扇子と手拭い

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今は落語にとって厳しい時代!

2017-05-05 14:05:50 | 落語
 落語ブームと言われている。落語家は東西合わせて800人。戦前戦後を通じて最多となった。落語界の現状について芸能生活50年の桂文枝が思いを語った。

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 落語家の人数は増えていて、大阪だけでも260人を数えます。ただ人数がいるだけでは駄目で、才能のある人が出てこないといけません。

 あえて言えば、今は落語にとって厳しい時代。テレビにお笑いの人はたくさん出ているけれど、落語家が出るのは「笑点」くらい。30分の高座を流してもらうのは難しい。

 東京では(五代目)圓楽、談志、志ん朝、圓鏡の各師匠がお亡くなりになられ、大阪でも四天王(六代目笑福亭松鶴、三代目桂米朝、三代目桂春團治、五代目桂文枝)が亡くなりました。東西ともに、大変な時代を迎えていると言っていい。

 伝統芸能といっても、落語は歌舞伎や文楽とはまったく違います。時代をきちんと見つめる必要がある芸能なので、新作落語は非常に大事。

今、古典と言われている落語も、誰かが作った新作でした。新作を作るのは、財産づくり。今の噺家が次代に残る新作を作っていかないと、300年の歴史を持つ落語が未来へつながらないと思っています。

 落語は、ライバルになるかもしれない若手に噺を教えるという、考えてみればすごい世界です。本当は企業秘密であるようなものも、惜しみなく渡す。

しかも無料です(笑)。私も米朝師匠はじめ、いろいろな師匠方にたくさんの噺を習いました。こうしたシステムは、日本から失われつつある、美しいものなのかな、と思いますね。 (AERA 3月27日号)
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