スーパーロボット大戦.マクロス二次創作ブログOR日本史教官.長田義家。

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第1次国府台の戦い 空然の還俗

2017-09-20 21:16:45 | 短編小説(歴史含む)
この物語は史実を基にした物語である。
史実をベースにしたフィクションである。
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時は戦国。
室町幕府8代将軍足利義政の後継者争いが元の応仁の乱で、日の本は荒れる。
守護大名を押しのけ自分が大名になる下剋上、それは親族であっても関係ない。
武家が争う中日の本の頂点に立つ帝でさえ、関係ない・・・・・・・・

公家や朝廷は生活に困窮しており。
明応9年10月21日(1500年)に崩御した後土御門天皇は・・・
財政難により葬儀が出来ず埋葬もできず、40日の間御所に御遺体が置かれる事になっていた程であったと言う。

そして関東、伊勢盛時(北条早雲)北条氏綱父子が後北条を興し、関東に覇を唱えようとしていた頃。

「父上や叔父上(上杉顕実)とはやっていけるか!!わしは上杉兵庫頭殿(上杉憲房)に御味方する!!」

古河公方足利氏では公方足利政氏とその嫡男高基が上杉家の処置を巡って対立する。
その上杉家の処置とは。
叔父上杉顕実が義兄弟である上杉憲房と対立し不利になり兄政氏に援助を求める。

ところが

憲房は政氏の嫡男高基を味方につけてしまう。
その結果

★上杉顕実側
足利政氏
岩城常隆
岩城由隆
佐竹義舜
小山成長
芳賀高勝(宇都宮家家臣)
結城顕頼(白河結城氏)
皆川氏綱
佐野秀綱
佐野秦綱

★顕実側から憲房側へ寝返り
足利基頼(高基の弟)
小山政長
那須資房

★上杉憲房側
足利高基
結城政朝
宇都宮成綱
宇都宮忠綱
小田政治(堀越公方足利政知の子で将軍義澄の兄弟)
小田成治
那須資親
千葉勝胤
千葉昌胤
北条早雲(伊勢盛時)
北条氏綱
伊達稙宗

★中立
上杉顕定
上杉朝良

関東の大部分の大名を始め、東北の伊達氏や白河結城氏まで巻き込む大きな戦いになった。
そんな中・・・・・・・・・・・

                     【鶴岡八幡宮若宮別当(雪下殿)】
相模国鎌倉にある鶴岡八幡宮若宮別当。
鎌倉はかつて鎌倉幕府があり、室町時代になると足利尊氏の子足利基氏が鎌倉公方を創設する。
しかし6代将軍足利義教時代になると当時の公方足利持氏が対立(永享の乱)し破れ滅亡。
結城合戦において遺児春王丸・安王丸も義教と争って破れ殺害される。

義教が暗殺されると、復活が望まれ政氏の父成氏によって鎌倉公方が再興される。
だが成氏と室町幕府と対立し、古河へ移転し古河公方を興す。
古河へ移った成氏に代わり足利政知を送るが鎌倉が危険地帯になっていたため。
堀越に留まり堀越公方を興す。

そして子の義澄を将軍家へ政治を小田家の養子へ出していたが。
政知の死後、対立がありそれに付け込まれた伊勢盛時に滅ぼされる事になる。

この情勢下、足利政氏の子が出家し坊主として過ごす事になる。
その坊主の名は空然と言う名前であった。

そんなある日

「私が還俗しろと申されるのですか?」

「はい殿がぜひ空然殿を迎え入れたいと、勿論支援を・・・・・」

「しかし・・・・・」

空然の元に上総国の大名.真里谷信清の使者がやってきた。
ぜひとも還俗(僧が現世に帰る事)し、公方として独立して欲しいと・・・・
突然の事に空然は困惑する。

何故上総の大名の信清が空然を還俗しようと目論んだのか・・・
それには信清の野望があったからである。

真里谷氏とは正式名称は真里谷武田氏といい長南武田氏の分家であり。
更に言えば甲斐武田氏の一族であり。
武田信長(甲斐武田家当主武田信満の子)が足利成氏に従い上総に勢力を得た勢力であった。
信清は関東制圧を目論み、千葉氏や原氏を叩くには大義名分が欲しかった。
そう足利の血が・・・・・

それに目を付けたのが空然であった。
空然を擁立し、傀儡として使い足利の大義名分を利用しようと考えていた。
最初は断っていた空然だが・・・・・・・

いや待てよ、父上.叔父上.兄上が争っている今、ここで独立するのも悪くない・・・
このまま僧として過ごすくらいならば、還俗してこの乱世で名をあげるのも悪くない・・

使者の話を聞いていくうちに次第に己の野望を抱くようになる。
このまま僧として過ごすよりも・・・・・・・・
そう思った空然は・・・・・・・・

「分かりました、私は還俗し古河公方から独立しましょう。」

「おぉぉよくぞ申されました。我が御屋形様にいい報告ができますぞ。」

「まず私は下野国(栃木県)に一回移り改めて信清殿にお伺いしましょう。」

この会見から間もなく空然は下野国に移り宗済と改めて間もなく還俗し足利義明と名乗り真里谷信清の元へ
参った。
お互いに野心を持ちながらの会見であった。

その上総国の隣国安房国では・・・・・・・・

「信清が空然いや足利義明を擁立か・・・・・」

「はい兄上。」

安房大名里見義通が弟里見実堯から信清の義明の擁立の報告を聞く。
この頃の義通は安西氏に下剋上を果たし安房三浦氏正木通綱を服従させたり。
足利政氏に仕えており副師と名乗っていた。

「兄上、いかがなさいますか?我々は公方様に仕えていますが・・・」

「実堯・・・・・・・・当分、様子を見ようと思う。」

「様子ですか・・・・・・?」

「これからの動向次第だがじゃな。」

義通は弟実堯の問いに様子を見ると伝える。
義明を擁立した真里谷信清がどう出るか・・・・・その事と次第によっては。
我が里見の利益となるか、まずは見定めなくてはならない・・・・

【次回予告】
真里谷信清に擁立された義明。
まず第1歩として千葉家家臣原胤隆.原虎胤.高城胤吉の籠る小弓城に狙いをつけた。
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