人間まるごと

昔、池上正太郎の「鬼平犯科帳」をテレビで見たとき
人間というものは、右手でよいことをして、左手で悪いことをしている
そういうものであると、言っていたことを思い出す。
素晴らしい、人間観察の目だな

自分のその一面、他人のその一面、たくさん見せられた1週間だった。
たとえば、私が正しいと思って、誰かに注意したとしたら
注意された人と、同じことを、違う場面で私がしていたり

人は、であっている人との関係性の中で、いかようにも変わるものなのだなあと思う。
よく、私は、こんな人だからとか、あの人は、こんな人とか、決めつけたように言う人いるけれど
そんな固定されたものではない。
役柄が与えられるていると言った方がよいのかもしれない。

コインの裏表のように
良い面ばかりでは存在できない。
裏の、ずるかったり、嫉妬したり、批判的だったり
そこも、しっかりとみて、受容して、愛して
そして、笑い飛ばして
人間を丸ごと、味わいつくしたい。