スーパーロボット大戦.マクロス二次創作ブログOR日本史教官.長田義家。

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

ラウラの遥かなる想い

2016-11-05 15:49:29 | マクロス短編
ラウラがSVF-64アンサーズに配属され惑星エデンに向かう道中の事である。
初めて文化的な生活を送った月面クラビウス基地を離れる。
もしかしたらこれが最後の旅たちかもしれない。

何故ならば外に出ればどんな危険があるのか分からない。
移動中に反統合同盟やゼントラーディ軍に襲撃され奮戦むなしく戦死もありえるからである。
終わりの見えない反統合同盟とゼントラーディ軍との戦争、ラウラはこうした世界情勢下を見れば納得しざる追えない事実である。

だが、出港する際に見たデワントンとその子供たちの敬礼は今でも目に焼き付いている。
家族は出来るならば帰ってきてほしい、そんな願いもあるのだなと思っている。

でもラウラには帰るべきでる家族がいない。
何故ならばクローニングで製造されたゼントラーディ人だから。

そしてグロームブリッジ星系へフォールドアウトする。

ラウラ「アルタミラがフォールドアウトしたか、もう少しで惑星エデンだな~」

惑星エデンはもうそろそろ到着予定である。
制宙権エリアに到着したら、パイロットスーツに着替え待機である。
ラウラは、いつも読んでいる世界戦争の歴史大全の本をしまい。
更衣室へ向かう。

             ピタッ

ラウラ「ひっ。」

ラウラの頬に何か冷たい感じがする。
それに凄く冷たい何かである。
恐る恐る隣を見るとコーラの缶。
後ろを見ると吉野がいた。

吉野大樹「飲んでおけ、一応パイロットは水分補給が必要だぜ。」

吉野は笑顔で笑いながら言う。
ラウラも笑いながら~

ラウラ「ふ~ん、いいのかしら?ガスをためると体調の関係で禁止されているんじゃ?」

と指摘する。
吉野とラウラは初めて会った時以来、仲が良好であった。
ラウラの指摘に対し、吉野は照れながら。

吉野大樹「平気だよ、俺は新人時代からこのスタイルは変わってないさ。1本ぐらい飲めよ。」

気前の笑顔でコーラを進める。

ラウラ「じゃあ遠慮なく。」

ラウラは吉野からコーラの缶を受け取る。

ー陽気な男だ。
ゼントラーディ軍時代にこのように楽しく会話した男は初めてだ。
いや当然だ、男は基本別の部隊身近に会うのは地球の言葉ではタブー。
それが平然と出来るマイクローン(地球人)の方が異常なのだ。
私もそのタブーに触れたいけない女か、昔だったら消去刑(死刑)だな。

ラウラは心の中で思う。

ラウラと吉野はコーラを飲みながら休憩室へ向かう。
休憩室は今は非戦闘状態でもあり、宇宙の風景が見れるようになっている。
休憩室から見れる星、それが惑星エデン。
エメラルド色の美しい星である。

ラウラ「綺麗・・・・・・・」

ラウラは青い宝石のような惑星地球とは違う惑星エデンの風景を見てうっとりする。
今まで何にも感じなかったが、今ではこうして綺麗だと実感できる。
これもマイクローンとの接触の産物か・・・・・・・

吉野大樹「案外ゼントラーディの女もロマンチックなところが好きなんだな。」

吉野が惑星エデンにうっとりしているラウラに一言を言う。
その一言に対しラウラは反論する。

ラウラ「ば.馬鹿にしないでよ、メルトランでも美しい物は好きよ。マイクローンだけが美しい物が好きと思わないでよね。」

ラウラは反論したとプんすかと年頃の我儘娘のような顔になる。
吉野はあはははははと笑う。
二人はそのあと、惑星エデンを眺める。

吉野大樹「なぁ少し聞いていいか?」

ラウラ「なぁによ?」

吉野大樹「こっち(地球)とゼントランの方、どちらが楽しかったか?」

地球とゼントラン、どちらが楽しかったのか。
戦争しか知らないゼントラーディ人は文化と言う未知の存在を知り、その虜にはなった。
しかし、彼らは戦闘前提で造られた人種であり戦闘や争いを好む。
文化に触れても結局彼らは最後まで武器を捨てる事は一部を除き拒んだ。
多くのゼントラーディ系地球人の大部分は軍属か、それとも反政府組織の一員かに分かれれている。

ラウラもそのゼントラーディ系地球人の一人である。
歴史の本を読むのを日課にしているラウラでも、戦闘本能を抑えられない時はまれにある。
本人はどっちが楽しかったのか、吉野も気になる。

ラウラ「それは・・・・・・なんとも言えないけど今かな。」

ラウラが選んだ答えは今である。
つまり地球の方である。

吉野大樹「今って地球なのか?」

ラウラ「そ言う事よ、理由はねぇ~そう料理も上手い面白い歴史がある。可変戦闘機もあるいろいろ魅力的だからかな。」

ラウラは好奇心が旺盛であり、可変戦闘機との模擬戦でバルキリーに一目惚れして今のSVF-64アンサーズ隊員となっている。
今では彼女は熱心な地球文化愛好家の一人になっている。

吉野大樹「魅力的?」

ラウラ「そう魅力的よ、地球人には平凡だけど私たちゼントラーディ人からしたら魅力的なんだよ。」

ラウラは吉野の顔を見ながら言う。
そして視線を惑星エデンの方へ向ける。

ラウラ「もし、あの大戦がなかったら私は地球人が造った魅力的な歴史に出会う事もなく何処かで戦ってもしくは監察軍に撃墜され死んでいたのかもしれないわね。」

ラウラいやゼントラーディ人達は地球人と接触しなかったら、文化的な生活を送る事は一生なかっただろう。
あの大戦は地球人の壊滅、ゼントラーディ人75億人死亡と言う惨劇はあった。
だがその犠牲と引き換えに得た物は社会的にも大きい。
それはラウラ達ゼントラーディ人も吉野達地球人も共通して言える事である。

吉野大樹「そうか・・・・・・」

吉野は黙って納得する。
ゼントラーディ人はプロトカルチャーが権力争いのために造り出した生物兵器である。
プロトカルチャーによって遺伝子操作された人類とは兄弟的存在であるが、目的の使用法が違った。
死んでも直ぐに補充できるように合成施設でクローニングする。
ミリアやデワントンやラウラがどんなにエースだろうが、結局は捨て駒同然である。
ゼントラーディ人を制御できなくなったプロトカルチャーは滅びたが制御を失ったゼントラーディと監察軍勢力はお互い憎しみ合わずに命令された遺伝子上のプログラムにより戦い続ける。

吉野は彼女を戦争の道具にして造り出したプロトカルチャーに怒りを覚える。

ラウラ「逆に質問していい?」

吉野大樹「なんだ?」

ラウラ「大樹は私の事をどう思う?」

吉野大樹「私の事?そうだな・・・・・・・・」

吉野はラウラの質問に対して回答するのに悩む。
下手な回答は言えない、下手な回答をしたらラウラは怒るかもしれない。
案外、吉野は女に弱い部分がある。
そして意を決し思った事を言う。

吉野大樹「まぁ見た目は活発そうな美人後、生意気そうなじゃじゃ馬だな。」

ラウラ「美人は嬉しいけど、じゃじゃ馬って何よ!私はメルトランとは言え文化的な性格をしているのよ。んも~」

吉野の問いに対しラウラは腕組みをしながら膨れる。
吉野はそんなラウラがかわいいと思える。
メルトランはスタイルのいい美人しかいない、プロトカルチャーは変態的な趣味がある。
吉野はそう思ってしまった。

するとラウラは一瞬何時ものような元気な姿ではなく。
大人の女性のような表情をする。

ラウラ「まぁ私のくだらない独り言だけど、一度選んだ道は私の命が尽きるその日まで突き通すつもりだわ。」

ラウラのくだらない独り言、それは一度選んだ道は自分の命が尽きるまで突き通す。
地球の軍人や偉人達の名言漁りをしているラウラらしい言葉である。
吉野はラウラが一度決めた事は最後までやり通す。
信念深い人物であると分かった。

ーラウラが腕組みを解除し。
一回ジャンプする。

ラウラ「さぁて大樹そろそろ更衣室に行くわよ、青い空で飛んでみたいわ~お先に~」

ラウラは何時ものように更衣室へ走って向かう。
吉野の目の前にいるのは、ゼントラーディ人であるラウラではなく人間としてのラウラである。

吉野大樹「まるで普通の女か、結局ゼントランも地球人とは変わらずか・・・・・でもラウラと結婚する男は一生尻に敷かれそうだな。」

今回のラウラとの会話で桐原はこう解析し、ゼントランの女性も結局は根は地球人と同じだという事を再確認した。
再確認した吉野はラウラの後を追うように更衣室へ向かうのであった。
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