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首相官邸に太鼓持ちが

2015-07-15 23:05:18 | 落語
▼時事通信のゴマスり男
 落語には太鼓持ちがよく登場する。座敷に読んでくれた客にご機嫌を伺って、ご祝儀をいただく。ゴマスリの達人だ。首相官邸にも太鼓持ちが現れたと聞いて驚いた。

 “太鼓持ち記者”が登場したのは13日午後の官邸での定例会見。沖縄県議会で土砂規制条例案が可決された件で官邸記者クラブに所属する時事通信の記者が官房長官に質問。

▼安倍政権に媚売り、迎合
 沖縄の有力紙、琉球新報によると、くだんの太鼓持ち記者は「沖縄県議会は工期短縮を難しくする決断をした。だったらもう国としても、ある意味、見限ってもいいのではという気がする」「そんな連中は、放っておいてもいいと思うがいかがか」とさっそく長官をヨイショした。

 信じがたい言動だが、そこはゴマすりで慣らした太鼓持ち記者だ。しかし、安倍政権に媚を売ってどうする? 何を得ようと言うのだ。まさか、今夜あたり赤坂かなんかの料亭でイッパイ、なんてこと考えてんじゃあないかい? けど何だぜ、取材する側が相手に見くびられたらおしまいじゃーねえのかい?

▼質問背後に沖縄偏見
 この太鼓持ち記者野郎は記者失格だ。ところが、時事通信社のエライサンは「本人に注意をした」と言うだけで、特段おとがめなしだとさ。注意で済む話かい? 記者が沖縄を侮辱した。コケにしたんだよ。会社の幹部もどうかしている。ことの重大さからして即刻、クビだろう。

 琉球新報の取材に、外務省元主任分析官で作家の佐藤優は「どんな質問をするかは自由だ。だが、質問の背後に沖縄への偏見があることは残念で、沖縄の状況がまったく分かっていない」と指摘した。沖縄出身だけにはらわたが煮えくり返ったに違いない。分かるよ。

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