小泉純一郎とはなんだったのか？

小泉政権時代の弊害が昨今叫ばれています。
直近の事例でいえば、派遣労働者の製造業への解禁。
労働者派遣法が改正され、製造業への派遣が解禁されたのは、
小泉政権時代だったはずです。

昨今、派遣切りが問題になっていますが、
派遣というワークスタイルを選んだ自分が悪い、
という説はかすんでいます。

つまり、小泉政権とは、ある面では、
新自由主義の追求、日本という閉鎖社会に競争原理を
導入したということでしょうが、
別の面では、アメリカ型社会の導入、格差社会の出現、
アメリカ追従路線とも言えます。

功罪のどちらが大きいのか、
歴史上の結論を出すのは早計ですが、
少なくとも、既存の社会の仕組みをぶっ壊してしまった
といえるでしょう。

既存の社会には、自民党も含まれます。
小泉純一郎が叫んでいた「自民党をぶっ壊す！」
は本人は、「自民党橋本派をぶっ壊す！」、
というつもりだったのでしょうが、
今の自民党を見ていると、完全に壊れていますね。

全てをカオスの中にぶち込んで、そのなかから出現するものは
天国か地獄か。はたまた、生か死か。

少なくとも、小泉は日本国を混乱の中に巻き込んだことは
間違いないでしょう。