マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第106話 エリアーノの相談事 前編

2017-07-19 00:53:04 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊第1直衛艦隊エース.ミリア・ファリーナ。
クロレ・アロレア.フェアリ・チェリアスなどの数多くのエースと並び・・・・
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ではだいたいの人は知っている女性兵士。
三度に渡るマクシミリアン・ジーナスの敗北の後、統合軍軍籍編入の上結婚。
この結婚により初の星間結婚として歴史に名を残す事になる。
ミリアは人生で今まで味わったことのない幸福感に包まれた。

しかし

ミリアの部下アマテラ・サーノが護衛する偵察機にキャッチ。
隊内部で賛否両論に分かれるほどの大問題になった。
その事実をミリアが知ったのは地球に降下してからである。

それに気が付いたミリアはかなり後悔した、部下の事をすっかり忘れていたと・・・・・
同時に後悔する事になる。

モーアなどの大部分の部下は笑ってすませるがアマテラなどの一部の部下は冷たい目で見てくる。
つまりミリアに対し激しい怒りを向けている事になる。

モーア「別に気にしなくてもいいですよミリア1級空士長・・・・・すぐに元に戻りますよ。」

ミリア「そうだといいのだが・・・・・・・・」

モーアからは気にしなくてもいいと言われるがやはり気にしてしまう・・・・・・・・
どうしても・・・・・・・・

                      【地球統合軍南米方面軍司令部】
地球統合軍南米方面軍司令部、今まで地上施設の復興が進んでいなかったが。
残された資材やゼントラーディの廃艦を利用し着々とマックスとミリアなどのマクロスの使節を迎えるため滑走路の整備が行われた。
残存したデストロイド部隊やゼントラーディの人型バトルスーツを生かし土木作業を行っている。

桐原中尉「マックスとミリアか久しぶりだな。」

イェル「久しぶりですね。」

桐原中尉「あぁ・・・」

ウォルター「あいつらも・・・・・」

桐原中尉「その辺にしておけ、それ以上は不快になる人もいるし未成年兵に悪影響が出る。それにマックスとミリアは未成年だ。」

ウォルター「それくらいは分かっておりやすぜ隊長。」

桐原率いるノンバリケン小隊の面々もマックスとミリアと再会できる事を楽しみにしておりそれについて話し合っていた。
ウォルターが危うく性的な話をしようとしたがすぐさま桐原にブロックされてしまう。
これは当然と言っては当然の対応であるが・・・・・・

もっともSDF-1マクロスの仲間としてまた会えるのは凄く嬉しい。
一刻も早くマックスとミリアと会いたい・・・・・・この3人はそう思っていた。

エリアーノ「桐原中尉殿・・・・・・・」

桐原中尉「お前は確か・・・・・・」

エリアーノ「エリアーノ・ミフェス伍長です、相談事があるのですが・・・・・・」

そう思っている中、ゼントラーディ人のエリアーノが桐原に相談事を持ちかける。
何やら深刻そうな相談をしてきそうな雰囲気だったのでこのまま断ろうと考える・・・・・

桐原中尉「いや・・・・これから佐枝子・・・・・」

                          カチャ

イェル「女の子の相談事を聞いてあげましょう、隊長殿・・・・・・・・」

ウォルター「それでも男かよ?隊長。」

桐原中尉「うっ・・・・・・・・分かった・・・・・・食堂でドリンク奢るからそこで話そう・・・・」

エリアーノ「あちがとうございます中尉。」

しかし、イェルとウォルターがエリアーノに味方しイェルが桐原の背中に拳銃をつきつける。
イェルは元監察軍の兵士なので冗談抜きで拳銃を背中につきつけたと言う事は・・・
事故に見せかけて俺を殺そうと言う事が十分に考えられた。

その事を考えてやむなく桐原はエリアーノの相談に乗ってあげる事にした。

                        【地球統合軍南米方面軍司令部食堂】
エリアーノ「ありがとうございます飲み物を奢ってくれて・・・・」

桐原中尉「相談に乗ってあげるんだ、普通に相談しても喉乾いてしまうだろ・・・・って余計なのも奢る羽目になったが・・・」

ウォルター「別にいいじゃないかよ。」

イェル「私達もミフェス伍長の相談に乗ってあげるんだし。」

桐原中尉「お前らただ俺にドリンクを奢ってもらいたいだけだろ。」

桐原達は南米方面軍司令部の食堂でドリンクを飲みながらエリアーノの相談に乗る事にした。
桐原達はグレープフルーツとパッションフルーツのミックスジュースを・・・
エリアーノはグアバとバナナのミックスジュースを頼んだ。

初めて飲む地球のミックスジュースにエリアーノは興味津津に飲んでいた。
これじゃあ相談するのかと心配するくらいに・・・・・・・・・

桐原中尉「伍長そろそろ相談とやらをしようか・・・・本題へとね。」

エリアーノ「そうでしたね、実は・・・・・メフィアを説得してくれませんか?」

桐原中尉「メフィアって髪が緑の子?」

エリアーノ「私も緑ですけど・・・・・・おっほん・・・・・・・・なんで説得してもらいたいのかと言うとミリア准尉の事で・・・・・・・」

桐原中尉「ミリア?確かお前らの上官?」

エリアーノ「はい...............」

エリアーノが桐原に相談したことはメフィアとミリアの事である。
なんでミリアが部下と対立しているんだと言う顔を桐原以外3名は思うが。
真っ先に考えついたのが。

マックスとミリアの結婚

それしかなかった。
考える理由ならばミリアがゼントラーディ軍から離反しマックスと結婚。
その前に地球統合軍の軍籍を得ている。

ゼントラーディ軍からの離反したミリアを部下達は裏切り者として見るのは当然。
もし自分がメフィアのような立場にいたらそう考えるに違いない。

更に言ってしまえばどの兵士も同じような気持ちに陥ってしまうだろう。
信頼していた上官の裏切り行為は許せるはずがない。
誰だってそうなってしまうだろう。

桐原はそう思う。
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