正直なところ、KKコンビニはあまり興味はなかった。チビッ子チームで一番ショート(控えピッチャー)だった自分が憧れ応援していたのは、宇部商だった。宇部商の控えのピッチャー古谷君だ......

グーグルさんは一年前の記事を届けてくれるのだが、これは昨年の2月5日に書いたものだ。

グーグルさんには、今どの記事が読まれているか、どんな言葉で検索されここに辿り着いたのかを知らせる機能がある。
最近この「さわやか真っ向勝負!」を読んでくれる人がいること、宇部商の藤井さんの名で検索されることがあることに気付いていたのだが、昨日は、この記事に関連したブログ記事として紹介されているものがあったため、飛んでいって拝読した。

記事タイトル、山際淳司『ルーキー』 宇部商の選手たちはいま
http://blog.goo.ne.jp/sightsong/e/6fbe9cc02773d2072899e6bbfa9e5f12?fm=entry_related

そして、リンクされている藤井選手のwikipediaを読み、驚いた。

昨年、かつての宿敵の挫折に温かなエールを寄せていた藤井進選手が、今はもう・・・・・。

準々決勝・準決勝と大量得点をとられた後から大逆転し、決勝ではあのPLと互角に戦った宇部商と古谷君は、私に長く諦めないことと踏ん張ることの大切さを教えてくれていたが、昨年の藤井選手の温かいエールの言葉からは、野球を離れた後も藤井選手が あの試合にふさわしい人生を歩んでおられることが感じられ、嬉しかった。

藤井選手というと、豪快なスイングと男前の笑顔が強く印象に残っているが、藤井選手が準優勝した夏の甲子園で打ち立てた一大会14打点という記録は、その後20年以上破られることがないというほど素晴らしいものでもあった。
その藤井選手が、大学生活の半ばで野球から離れたということに、野球の難しさだけでなく、その世界が持つ難しさも感じてしまうのだが、Kの挫折に寄せる藤井選手の温かいエールからは、たとえ野球から離れても、野球を通して学ばれたであろう精神は、確かに藤井選手のなかに生き続けていたのだと思わせてくれる。

さわやか真っ向勝負だった人生に、最後のエールを届けたい。
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