「釣った魚に餌はやらない」散財日記

本、ゲーム、CD、DVD等の購入日記。雑食ですがBLと少女漫画が中心傾向。感想はネタバレまじりが多く、たまに長めです。

CRAFT vol.53購入(「若葉の」「恋になれ」「花のみぞ知る(最終回)」ややネタばれあり)

2012年08月03日 17時54分47秒 | 漫画
先々週の届き物
・CRAFT vol.53



若葉の。 北畠あけ乃/橘紅緒。



真里谷に髪を切ってもらった那智は「先生が新作の原稿あがった」から、
「うちに来ませんか?」と自分の家に真里谷を誘う。


テーブルに並んだ寿司桶。
自分な編集者が原稿の枚数を数え、神妙な顔でそれを待つ作家である那智の父。

原稿を数え終わった編集は、
「たしかにいただいていきます では私はこれで」と席を立つ。

「なんで!? 結子ちゃんもう帰っちゃうの!?」と、
那智父はお寿司食べていきなよ~と引き止めるが、まだ仕事があるので、とサクッと断る。
しかし。

「眞尋さん」

美人編集が名前を呼ぶと「「はい」」と答える那智と那智父。
那智へ向かい、美人編集が言った。

「明日は19時で大丈夫かしら」
「母さんが へいきなら」

那智父は、妻と我が子が自分抜きで約束して食事の約束としていることに、
「それお父さんも! お父さんも誘ってよう!」とあわわわわ。

すぐそうやって仲間はずれにするしー、
真里谷くんってともだちができたことも結子ちゃんにだけ教えて、
お父さんに教えてくれたのずっとずっとあとだったじゃない、とふくれる那智父。

「あ でもそれは俺もです」と真里谷が言う。
中学を卒業する時分までずっと教えてくれなかった。
「お父さんが 作家の林眞尋さんだってこと」


那智の部屋で、真里谷が部屋を見渡しながら言う。
「泊めてもらうの ちょっとひさしぶりかなぁ」

するとすぐにベッドの上で原稿を手にした那智が、
「四ヶ月と十六日ぶり」と呟き、「そっかーー」と真里谷が笑う。

「──…そういえば 那智の名前ってさ」
「真尋」
「お父さんのペンネームからだよね」

「母さんが 先生の大ファンだから
 世界でいちばん愛してる名前をって 俺に」

「そういう話だけ聞いてると すごいラブラブそうなのにね
 ずっと別居中なんでしょ?」
「先生は 母さんがそばにいると原稿まったく書かなくなるから」

真里谷は結子ちゃん♡な那智父を思い出し、
「あー… 」と納得し、言葉を続けた。

「じゃあさ ナッちゃんはもうほんとに
 なにからなにまで結子さん似なんだね」
「?」
「だってほら ナッちゃんもお父さんの本大好きじゃない?
 それだって どうせもう 読むの何回目とかなんでしょ?」

「これは昨夜あがったばかりのだから まだ3回目」の返事に真里谷は苦笑い。
そして話題が変わる。

「ところでさぁ ナッちゃん
 まだ懲りもしないでベッド使ってんだね」

那智の寝相は恐ろしいほどで、
ゴロンゴロン転がってしまう彼を真里谷は心配してるらしい。

「布団で寝てるときは そんなことないのにさぁ」
「ちがう」
「ちがわないってー
 ナッちゃん布団だと すっごい寝相よくなんだよ? マジで」

「…… ちがう…」と呟く那智の横顔は赤かったが、真里谷はそれに気づかなかった。


夜半、ベッドから転がり落ちた那智は、
真里谷が横になる布団の上へと落ちてきた。

「いらっしゃい」と真里谷は、
寝ぼけながら自分のベッドに戻ろうとする那智をひきとめ、背後から抱き込んだ。

「こっちでおとなしく寝ちゃいなって 俺も眠いし…」

「ナッちゃん布団だと すっごい寝相よくなるんだよ?」

『ちがう 布団だからじっとなるんじゃない
 マリヤのそばでこうしてると』

自分の首にまわされた腕。
耳にかかる、真里谷の寝息。
速くなる、那智の鼓動。

心臓が…、と上気する那智の表情に気づく者は誰もいない。

『ねむれなくなるからだ』


翌朝、隣り合って座ったバスで、寝不足の那智は真里谷の声を聴きながら眠ってしまう。
肩にもたれられた真里谷は、気恥ずかしさを装いつつも、頬が赤い。


放課後、那智が父の本のページを繰っていると、
那智の向かいに座る、見知らぬ男子生徒から
「その小説 たしか映画化されるんだよね」と声をかけられる。

那智は寝不足を引きずりつつ、
知らない相手だった為に「……」と返事をしなかったが、
「あれ… 違ったかなドラマだっけ?」の声に「映画」と口にする。

「だよね 公開は来年の3月だったかな…」
「…」と那智は本から目を離さないまま。

「けど やっぱり
 林眞尋の作品は映画やドラマで見るより
 小説で読むのが好きだな」

那智が顔を上げると、男子生徒は「おもしろいよね」と微笑みかけた。



つづく。


あの藍沢さんと親しくなるきっかけとなった作家・林眞尋が那智父だったとは!
そして那智は林眞尋の話をされると仲良くなっちゃうっぽいぜ…危険…!

まあ、今回は真里谷の腕の中ではドキドキしちゃって眠れない、な那智を堪能しましたがv
可愛いよ、那智ったら可愛いよ!

可愛いから、今回登場の男子に狙われたりすんのかしら…。
私、普通に真里谷とゆっくりでいいから進展してほしいんだけど…!



恋になれ。 樹要/月村奎。



小松は教師・進藤を意識するようになってしまい、
同室の友人・仲嶋にも気づかれてしまう。

入浴時、進藤と一緒になってしまったら、
恥ずかしくて湯船からあがれなくなってしまい、湯あたり。
のぼせた小松は進藤により、舎監室へ運ばれた。

二人きりになった時、髪を撫でられた小松は告白してしまいそうになる。
しかし進藤は話をそらし、告白をかわした。
その時やって来た女生徒からの告白を断る進藤の言葉に、生徒は対象外だと思い知る。

小松は意識してるのは自分一人で、
進藤は生徒の一人をからかってるだけと思い、たまらなくなる。

だから仲嶋に、紹介のセッティングを頼んだ。
「誰でもいいから 適当な相手を紹介して」

進藤が好きな事を知ってるだけに仲嶋は「小松 好きな奴いるじゃん」と渋るが、
「このまま 生殺し状態でいたら 壊れる」と涙を流した小松に、
とびきりの相手を紹介してもらえるように知り合いに頼むと約束した。
小松は「……もう人間の男なら誰でもいいから」と投げやりだったが。

以前と同じ待ち合わせ場所で、小松は待つ。
あの時は進藤が来て驚いた、あの頃は進藤が苦手だった。
これから初めての相手と会うっていうのに、小松は全然ドキドキしない。

『先生じゃないなら もう誰だって同じって感じ』

その小松の前に、進藤が現れた。
常に絶やさぬ笑顔が今はなく、不機嫌そうに小松を見て───。



つづく。



月村奎さんの受らしく、ぐるぐる思い悩む小松が好きだー!
それで妙な方向に進もうとするんだけど、ちゃんと現れる進藤、いいわーv

月村奎さんのお話を読むと、「普通がいいんだよ」としみじみ思う。
夏ペプシに興味があろうと、美味しいのは定番品、そうだろう!?

ということで、次回怒った進藤がおしおきかしら~~~v
そろそろコミックス発売できるくらい話数あると思うし、最終回かな?
できたら仲嶋と"知り合い"の続編あったらいいなあと、今から期待!



花のみぞ知る。 宝井理人。



タクシーに乗り、御崎の家へ着くまでにたくさんの話をした。
亡くなったおじいさんのこと、温室のことなど。
御崎の声はなんだか嬉しそうだった。

御崎の家は広いが、自室があるにも関わらず、
御崎は亡き祖父の部屋で寝起きしていることに、
言われずとも有川は気づき、笑顔で御崎にそれを伝えた。
そして有川は御崎に言う。

「俺 大学出たら ここに越して来ちゃだめ?」

御崎は戸惑ったのか、「都内なら遠いぞ」と諾の返事を返さないが、その頬は赤い。

「御崎だって毎日都内の大学に通ってたんだから不可能じゃないじゃん
 温室もあるからここを離れる訳にもいかないしさ

 ……返事 どっちでもいいよ
 どっちにしろ 春になったら御崎ん家の近くに住もうって思ってたから」

そして有川は「さっきのキス」とタクシーに乗る前の出来事を口にした。
御崎は「御崎からのキス」ってカウントしていいの?との問いに、こくこくと頷くが、
「こういうの …どうしたらいいのかわからない」と赤くなり困り顔。

有川は嬉しげに御崎を見つめながら、
「…… じゃ もう一回 御崎からキスして」とねだり、
御崎から、ちゅっと唇が重ねられた。

しかし「え 終わり?」と有川、アンコール(笑)

キスが繰り返され、服越しに有川の手が御崎の体に触れる。
すこしの事で体を跳ねさせ、鼓動が速くなる御崎に「本当に平気?」と有川は問うが、
御崎は有川の手を取って己の胸に触れさせ、「触って…… 有川」と、願った───。 


その夜、2人は甘く結ばれた。

『御崎 いつから俺の事好きだったんだろう?
 俺は? 俺はいつから 御崎の事───』


翌朝、庭にうずくまる御崎に、
縁側から「おはよ」と声をかけ、真っ赤にさせる有川。
有川を見ない御崎に「……… 体 大丈夫?」と尋ね、
「…………… 痛いっ すごく」と赤い顔のジト目で言われ、有川は「ごめん」と笑った。

ふと、御崎が立つ庭を見ながら有川は呟いた。

「御崎が居るところに いっつも花が咲いてるんだよなぁ」
「……まあ 俺は植物扱った研究してるし…」
 
「……」と御崎は思い出す。

「それを言うならお前は
 散らばった花に集まってきた蜂か何かみたいだったな」
「え 俺が? いつの話?」
「…お前は多分覚えてないよ」

「それ 君には似合ってるよ」

「えぇ? ほんとにいつの話…?」と不思議でならなそうな有川。
そんな有川を見て、満面の笑顔を浮かべる御崎。

『俺は いつから君の事 好きだったんだろう?
 それは 君のみぞ知る』



おわり。



「花のみぞ知る」最終回です。
長かった…季刊誌連載だから長かった…!
(同じくCRAFTで連載されてた「セブンデイズ」より巻数多いしなー)

今回はエピローグ的だったので、盛り上がり的には前々回や前回が上だったかと。
全3巻だろうから、お話のバランスとして正解なんでしょうね~。

まあ、見所は初ベッドでしょうか…!(←オイ)
涙目の御崎、かわいかったよ…!

ちなみに今号すごいです。
「花のみぞ知る」完結後の番外編も、最終回と併せて掲載されてます!
なんで表紙でそう謳ってないのかって思うくらいですよ…番外編だけで34ページあるよ…!

で、番外編は大変に甘く幸せな2人でしたv
多忙ゆえのすれ違いにで淋しそうな御崎にニヤニヤニヤニヤしちゃうじゃないですかぁぁ!

こんなんネタバレ書くの無理ー!!!
皆さんCRAFTでちゃんと読んで~!(笑)


「花のみぞ知る」3巻は9/1発売予定だそうです。
ネット書店の予約は、まだ↓しか検索できなかった…。

花のみぞ知る 3 H & C Comics / Craftシ...

花のみぞ知る 3 H & C Comics / Craftシ...
価格:650円(税込、送料別)



でもなんとなく、オタク書店で買ったらペーパーつきそうな気がする。
なんか出張してたら買いに行けないかもしれないし、コミコミあたり狙ってみようかしら。



CRAFT 53―ORIGINAL COMIC ANTHOLOGY (H&C Comics)
クリエーター情報なし
大洋図書




あー、やっと書いたー。
約2週間遅れかー、自分でももう書かないかと思ってた~(笑)
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