対極論

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大極論40号 貧困の犯人(その2)

2016-12-28 05:42:58 | 時事・思考実験
正論・異論・極論…様々な角度から考察する思考実験

【国内】誰が日本の貧困を拡大させているのか?(続き)

D:
では本題に戻ります。
誰が日本の貧困を拡大させているのか?どうでしょうか?


A:
誰が…ねぇw
貧困なんて今に始まった事じゃないし、貧富の拡大なんて「剰余価値」とそれによって生じた利潤の再投下のせいだってマルクスを読むまでもなく分かる事だしなぁ。
ってかじゃあ、そうして利潤と再投下を繰り返す資本家へ富が集中する事が悪い・ズルいと言って非難をする奴らは、自分がカネを貯めて資本家側になれば良いし、資本家や経営者が失敗しても何のセーフティネットも資本家には無い状況にも目を向けろよ!

B:
バカかね君は?
破産法・民事再生法を知らないのか?
あと会社は株式会社・有限会社ともに「有限責任」なのを知らないのか? 実質的に会社の資産の範囲での責任に限定されるシステムで、個人経営や合資合名会社じゃない限り無限責任は原則あり得ない。

A:
少しは社会に出たら?
普通は会社の破産・倒産とは債務超過での事業停止・破産宣告処理や手形不渡り・支払い不履行による信用毀損による仕入れ不能や仕入れ取引先による債務回収騒動による事業継続停止状態になるかだが、
じゃあそもそも負債となるべくカネは誰が貸したんだよ?
親類縁者に頼み込んだカネか銀行の融資だろ?

銀行はタダじゃあ貸さない、経営オーナーの「私財」を担保・抵当にして貸すんだよ!
破産したら身ぐるみ銀行から剥がされ、取引先には仕入れを回収され債権支払いを強要され、親類縁者には見捨てられ恨まれ縁を切られ…
それでも誰も助けないし、国すら助けない、儲かってる時には税金をガッポリ取っても潰れれば知らん顔、いや潰れても納税の督促はくるぞ?

社員は潰れても失業保険が会社都合でフルに出るが、社長には何も出ない。

それでも資本家・経営者はズルいですか?


C:
まぁまぁ、確かに社長個人が担保を出して保証人になるのは中小企業で日本の大多数の会社の話だから切実だが、
少なくともそんな状況になるまで会社を運営する社長が能無しだよ。
ある程度のところで経営に見込みが立たなければ事業撤退を決断するべきだし、傷が浅いうちなら担保も全部取られる訳じゃないしね。
社員の生活の為に会社を続けても潰れた時は、社員は罵声しかしないモノ。 だからこそ会社都合失業保険をフルに出せるように手配して早急に撤退の為の人員整理するべきなんだよね。


B:
話は逸れたが資本家の資本の蓄積・資本の再投下のサイクルが富の寡占を産むのは間違いがない話で、国はだからこそ利益から法人税を・資本家や高収入者からは所得税を累進的に高い税率で取り社会に再分配をして格差を縮小させるべきだが、
小泉政権から今のアベまで法人税・所得税の累進税率の最高税率を引き下げる反面で逆進性が高い消費税税率を上げたり、所得税の扶養控除を改悪したりして格差を拡大させている。
社会に貧困を蔓延させ社会に不義と不公平を醸成させる安倍政権に反対の声を挙げるべきだな。

C:
ってかさぁ、そこまで安倍政権が不義と不公平の根源で怨嗟の的ならば、何故高い支持率なんだい?

考えられる答えは4っつかな?

1・実はメディアの示す支持率はデタラメで、政権から買収か恫喝をされている、もしくは去勢されていて吠える事も出来なくなって御用支持率を垂れ流している?

2・数字はデタラメだが、目的はある時期になったら数字を一気に落として不人気を演出する為のマスゴミの策略か?

3・支持率は正しくて実際に安倍政権政策を支持し満足している国民ばかり?

4・不満があるが、対案・アンチテーゼになる野党が胡散臭くて信用できないから仕方なく相対的に支持している?

私は(4)だと思うのですが、それなら貧困問題を含めた安倍政権の問題の最大悪は野党とそれと共闘するパヨクの責任ですね。
安倍自民に問題があるとしても、その政策は小泉改革からの継承政策で、別に公約違反や騙しの政策ではない。
一方でそうしたオープンな政策に反対軸を提示しても支持されない野党が根本的に問題なんじゃないかな?

A:
去勢されているのはマスゴミじゃなく野党だよ。
何をやっても一定の支持・票とカネがパヨクと労組から流れてくるから緊張感がない。

労組も野党と本気で「革命」なんて起こした日にゃあ会社の経営が傾き労組どころじゃないから程々の活動で良いし、なんと言っても労組のスポンサーは労組に積極的でないノンポリ従業員からの給与天引き組合費だから真剣味が湧かない。

パヨクも政治イシューにしている貧困弱者や在日や労働問題の労働者や福島原発被害者や沖縄基地反対派は資金源ではなく、「別の利害関係者」がスポンサーで、政治イシューの対象問題や被害者は単なる運動を展開する為の「ネタ」に過ぎないから、本気の当事者意識が無い。 
要するにスポンサーを喜ばす為に問題当事者へ押し掛け与力をするだけで、実際はその結果問題当事者がどうなろうと知ったことではない。
ちょうどメディアと視聴者とスポンサーの関係と似ていて、パヨクが本当はどっちを向いて仕事をしているか分からなく、本当に助け共闘をするべき被害者や弱者の側に立たないのがミエミエだから、国民からも胡散臭く見られるのでは?

労組が政治の為に労働者から組合費の搾取の構図から脱却し、スポンサーである労働者の為の政治活動を行い、
パヨクは弱者を喰い物にする政治運動から脱却し、背中にいる弱者の為の政治活動を自覚し。
野党はカネと票の安穏から脱して、そうした国民の声を背負い政治に望むという基本的な事が出来れば安倍政権を傾かせ、安倍政権にも緊張感を与えて、国家の為の政治から国民の為の政治にシフトさせられるんだがな。

まぁパヨクも民進党もバカだから安穏の豚の立場で腐り朽ちるだけだろうがなww

B:
草生やして茶化してるんじゃないよ!

アンタがパヨクと呼ぶ政治活動家やボランティアかまるで誰かに飼い馴らされた存在だと言いたげだが、
みんな手弁当で問題解決の為の一歩・礎になろうと奮闘しているんだよ!

虐げる政治・恐怖と恫喝で弱者を叩き回るポスト真実で踊り狂うネトウヨ・真面目に当たり前の社会を希求する人々を茶化して貶めるネット界隈!
そういう社会悪に正面切って戦うリスクはあれどメリットは皆無の活動をスポンサーだ?安穏だ?
愚弄して良い事と悪い事があるよ!


A:
悪いのは愚弄じゃなくパヨクの頭だよw
まぁ本当に悪いのは社会問題意識を持つ多感な青少年に「セイギノミカタ」の称号とポリコレ棒を与えて後ろから操る悪い大人だがな…

こうした悪い大人は本音では問題解決をされては困る存在で、問題を煽り・起こし騒ぎ・社会に混乱と怨嗟を撒き散らしたい存在なんでな。

悪い大人は貧困問題の解決手段もある程度理解しているが、運動上では絶対に提示しない。
何故なら、解決せずに貧困が拡大・悪化し社会混乱になり人々が憎しみとルサンチマンで満たされる社会を望んでいる。

解決へ導く手法を知る力と発信する力を使わないで更なる貧困の拡大を求める悪い大人…それが本当に悪い人間だわな。


D:
誰が悪いって魔女狩りみたいなマネをしていても問題解決にはなりませんよ。
冷戦崩壊とバブル崩壊の二つの事象で貧困と格差拡大は必然的になったのですよ。

まず冷戦崩壊はアメリカに日本をはじめとした同盟国を甘やかせても自陣営に付かせておくインセンティブがなくなり、特に日本への経済的要求が激化しました。
まず日本の資本主義国でありながら非資本主義的な経済構造である、主要上場企業間の株の持ち合いと銀行が融資という実質的な資本投入を行うメインバンク制(メインバンクと株の持ち合いは表裏一体)を槍玉に挙げました。
このメインバンク制と株の持ち合いは銀行を頂点とする一種の
コンチェルンのように働きながら一方で株主不在の株式会社を示し「会社は誰の物」かという資本主義の根本が歪んだ怪しいシステム=ニッポン株式会社を形成したのです。
ですが、このシステムは「会社は従業員のモノ」という概念を生み出し、終身雇用制という永続的な御恩と奉公に似たある種
の主従関係を会社という法人と結びながら、その経営サイドもそのほとんどが会社の従業員の一員で、忠誠心も帰属意識も高く会社と人生が融合したかのような企業文化が普通になる国になりました。 そしてアメリカはこうした企業システム・企業文化を非資本主義だと攻撃し、
アメリカの代理人が如くの竹中平蔵氏はアメリカの希望通りに株の持ち合いを解消させる政策を行いました。

株の持ち合いの解消は平成不況による銀行の貸し渋りと重なりながらメインバンク制によるコンチェルンを終焉させました。

株の持ち合いが終焉し「会社は株主のモノ」という概念が定着すると、従業員は会社を所有し運営する仲間・同志から利潤を生み出す生産財の一部となりました。
当然、生産財ならばコストパフォーマンスの概念で「導入」が決められ、同時期に始まった派遣法改正に合わせて生産財である従業員を派遣に切り替える事にも経営は躊躇しなくなった訳です。

株の持ち合い解消から始まる会社の概念が、会社と従業員の関係を変え、派遣社員の増加への正当化を行った事が格差の拡大の原因の一つだと私は思っています。
これに不況による就職氷河期が非正規雇用を状態化させた事や、国際化に伴う産業空洞化が非正規を安く酷く使用する動機と正当化に繋がったり、不況による共働きという女性の社会進出が就業者を増やし雇用のパイを奪い合うという事も格差拡大に繋がったとも言えます。

とにかく貧困の拡大の原因だけで本が一冊書けてしまうくらいの論説が必要です、
「誰が貧困を」などの悪人探し・魔女狩りで問題を単純化してもそれは単なるプロパガンダで敵を示し憎しみを煽る手法に過ぎないのだと思いますよ。


B:
また「一億総懺悔」ですか?
責任者を曖昧にしての構造論的な問題追求では本質がぼやけるだけですよ?
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