マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第124話 エリア.アスタロス15

2017-05-07 14:48:45 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラのいる溝に向けて手榴弾と銃撃が叩きこまれた。
これでラウラは死んだと反統合系ゲリラ組織の面々は思ったが・・・・・・・・

                            パン

一名が突然の首を撃たれ即死する。
ゲリラコマンドを殺したのは爆発と銃撃で死んだはずのラウラであった。
既に建物の中の通路に入っていた。

「おのれ!!」

兵士は銃撃を加えようとするがラウラは鋼鉄のドアを閉める。
これではラウラに向けて銃を撃つことができない。
アサルトライフルを撃つのをやめようとした瞬間。

ズドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドドド

「ぎゃぁぁぁぁぁ」

「ぐっぎゃぁぁぁぁぁ」

建物の屋上からゲリラコマンドに向けて銃撃が開始される。
その上には新統合軍の警備兵がいた。
既にここは新統合軍が戦線を維持している場所であり、安全地帯である。

パク曹長「べルタリア准尉お待ちしてました。」

ラウラ「ありがとうあなたは?」

パク曹長「自分はパクソクジン曹長です、この先が滑走路なので前に。」
新統合軍第9警備旅団第10警備大隊.パク・ソクジン曹長

ラウラ「分かったわ、後は任せます。」

滑走路警備部隊はうまく統制されており既に100名ぐらいの隊員が飛行場施設に展開している。
既に滑走路は爆撃されているが、警備部隊の指揮には影響がでなかった。

「エリア.A.敵コマンド30名展開。」

「エリア.B.敵コマンド10名に占領、第23警備小隊に奪還を要請する。」

「司令のいるエリアCは戦線を維持バリケードを展開、戦況状況は優勢。」

管制塔の下にある航空作戦室では警備大隊長を中心に司令部が置かれていた。
元田大佐のいるエリアCに向けて警備小隊が出撃している。

岩伊努「ラウラ・べルタリア准尉は来たか?」

「今ここに来ました。」

シデン隊の岩伊はエリアCから赤松の連絡将校として警備大隊臨時司令部にいた。
赤松はラウラの性格上絶対に自分の愛機を目指し滑走路に向かうと読んでいた。
それでラウラが来たかどうかを定期的に確認したが到着したとたんラウラが来たようである。

岩伊はさっそくラウラの元へ向かう。

岩伊努「べルタリア准尉。」

ラアウ「岩伊さん。」

岩伊努「赤松の伝言ださっそく機体に乗れと。」

ラウラ「やはりですか・・・・・・」

ラウラは赤松の右腕の岩伊の伝言の中の赤松は自分の愛機に乗れと。
想定済みであることだがなんだか味気ない。
だが・・・・

岩伊努「滑走路が駄目だからゼロゼロ発進しろ!!」

ラウラ「なんですか?」

岩伊努「滑走路が爆撃されたり上空に敵機がいる、滑走路から離陸したら上空から狙われる。滑走路なしでロケットブースターを使って上空に昇るんだ!!」

ラウラ「えぇぇぇぇぇぇぇ」

ゼロゼロ発進・・・・・
滑走路が駄目になった時に使う緊急発進である。
2008年12月24日に起きた南アタリア島襲撃事件でロイ・フォッカー大佐(戦死後2階級特進)が行った離陸方法である。
ラウラはゼロゼロ発進と言うのを聞いたことがあるがまったく相手にもしてなかったため知識は低い。

岩伊努「と言うわけでスクランブル服をその上から着て乗り込むように。」

ラウラ「まじっすか!!」

岩伊努「酸欠になる可能性があるが、地球人より体力が優れているゼントラーディ人である君ならば必ずできる!!」

ラウラ「無茶言うな!!」

と言うかヘルメット無しでも飛べない事はない。
バルキリーは旧時代と違ってヘルメット無しでも飛べる事は可能である。
第1次星間大戦でも多少は苦しいが戦闘に支障がないほどに。

ラウラは正直地獄だと思っているが・・・・
地上戦のパイロットは普通だと感じる。

ラウラ「結局こうなるんですね。」

「はい、スクランブルスーツで歩兵用のヘルメットのみです。」

ラウラ「結局殺す気ですか?」

「まさか・・・・・・」

結局タンクトップとハーフパンツの上にスクランブルスーツを着る事になったラウラ。
自分の愛機VF-1Pフレイヤバルキリーのコックピットに乗りこみロケットブースターの装着の時を待つ。

ズドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドドド

近くで銃撃音。
銃撃戦でも行われているのだろうか?ラウラは大樹が無事であるかどうか心配であった。
預けたのは自分の予備の拳銃。
死んでないといいのだがと思っていた。

その頃。

吉野大樹「くっラウラのおかげで戦況は保たれたが・・・・・・・・」

ズドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドドド

吉野大樹「うわっ結局、包囲されたじゃねぇかよ!!」

「幸い手榴弾が飛んでこないだけましですね。」

吉野大樹「あぁなんとかな。」

大樹達は敵に包囲されており上のビルに建てこもっていた。
アサルトライフルを装備する基地の歩哨と警務官達と合流し戦力の立て直しを図ったが。
敵に包囲されっぱなしであった。

「どうするんでしょうか?吉野大尉。」

吉野大樹「さぁな。」

女性兵士の問いに対し大樹はこう答える。
この状況を打開するチャンスがあればいいのだが、そんなに都合よくある物ではない。
運が尽きたかそれともそもそも運がないのか・・・・・

吉野大樹「当分救援が来るまで籠城だな。」

大樹は救援が来るまで籠城する事を決めた。
これから大樹がどうなるのかはこのラウラの一件が終わるまで情報が不足しているため分からない。
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