大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2017年07月23日 | 写詩・写歌・写俳

<2032> 余聞、余話 「意識ということについて」

         まだ登り得ると気負ひし岩山の老いし証の風景に立つ

 差別は意識によって成り立つ。差別発言というのは意識せずに発しても差別される側がそれを意識して受け止めれば差別は成り立つ。これはいじめにも言える。いじめる側にその意識が薄くてもいじめに遭う側がそれをいじめと認識して意識すれば、そこにはいじめが成り立つことになる。意識は内心のものであり、自分の内心はよくわかるが、他者、即ち、相手側の内心はわかりづらい。そのわかり難さの中で、意識はなされ、それがつのれば、差別やいじめなどは起きる。言わば、差別やいじめというのは意識の問題なのである。

 つまり、私たちの人間関係には意識が介在している。これは差別やいじめという事範だけではなく、私たちの日常において、この意識が作用し、私たちの発言や行動に影響を及ぼしている。この影響には個人差があり、ああでもないとか、こうでもないとか意識をつのらせている御仁がいるかと思えば、何ごとにも恬淡としていられる御仁もいる。それは千差万別であるが、気づくと気づかないでは大違いというようなことも言われるから、どちらがいいとか悪いとか評するのは難しい。とにかく、意識というのは良しにつけ悪しきにつけ私たちの心理に及び、行動に大きく関わって来る。

                                               

 最近、忖度という言葉が行き交っているが、この忖度なども人間関係における意識の下で行なわれている。高齢化社会になって、高齢者が取り沙汰され、高齢ということがより一層意識される社会状況になって来た。私などもその高齢域にある当事者で、意識せざるを得ない立場にあると言えるが、最近、周囲が否応なく意識させているようなところがある。で、高齢者ものんびれさせてもらえない雰囲気が日々の暮らしの中で徐々に高まっている昨今、高齢者には厳しい時代になりつつあるのが意識される。こうした意識を社会全体に広めることによって高齢化社会の諸事情に対処しようという思惑が政治などにも見え隠れしている。

 私の立場で言えば、歳は歳で、実年齢は認めなくてはならない。だが、まだ、老いぼれたという気分にはない。山に登ると体力の衰えを感じることもあるが、老いぼれたという意識はない。これは自分というものがわかっているのか、わかっていないのか知れないが、これが実感である。いくら実年齢より若い体力が身についていると誇っても年齢は年齢であって、そこに意識がゆくのは、それなりに歳を取っているからにほかならない。年齢を意識しなければ、こうした点に思いを廻らすこともないはずである。

  言ってみれば、他所の誰が長生きであろうが、なかろうが、また、健康であろうが、なかろうが、私には関係ない。私は私、それくらいに思って自分なりに自分を支えて暮している。千差万別のそれぞれであれば、それしかなく、それでよいのではないかと思っている。もちろん、降り来る火の粉は払わなくてはならないが、他人を羨んだり、蔑んだりしても何ら得ることがなければ、ケセラ セラで世の中を渡り、生きて行くのが老いゆく身には相応しかろうと思う。

  世の中の動向に流されて、世の中での自分の立ち位置を見失って、周囲ばかりが気になる御仁は結構多いのだろうと思いつつ、自分は自分の生き方で、自分なりに、そして、なるべく周囲に迷惑をかけないように生きて行く。これを心がけに、こだわりはあっても、過剰な意識には及ばないように努めること。このように思ったりする昨今ではある。 写真は我が家の簡易体脂肪計。身長170センチ、体重62キロ前後、体脂肪率は18前後。今朝の数値は体重が61.9キロで、体脂肪率は17.9だった。

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