もみさんの一日一冊遊書録(2011年9月1日 スタート!:メメント・モリ)   ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

6 060 池上彰「池上彰の憲法入門」(ちくまプリマーブック:2013)感想3+

2017年05月03日 16時04分23秒 | 一日一冊読書開始
5月3日(水):   

220ページ    所要時間2:30    ブックオフ200円

著者63歳(1950生まれ)。

無難な内容でまとまっている。良くも悪くも池上彰さんの本だ。知っていることが多かったので感想3+。他の人なら高評価がつくだろう。

本書が書かれた当時は改憲を求める世論が随分強かったようだが、今は直近の世論調査(5月2日朝日記事)に見られるように完全に逆転している。国民に対して非常に不誠実な税金泥棒の安倍詐欺師内閣の様子を見ていれば、「この嘘つき内閣で憲法改正などあり得ない!」と思うのが当然だろう!

【目次】はじめに−憲法は実は身近なもの
第1章 そもそも憲法ってなんだろう?: 憲法は国家権力をしばるもの/ジョン・ロックの思想が背景にある
第2章 日本国憲法はこうして生まれた 戦争に負けて憲法を改正することになった:明治憲法と大差のない日本案が作られたが…/毎日新聞のスクープで流れが変わった/怒ったマッカーサーが示した三条件とは?/アメリカ占領軍が九日間で憲法草案を作成した/日本の学者グループが発信した案も盛り込まれた/アメリカ案を元に日本側が改正案を作り、徹夜の審議を経て…/憲法の要綱を発表−国民の反応は?/「国民の代表」を選ぶ選挙に女性も投票/国会が明治憲法の改正として決定した
第3章 池上さんと、日本国憲法を読んでみよう(前半)−私たちの権利・義務編: 戦争への反省から始まった/明治憲法とはどんなものだったのか/日本国憲法には何が書いてあるのか、全体構造を見てみよう/日本国憲法の選手宣誓、前文を読んでみよう/「私たちは平和を求める」高い理念をうたっている/天皇はどんな存在?/戦争を放棄した/国民には基本的人権がある/私たちの「幸せな人生」には憲法が密接に関係している/《誕生》生まれたとたんに保障される権利/《入学》学校生活をサポートする憲法/《就職》働く権利と、仕事を選ぶ自由/《結婚》今は当たり前の自由な結婚も…/《老後》年金制度の根拠も憲法にある/「信教の自由」と靖国問題/「表現の自由」のさまざまな形/働く形はさまざまでも「団結権」はある/国民の義務は、憲法を「守らせる」ためにある/公共の福祉に反するものはダメ/勝手に逮捕されない権利もある
第4章 池上さんと、日本国憲法を読んでみよう(後半)−「国の組織」編 :国会は最高機関だ/衆議院は参議院に優越する/国会議員から総理大臣が選ばれる/総理大臣の仕事とは?/裁判所には「違憲審査」の力がある/最高裁が下した「憲法違反」の判例/国の予算は国会で審議する/地方のことは、自分たちで決める/憲法の改正方法も定めてある/公務員は憲法を守る義務がある/守る(守らせる)努力をしなければ意味がない
第5章 第九条が常に争点になってきた 「兵隊も軍艦も持たない」と言ったはず:「自衛力」を持てるように憲法を修正した?/当初の政府は「自衛権も放棄」と説明していた/なぜ「文民」条項が入っているのか?/朝鮮戦争でアメリカが方針転換した/軍隊ではない「警察予備隊」を作らせた?/「警察と呼びたい」というものだった/法律を作らずにこっそりと発足した/占領からの独立とともに、予備隊から保安隊へ/ついに自衛隊になった/安保条約が前提になっている、米軍を補佐する組織/「戦力」? それとも「実力」?/防衛費を抑える基準もなくなった/「自衛隊は国際法上は軍隊」/「国民は戦力だと思っている」と小泉総理、「海外では軍隊」と安倍総理/「自衛のためなら核兵器も持てる」?/裁判所はどう判断したのか/自衛隊、海外へ/「集団的自衛権」は使えるか? 使えないか?
第6章 今こそ考えたい、憲法改正は必要か? 自衛隊はイラクへ行ったけど:自民党の「憲法改正草案」を読んでみよう/立憲主義を理解していない?/国際貢献したい自民党/日本の「国際貢献」への取り組みは湾岸危機から始まった/北朝鮮の行動が日本人を不安にした/尖閣諸島めぐり中国との関係も緊張/国会に憲法調査会が設置され、議論した/参議院は必要なのか? という論点/憲法を変える手続きがようやく決まった/第九六条先行改正で、ハードルを下げる?/憲法には変えられる部分と変えられない部分がある/憲法を変えるのか、自衛隊を変えるのか/「憲法改革」という方法もある/あなたは、どう考える? 日本の未来を決めること
おわりに−憲法を読んでみよう
もっと知りたい人のために//主要参考文献 //日本国憲法 全文

朝日デジタル現行憲法「日本にとってよかった」89% 朝日世論調査
                 2017年5月2日00時16分

                     憲法改正の賛否の推移
  憲法施行70年となる5月3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は3月中旬から4月下旬にかけ、憲法を中心に全国世論調査(郵送)を実施した。施行70年を迎え、いまの憲法が「日本にとってよかった」は89%に上ったほか、憲法改正については、憲法を「変える必要はない」は50%(昨年調査は55%)に対し、「変える必要がある」は41%(同37%)だった。
  憲法に関する郵送調査は2013年から毎年実施しており、今年で5回目。新たに有権者となった18~19歳も今回から調査対象としたため、過去との単純な比較はできないが、14年調査から4年連続で憲法を「変える必要はない」が「変える必要がある」を上回った。ただ、その差はやや縮まった。
  憲法9条は「変えないほうがよい」63%(昨年調査68%)、「変えるほうがよい」29%(同27%)。安倍政権下での改憲に「反対」は50%(同58%)、「賛成」は38%(同25%)。いずれも改憲に否定的な答えが肯定的な答えを上回ったが、これらも昨年調査に比べ、両者の差は縮まった。
  施行70年にあたり、現行憲法があったことが「日本にとってよかった」との回答は、改憲への賛否や年代差にかかわらず9割前後が選んだ。
  いまの憲法は全体として「よい憲法だと思う」は66%(昨年調査67%)、「そうは思わない」は21%(同23%)。改憲に反対する人では「よい憲法」との回答は89%に上ったが、改憲に賛成する人では「よい憲法」47%、「そうは思わない」42%と割れた。憲法が果たしてきた歴史的役割と、現在や将来に向けての役割とを分けて考えている人が一定数いる可能性がある。
  改憲への具体的な動きには消極的傾向が見られた。別の質問で、国会の憲法審査会で議論が始まっていることを踏まえ、改憲は優先的に取り組むべき課題だと思うかは、「優先的に取り組むべき課題」33%に対し、「そうは思わない」62%と差が開いた。内閣支持層の54%、自民支持層の54%も「そうは思わない」と答えた。
  改憲項目の絞り込みに向け、自民党などが主張する「緊急事態条項」の憲法への追加も、「いまの憲法を変えずに対応すればよい」59%に対し、「憲法を改正して新たに加えるべきだ」は28%にとどまった。「そもそも必要ない」は8%。自民支持層でも「いまの憲法を変えずに対応すればよい」は56%に上った。
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