対極論

正論・異論・極論…様々な角度から考察する思考実験ブログ

大極論74号 納得とは

2017-07-03 22:18:44 | 時事・思考実験

正論・異論・極論…様々な角度から考察する思考実験ブログ
【JNN世論調査】<加計学園問題>政府の説明「納得できない」77% 安
倍首相の説明責任「果たしていない」79%
(2ちゃん 速報+)

【お題】
あれだけ勢いに乗っていた安倍政権が東京都議会選挙を境に急速に失速しだした。
この原因は何であろうか?

【極論】

A:
自民党は完全にハメられたな…
今まで無風だったのが、一気にスキャンダルをばら撒かれた。
アカヒや変態にタイミングが完全に計られたな。
共産党の下請けパヨクジャーナリストが週刊誌と結託してこのタイミングに呼応したのも痛かったな。

B:
みんなメディアは安倍自民に我慢をしていたが、
もし中途半端なタイミングで安倍政権の不都合を出したら、安倍にシンパシーを感じて酔っている大衆に袋叩きに遭うから黙っていたが、
この傾きかけた状態なら溜まっていたネタを一気に出しても問題ないと読んで、一気にネタを出したらだけだろ?

安倍政権を潰すためにタイミングを計っていたというより、弱体化したから出せるようになったのが現実では?


C:
反安倍界隈の情報工作が上手すぎなんだよ…

この工作は典型的な「赤いニシン戦略」だわな。

※赤いニシン戦略
心理学の初期効果(Primacy Effect)を狙っているる戦略。
最初に認識して決定した結論に対しては、以後新たに正確な事実が明らかになっても、なかなか最初の決定を修正しないとする大衆の属性に基づいたもの。
すなわち、まだ決定されていない内容をすでに決定された事実であるようにメディアに公開して、一般の人たちに偽りを真実だと信じさせる戦略だ。

つまり、サヨクマスゴミは大量のフェイクニュースをバラマキ、初期効果の先入観を有権者に与え、安倍政権の不義・犯罪性を喧伝する。
当然ネット社会の現代ではそのフェイクニュースへのファクトチェックが働くが、そのファクトチェックが働く頃には次のフェイクニュースをばら撒き、フェイクニュースが有権者には既成事実化されたまま実質的な再検証の機会は葬られる。
フェイクニュースと情報洪水をコラボさせた上手いやり方だな。

D:
親アベの連中はこの程度の認識なのか?
アベがモリ・カケの土地購入で国有地・公有地を格安て売却しようとした、国家財産の不法譲渡が問題なんだろ!
しかもアベのお友達にだけやりたい放題!
これで国民の反感を買わない方がおかしいわ!


A:
呆れた話だな、マスゴミの論法をさも自分の考えだとしないで少しは自分の頭で考えたら?

まず、学校新設の過程で国有地・公有地売却が一体何の法律に触れる違法行為なんだ?
この問題を叩いている民進党の玉木すら、「違法性は無い」と認めざる得ない話なんだぜ?

言ってやる!
学校等の公益性が高い事業を始める時は広大な土地を路線価・実勢価よりも格安で国や自治体が譲渡売却をする事は普通の事だよ。

特に加計学園に関しては、特区制度として地元が積極誘致した訳で、誘致の餌として公有地の無償や格安譲渡があったとしても不思議ではない。
これは政治の私物化ではなく、所謂「外部経済」と経済学では言われる経済効果を狙った地域振興・街おこしの範疇の話だな。
地域経済・地域コミュニティの為に地方路線バスに国が補助金を使う事を忖度とは言わない。
新設の地方工業団地への誘致に地方自治体が補助金を使ったり団地内の賃貸価格を肩代わりする事もあるが、これと加計ではどこがどう違うのだ?

つまり、問題がない事を「お友達に利益を渡してズルい」という有権者感情を煽り社会問題をデッチ上げる行為に過ぎない訳でな。

大極論 73号 都民ファースト? 都民ファウスト?

2017-07-03 21:00:39 | 時事・思考実験
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【都議選】結果が出揃う…都民55、公明23、自民23、共産19、民進5、維新1、ネット1★11(2ちゃん 速報プラス・朝日新聞)

【お題】
都民ファーストが大躍進し、自民党が惨敗した。
また民進党が実質的に壊滅した東京都議会選挙だが、これは何を意味し、今後の国政にどのような影響を与えるのか。

【極論】

A:
国政だろうが地方政治だろうが、政治とは主張を持った候補の主張の是非を有権者が判断し投票を行う、または現職議員の実績・所業の是非の信認を判断し投票を行う行為ではないか?
都民ファーストの小池氏の手法は、政策理念も政治的手法の方向性も提示せずに、
有権者の向いている方向に向いた政策を提示し、それを民意と嘯くだけの政策。

単なる「民意の御用聞き」に過ぎない。


B:
民意に合わせた政策の方向性の提示、それこそが「民主主義」の本懐ではないのか?

A:
民意の本音が如何に安い税金で如何に高い効用の行政サービスを享受出来るかを政治に求めている以上、
民意の御用聞きとは単なるバラマキ行政になりかねない。
民意の御用聞きが持続可能な政治運営を不可能にする事は、古くは美濃部都政、最近では民主党政権でそれが証明されている。

B:
では民主主義を行うというのは、
選挙の結果で信認をされた代議士・政党が、その信認を楯に超然とした態度で民意を無視する政治の事を指すのか?

A:
そこはバランスの問題だと思う。
得票議席をバックにやりたい放題やれば、次の選挙で反感を有権者から次は受け厳しい選挙戦と結果を享受しなくてはならない。
だが、一方で民意の御用聞きの政治が蔓延すれば、持続可能な政策、行政運営は不可能になる。
それこそ、民主党の子供手当てと同じように、「国民総買収」の政策が是とされたら、国家だろうが地方政治だろうがは持続した政治は不可能になる。

B:
その意味では小池都民ファーストは、政治を個々人の損得に還元するような総買収政策はまだやってないよね。

A:
というか、築地等で自民党都議連などと対決姿勢を示し、在来権力への反旗というパフォーマンスしかしてないかと。


B:
だがパフォーマンスだろうが何だろうが、民意に沿った政策を行っているだけで、それこそが民主主義じゃないのか?

A:
もし、「民意」がそこまで大事ならば、有権者の為の政治を行うよりも、有権者をパフォーマンスに富んだプロパガンダで誘導し民意を操る方が民主主義的には「有意義」になるし簡単だ。
しかし、それを民主主義と言うのかね?

民意の為に動く訳ではなく、民意をプロパガンダで創り、創られた民意を口実に政治を動かす。
ミンスとマスゴミがそれをやった結果があの鳩山政権だった訳でな。

C:
民意を創るプロパガンダねぇ…
それを批判したら文化人・知識人の政治的「啓蒙」は全否定されちまう。
民衆は政治に疎い、だから専門家・知識人が啓蒙し投票行動を導くのは当然かと。
もし、その啓蒙に反発するのならば、啓蒙自体を否定するのではなく、その啓蒙へのアンチテーゼの啓蒙をするべきだろうね。