扇子と手拭い

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

いけねー、またしくじっちまったよ!

2016-11-12 10:20:11 | 落語
落語アーカイブ2009年7月
▼得意のネタで登壇
 高座に上がっての噺は、前回に続いて2回目。こちとらは「牛ほめ」一本槍だが、ほかの皆さんは登場人物がにぎやかな「松竹梅」や、寄席でトリがよく演じるといわれる「青菜」など、思い思いのネタを抱えて登壇した。だが、その結末は・・・。

 この日も前回同様に、教室の真ん中を衝立で仕切り、2組に分かれて持ちネタを披露した。落語大好き人間が集まっているだけに、皆さん、上手だ。猪口に注いだ酒をグイッ、とのどを鳴らして飲み干す仕草などは、思わず見入ってしまったほどだ。

▼厳しい師匠の批評
 しかし、本職の師匠の批評は厳しい。「うまいが声量が物足りない。声が小さいと、聴いている人が眠くなる。遠慮せずに声を出すこと。声が出ると客を引き付ける」とアドバイス。

 また、別の演者には「噺の筋もセリフも(頭に)入っている。が、噺が平坦な感じがする。淡々とし過ぎると面白くない」と言った後、圓馬師匠は、「酒が飲める嬉しさ、楽しさを表現するには、ポイントとなるセリフを元気よく話すこと」と助言。

 噺の場面の切り替えも同様で、「どーもこんちわ!」と元気にやると、それだけでインパクトがあり場面が転換したことが分かる、と師匠は教えてくれた。

▼やってしまった
 出番が回ってきた。「牛ほめ」を引っ下げて高座に上がった。自分では「きょうは、割り合い順調に運んでいる」と思って安堵していた。さて、次はいよいよ、おじさんの家を訪れた与太郎が、おじさんが可愛がっている牛をほめる場面に差し掛かった。その時、「おとっつあんの話が抜けていたね」と、師匠からひと声掛かった。

 あっ、やってしまった。言われて、初めて気が付いた。噺の前段に、「牛のほめ方は難しいぞ。天角地眼 一黒鹿頭 耳小歯違、といってな」と、おとっつあんが与太郎に、牛のほめ方を教えるところがある。

 その部分を飛ばしてしまったのである。与太郎噺をしている本人が、与太郎になったんじゃあ始末が悪い。面目ない。全く、大ドジのコンコンチキである。

▼泥田にはまる
 さあ、それからが大変だ。師匠のひと言で、頭ん中が真っ白け。脱線、衝突、四分五裂。東西南北、上下、左右に無数の星が散った。憶えていた噺が途端に、何がなんだか、分からなくなってしまった。焦った。何を言おうとしていたのか、見当がつかなくなった。完全にパニック状態だ。

 前に高座に上がった方が、登場人物の数が多くて、途中で誰が誰だか分からなくなって、「覚えてきたのに、ここの上がると飛んでしまった」と悔やんでいたが、そろいもそろって泥田にはまり込んでしまった。

 勘弁しとくれよ。だれか助けておくれよー。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「話が違う」だと? チョイ... | トップ | トランプだか、かるただか、... »

コメントを投稿

落語」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。