ひげ爺さんのお散歩日記-2

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ノアザミ(野薊)」 キク科  

2016年06月12日 21時24分56秒 | 日記
  山には山の 愁いあり 海には海の 悲しみや
      ましてこころの花園に 咲きしアザミの 花ならば   ♪あざみの歌(伊藤久男)

       「ノアザミ(野薊)」 キク科  ☆6月29日の誕生花☆
          花言葉… 私をもっと知って下さい・権利



 今朝の最低気温は夜中0時の23.5℃。  最高気温はお昼正午の28.8℃。
雲の厚い薄暗い一日でした。 夕方からは雨が降り出しました。

 《朝散歩…  蜻蛉池公園  11.0km  15,668歩 3時間》
今日は “蜻蛉池公園の紫陽花フェア” を見に行って来ました。
散歩に出た9時の気温は26.9℃。 梅雨の最中、今日も蒸し暑い散歩でした。
紫陽花の見頃は10日ほど前で、今日は痛んだ花が目立ち、ちょっと残念です。


それでも紫陽花園の入り口には赤い毛氈を被せた椅子や日傘が用意され、桃山学院の
生徒さんが点てたお茶と和菓子をいただく光景は日本情緒たっぷりの雰囲気が有りました。


傍でハープの演奏がされていたのですが、お琴ならもっと良かったのに… 何でハープ? 
なんて野暮な事は言いますまい。 って言ってるか?(笑。


 今日の花は睡蓮の池(蜻蛉池公園)の土手に咲いている 「ノアザミ(野薊)」 です。

 
アザミは夏から秋にかけて咲く種類がほとんどですが、 「野薊」 は春から咲き始めます。
こういった球状の花を撮ると、いつも同じ構図になってしまいます。 
中心から放射状に沢山の花が寄り集まって、一輪の花を形成している。
内部の幾何学的な美しい構造に惹かれるんです。


ハナアブのホバーリング… 翅は激しく動いていても身体は全くぶれていない。
凄い能力ですね。


「薊」の字は、“草冠+魚+刀” からなる字で、魚はトゲトゲした骨の有る事を表し、
刀の様に刺す草を意味しているのだそうです。
私が “棘のあるの花” でまず思い浮かべるのは“ バラ” と “アザミ” です。
“バラ” のイメージは明るく華やかで社交的、一方の “アザミ” は思考的、過剰な防御、
耐えている、孤立、凛としている、そんなイメージですね。
花言葉の “権利” はそんなイメージから生じた言葉かも知れませんね。
原産地は日本、中国など東アジアです。 


 スコットランドの国花 「アザミ」 伝説…
【10世紀、スコットランドはデンマークと戦争をしていました。
敵兵は城の回りを取り囲み、戦況はスコットランドが絶対的に不利でした。
敵の偵察隊が城郭近くに忍び寄った時、アザミの棘で足を刺され、思わず大声を上げて
しまいました。スコットランド軍は、その敵兵を捕らえて尋問し、敵の居場所を突きとめ、
その情報をもとに逆襲して大勝利を収めました。
それでスコットランドでは、アザミを救国の花として、国花と定めた】…と云う事です。

 冒頭の “あざみの歌”、 伊藤久男の野太い声での歌唱… いいですねぇ。 
昭和20年に復員してきた横井弘(当時18歳)が、家族が疎開していた下諏訪の
霧ヶ峰八島高原で、アザミの花に自分の理想の女性像をだぶらせて綴った歌詞に、
八洲秀章が曲をつけたものだそうです。  
八島高原には、この歌の歌碑が建っているそうです。
この横井弘と云う人、私たちの年代には懐かしい数々のヒット曲があります。
哀愁列車、山の吊橋、達者でな、川は流れる、下町の太陽、さよならはダンスのあとに…
俺ら炭坑夫、夜霧の滑走路、赤い夕陽の故郷、夕焼け雲… まだまだ沢山のヒット曲。
どの歌にも故郷を思わせる哀愁が漂っていますね。

今日の歩数     15,668歩 (紫陽花フェアを見に行く朝散歩)
6月総歩数    195,652歩= 137.0km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数   2,112,725歩=1478.9km