マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第51話 バトルフィールド

2017-05-28 15:41:08 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
                   【地球統合軍 アラスカ第123ミサイル基地】
ここは地球統合軍アラスカ総司令部に属する第123ミサイル基地。
近隣のレーダーサイトと連動し地球に進入してくる物体を監視している。
当然ながらカムジンが乗る突撃艦の存在をキャッチしている。

「敵艦降下.K-32.R-56ポイントに着水の模様。」

「敵推測攻撃目標は太平洋上に鎮座するSDF-1マクロスの模様。」

「敵か、まっ迎撃ミサイルでも撃っておきたまえ・・・・・」

「了解。」

「連中の目標はマクロスだからなぁ、今の地球にマクロスと言う荷は担ぎきれん。」

適当すぎる対応だが、迎撃ミサイルを撃つ事を疎かにしない。
きちんとミサイルサイロから大型ミサイルR-34キューべリックを発射する。

キューべリックはまっすぐカムジンの突撃艦に向けて進んでいく。
それを見ていた地球統合軍アラスカ総司令部はマクロスにミサイルが発射した事を通告する。

千葉軍曹「シゲ坊とその子分ら遅いぞ!!」

桐原中尉「すいません、だけど中隊長とのミーティングが・・・・」

千葉軍曹「そんな事はいい・・・久しぶりの地上戦だが・・・・・気が抜けた真似はするんじゃねぇぞ。」

桐原中尉「分かったよ。」

マクロスは大至急艦載機の発進を指示する。
第1次迎撃部隊と第2次迎撃部隊と分かれての編成である。
桐原らが所属するSVF-64も第1次迎撃部隊に含まれている。
敵の攻撃が出てくる前に離陸し出てくるであろう艦載機を撃墜しなければならない。

桐原中尉「発進!!」

                    ズドォォォォォォォォォォォォォン

空母プロメテウスから離陸。
第1次迎撃隊3個飛行隊分の戦力は上空で編隊を組んだ。
目の前にはカムジンの突撃艦が接近してくる。

桐原中尉「敵か・・・・・・・・・・」

桐原は迫りくる敵に緊張感を持ち見る。
折角地球に戻れたがいいが、結局何も変化なし・・・・・・・
普通の戦場と言う名の日常が戻っただけ・・・・・
そう思った。

                      ビューン ビューン


航空部隊はカムジン艦と交戦を開始する。
激しい攻撃の末、友軍機が数機落とされる。
確実に死んだ奴が多く、脱出している暇のない戦闘模様になった。
カムジンの突撃艦はマクロス上空に接近しグラージやリガードを降下させる。
グラージにはカムジンが自ら陣頭指揮を取っている。

それを迎撃しようとマクロスからデストロイド・スパルタンやトマホークが出撃。
ダイダロス甲板にてグラージ戦闘ポッドを迎撃した。

桐原中尉「第2次迎撃部隊も出てくるのか?くそ運の悪い時に出たもんだな。」

桐原はプロメテウス甲板から出撃しようとする第2次迎撃部隊の姿を見てつぶやく。
今はカムジンがマクロスを直接強襲しており、今出てきたら上空から撃たれる危険性があった。
現に1機が上空から狙われ撃墜されてしまった。

桐原中尉「くそ敵は一体何機出してくれば気が済むんだ!!」

必死に防戦を強いられる事になる桐原は焦りと苛立ちを次第に覚えるようになる。
マクロスにはデストロイド部隊が配備されているが損耗率が広がり被害が拡大中。
航空部隊にもかなりの損害を出してしまっている。
いつになったらゼントラーディ軍と言う敵が攻めてこなくなるようになるのか?
いつになったら地球統合海軍太平洋艦隊の増援が来るのか?

桐原は・・・・・・それを考えるとますます焦りと苛立ちをどんどん覚えるようになってくる。

イェル「隊長、後方に敵機・・・・・・・撃ちます。」

イェルは桐原の後ろにジナール2機が喰いていたのに気が付き背後から迎撃する。
桐原は焦りと苛立ちを感じたせいで敵に背後を取られていた事をようやく気が付く。

イェル「どうしたんですか隊長?いつもの隊長なら背後の敵に気が付くはずなのに?」

桐原中尉「いや・・・・・一瞬焦っただけだ・・・・・」

イェル「本当ですか?隊長の背後は私とウォルターでしっかり守りますので安心してくださいね。」

桐原中尉「あぁ期待しているよ、後ろは任せたぞ。」

イェル「了解であります。」

イェルはウォルターと共に桐原の後方を援護する事を心がけるようになる。
頼もしい事だが、逆にお前らも俺を守る事で必死になって背後を取られるなよと桐原は思った。
実際物事に集中し過ぎて背後を取られる事はたくさんある。

まぁ実際に背後を取られた自分が言える事ではないがと。
桐原は思った。

その頃、ミリア率いるクアドラン・ロー隊が降下する。
目標はカムジンの独断行動の阻止である。
ラプラミズはカムジンにキツい仕置をするため、頼りになるミリアを派遣した。

ラプラミズ『この作戦はカムジンの独断行為阻止が目的である。敵には絶対手を出すな。』

ミリア「敵には手を出すな? そうはいってもそういう命令って実行しにくいんだな。」

ミリアは接近してきた複数のバルキリーを撃墜する。
これはさっきのラプラミズの命令違反だが、出撃前にモーアに言った自衛ならば撃墜してもよしである。
バルキリーを撃墜したミリアは・・・・

ミリア「ほ~ら、もう命令違反だ、ふふふ。」

と上機嫌に笑った。
これはあくまでも自衛戦闘であり命令違反ではない、攻撃してくるならば何でも撃墜だ。
ミリアはそう思い。

ミリア「各機、回収艇で回収するカムジンを援護する。好きに戦闘せよ!」

『サ・エスケスタ』

部下達に陽動任務を与える。
一番喜んだのがモーアであるがこの際憂さ晴らしにやらせてもいいだろうとミリアは思った。
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