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リタイアーのよもやま話

さらば故郷

2016-06-01 23:05:22 | 音楽



さらば故郷

を久しぶりに聴いてみることにした。

昔、ギターで伴奏して、一人で歌って
いたことがある。

私たちは、このような歌詞を歌って
育った。

しかし、あの70年前後のフォーク
ソングで、歌詞が日常の会話調に
変わってきた。

そういうと、まっさきに吉田拓郎を
思い起こすのだが。

このような歌詞を若い世代には
なじまない。

超気持ちいい、マジ、なんて、
言葉で育っては、この歌詞の
情趣を理解することは厳しい
かも知れない。

もっとも、今の時代のように
一人一人が携帯電話を持つ
うになった時代、「別れ」は
生活の中から消えた感も
ある。

だから、この情趣を共有で
きることを期待するのは、
厳しいかもしれない。

この時代の歌詞の凛とした
情趣を現代のポップスには
求めようもない。

それにしても、この歌詞を
で育った私たちは、幸運
かもしれない。

このような目で、目の前の
世界を愛でることができる
感性を育み得たから。

私たちが、高校の頃、「古文」
の授業には、難渋した。

きっと、今の若い世代には、
この歌詞の世界は、難渋
するかもしれない。

それにしても、かような
美しい時間が流れる
一時、このうえない
贅沢なことではなか
ろうか。