もみさんの一日一冊遊書録(2011年9月1日 スタート!:メメント・モリ)   ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

6 076 吉田秋生「海街diary 8 恋と巡礼」(小学館:2017)感想4 

2017年06月14日 23時57分25秒 | 一日一冊読書開始
6月14日(水):  

185ページ     所要時間3:35      アマゾン新本589円

著者61歳(1956生まれ)。

最新号。さすがに古本は無理なので新本を注文した。内容的には一番起伏・変化に乏しい巻だと思う。不満を言ってるのではない。これでよいのだ。相変わらず登場人物にはきちんと行き届いたそれぞれの人格と歩みが与えられている。難点を言えば、悪人がいない。問題はあってもみんなが人の良い「オーディナリー・ピープル(普通の人たち)」なのだ。悪人を読みたければ他の作品を読めばいい。

本巻に期待していたのは、ただ一つ。登場人物たちの普通の幸せの実現のみだ。そして、それは十分に達せられた。本巻の内容は、現在進行形の大団円と言える。登場人物は老いも若きも皆、それぞれに生き続けるのだ。ならば、その進行形のあり方が幸せに向かっているように思えれば、それが良い物語りの終わり方と言える。

本巻が事実上「海街diary」の完結編ということ。さらに、続いても、それはスピンオフであったり、新たな物語りの始まりであって、これまでの物語りとしては、本巻で完結である。

【目次】「乙女の祈り」「恋と巡礼」「姉との旅」「満月と言霊(ことだま)」
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