マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第123話 エリア.アスタロス14

2017-05-07 12:45:05 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
反統合系ゲリラ組織がエリア.アスタロス正門を襲撃してから始まった戦闘は新統合軍の混乱と言う最悪な形で始まった。
各部隊は統制がとれないまま武器を取って戦うが、統制のとれる反統合系ゲリラ組織のゲリラコマンド兵の前に多数の死傷者を出す。

唯一統制の取れている部隊は元田司令周辺である。

元田大佐「やれやれ反統合系ゲリラ組織の最後の攻勢か・・・・・・・」

赤松正幸「大胆にやるとはな、ただの攻撃とは思えな。」

元田大佐「この調子だと航空攻撃はあるな。そうでなければ一連の攻撃に説明はつかんな。」

この攻撃には航空攻撃があると推測。
推測通り反統合ゲリラ組織は航空部隊をエリア.アスタロスに向けて出撃させている。
その残り時間は10分である。

元田大佐「航空隊出撃せよ!!」

赤松正幸「滑走路に近い者に指令を出します。」

元田の意を受け無線で滑走路にいる隊員に出撃命令を出す。
幸い銃撃戦がないためその場にいたパイロットは直ぐ様VF-5コルセアに搭乗し緊急発進した。
コルセアだけではなく同基地所属のVF-1バルキリーも上空に上がった。
その光景は基地に接近していた反統合系ゲリラ組織の航空隊にも確認できた。

「コマンダー、敵既に迎撃機(インターセプト)を出撃させています。」

「新統合軍の狐めやはり出てきたか、機種は?」

「VF-5コルセアとVF-1バルキリーの混成部隊数は10機です。」

「そうか・・・・・・・・・相手には不足はないな、だが最優先は滑走路だ!!そいつを徹底的に叩け!!!」

航空部隊の指揮官はそう言って隊員達に指令を出す。
最優先攻撃目標は滑走路の破壊、破壊してしまえば航空部隊は発進できなくなる。
反統合系ゲリラ組織航空部隊はその目標にめがけてただ前進する。

その頃。

                         パンパンパンパンパン

ラウラは兵舎前で反統合ゲリラ組織のゲリラコマンド兵と銃撃戦を繰り広げていた。
拳銃しかなくアサルトライフルしか装備してないラウラ達は火力的に不利を強いられる。
唯一アサルトライフルを持っていたのは大樹であり奇跡的に支給された物を使用している。

ラウラ「大樹アサルトライフル貸して!!」

吉野大樹「なんでだ!!お前には拳銃があるじゃねぇかよ!!」

ラウラ「正直火力不足だから頼りないのよ、とにかく貸して!!」

吉野大樹「・・・・・分かったよ、だけど俺を死なすような事をしないのが条件だ!!」

ラウラ「エスケスタ。」

ラウラはアサルトライフルを大樹から奪うように借りる。
大樹からアサルトライフルを受け取るとゲリラコマンド兵の脳天に向けてヘッドショットする。
ヘッドショットを受けたゲリラコマンドは前向けに倒れていった。

吉野大樹「うへぇすげぇ。」

ラウラ「次はぁと。」

横水平撃ちをする。
アサルトライフルは激しい銃声でどんどん相手を潰していくが、全てヘッドショットである。

ラウラ「これで正面にいる敵は排除されたわね。」

吉野大樹「案外やるもんだな。」

ラウラ「まぁね。」

ラウラのアサルトライフルによって化けた攻撃でこのエリアのゲリラコマンドは全滅する。
だが全滅したわけではないので他の地区で孤立した部隊の救助をしなければならない。
次のエリアに向かおうとした瞬間。

ズガァァァン ズドォォォォン

滑走路と上空の方で物凄い爆発音が聞こえる。
例の航空隊と既に飛びあがったシデン隊のドックファイトの光景。
そして攻撃され破壊され炎上する滑走路の姿。
その光景はびっちりラウラと大樹の目に映っていた。

ラウラ「航空部隊もいたのか・・・・・・・」

吉野大樹「どうする?」

ラウラ「私、出撃するわ。」

吉野大樹「出撃するって?まさか・・・・・・・・」

ラウラ「なぁに驚いているのよ?私の愛機を出して出撃するのよ。」

ラウラは航空隊の姿を見て出撃する決意をするが、大樹は不安な意味で驚いた。
戦闘中の最中、まさか離陸しようとは・・・・・・
普通に考えたらゲリラコマンドに遭遇してかなり危険である。

ズドドドドドドドド ズドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドド

近くに銃撃音。
ゲリラコマンドが近くにいる、それに滑走路付近だ。
このままラウラを滑走路まで向かわせるのは危険すぎる。
よしラウラ危険だから行くなと言おうとした瞬間・・・・・・・

吉野大樹「なっ・・・・・・・・」

既にラウラは滑走路に行った後であった。
大樹は目の前が真っ暗になってしまった。

ズドドドドドドドド ズドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドド

「小娘だ!小娘が滑走路に向かっているぞ!!」

「女だろうと構わん、ぶっ殺せ!!」

ズドドドドドドドド ズドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドド

滑走路に向けて走るラウラはゲリラコマンドの銃撃戦にさらされる。
無数の銃弾がラウラに向けて放たれるがラウラは気にしないで全力で走り滑走路の愛機に向けてはしる。
この走りは一般の兵士では確実に真似のできない事である。

ラウラ「くそ銃弾が多すぎる、目の前にも銃弾があるし。」

ラウラの走りは匍匐前進に近いものである。
銃弾が当たらないように溝道を走り安全地帯まで向かっている。
だがその走りも終わりをつげる。

                                カラン

ラウラ「グレネード!?」

ラウラの走っている溝にグレネードが投げ込まれた。
当然ながら安全ピンが抜かれている。
直ぐ様溝から一気に走るが・・・・・・・・・

ズガァァァァァァァァァン ズドドドドドドドドドドドドド

手榴弾の爆発音と銃撃が叩きこまれる。
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