「かんばん方式」とは、生産現場が在庫を持たないよう生産をおこなうことにより、コスト縮減を図るもので、世界のトヨタになる原動力であった。しかし、在庫を持たないため、部品が一つでもかけると生産がストップするリスクを有している。実際に、阪神淡路大震災、新潟中越沖地震で、部品調達が途絶え、生産停止に追い込まれ、「かんばん方式」の弱点は分かっていた。去年、東日本大震災で1ヶ月以上生産停止に追い込まれ、東日本の計画停電には、勤務シフトを変え増産し回復を図ってきた。そこに、タイの大洪水が起こり、再び生産停止となった。この結果、トヨタの自動車生産台数は、アメリカのゼネラル・モーターズ、ドイツのフォルクスワーゲンに抜かれ首位から3位に転落してしまった。そこで、生産継続という面から「かんばん方式」の見直しをするとのこと。東日本大震災の経験から施設が壊滅し復旧するまでの期間を4ヶ月と想定し、その期間分の在庫を確保する計画。効率重視からの転換によるコストアップがどこまで価格競争に耐えるのかトヨタの苦渋の選択、その行方は。
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