何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

ワンコの一句一遊

2017-04-20 09:51:25 | ひとりごと
図書館や本屋さんにいると、「今日は、ワンコからのお告げがありそうだな」という予感が働く時があるんだよ

世界と我が家を俯瞰するワンコ

ワンコが天上界から「読め」と指令してくれる本は、この一年3か月で何冊にもなり、
毎月20日には、その本について記すことが多いのだけど、
正直なところ、「今月は無理だろう」と思っていたんだよ ワンコ
ワンコも知っている上司のご病気のこともあるし、この時期は猛烈に忙しいから、
落ち着いて本を読む時間がないんだよ
だから、きっとワンコのお告げもないだろうと思っていたのだけれど、
ワンコはさすがだね
時間がなくても読むことができる本を教えてくれたんだね ワンコ 

「犬がいる暮らしを詠む わん句 歳時記」(吉田悦花)

返却するためだけに行った図書館のディスプレイに、この本は置かれていたんだよ ワンコ
風流を解さないせいか、俳句にはとんと縁がないのだけれど、
本書の表紙を飾っているチビわんこが、ワンコがおチビだった頃に似ているから、
迷うことなく借りてきたのだけれど、やはりワンコの仕業’’愛’’を感じたよ

本書は俳句の本だけに、季節の花々の写真がふんだんに載せられているだけでも目に優しいが、
「わん句」に合う犬の写真が心を和ませてくれるんだよ ワンコ

怒るんでないよ ワンコ
一般的に「犬」という言葉は、ロクな響きを持っていないんだよ、犬畜生、犬侍、犬死
犬好きの著者は、それを怒っているのだけれど、
「犬」が、「戌」とも「狗」とも表記されることに目をつけ、
とくに「狗」が、けものへんに「句」と書くことから、俳句と狗とに通じるものがあるのではないか?と考え、生まれた本が、本書なんだよ ワンコ
でもさ、ワンコ
一般的な辞書的意味合いが悪いせいか、
『犬のことを詠んだ俳句にも、なんとなく見下したような哀れさばかりが漂うもの』が少なくないそうなのだ
ただ、物事の本質を見極める偉大な人は、見るべき所を見ているんだよ
犬を詠む多く句のなかで、
松尾芭蕉与謝野蕪村小林一茶、そして正岡子規が犬に向ける視線は親しげで温かいんだよ

犬どもがよけてくれけり雪の道  小林一茶
・・・・・’’ども’’という語感は好ましくないけれど、
     まだ誰も踏んでいない真っ白な雪の上を歩くのが好きだったワンコの姿が目に浮かんだんだよ
     
藪入や犬も見送るかすむ迄  小林一茶
・・・・・ワンコは、出かける家族を見送るということはしなかったけれど、
     出迎えは、必ずしてくれたね ワンコ
     それぞれ帰宅時間は不規則なのに、うまい具合に玄関マットで寝そべり待ってくれていたね ワンコ

ワンコとの「約束の星」を持つ私には、心に響く句があったんだよ ワンコ

七夕や犬も見あぐる天の川  正岡子規
・・・・・ワンコの夜鳴きコーラスと丑三つチッチで、二人して夜空の星を見上げるようになったのは、
     七夕を過ぎた頃からだけれど、
     病に冒されていた子規が、どんな気持ちでこの句を詠んだのかと思うと、
     あの頃の私達を思いだし、切ないよ ワンコ

でもね ワンコ、今は夜空を見上げると、ワンコの’’愛’’を感じるんだよ
そう確信させてくれる句があるんだよ ワンコ
この句を伝えるために、本書の存在を教えてくれたんだろう ワンコ

銀河の下 犬に信頼されて行く  西東三鬼

今思い返してみても、ワンコに信頼されていたというよりは、
私達の方が絶対的にワンコを信頼していたのだと思うけれど、
そこには確かに、’’愛’’があったと確信しているんだよ ワンコ
’’愛’’とかアガペーなんて言葉は捉えようがないけれど、
ワンコを想う心には確かに’’愛’’があり、何か普遍の豊かさを感じさせてくれるんだよ ワンコ
その感覚が、この句にピッタリなんだよ ワンコ

ワンコに触れることができなくなり二度目の桜の時期が過ぎ、
寂しいことには違いがないけれど、本を読むとき旅するとき
いつもワンコと一心同体組だと感じる不思議な愉しみもあるんだよ 最近では

ワンコ ワンコの嫌いな暑い夏がくるまでは、
我が家でまったり過しておくれ ワンコ
頼むよ ワンコ
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